サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【3】第一話その2 新天地とホームシック

 

欧州博覧会で、エリカと出会ったその日の夜。

着任届けを提出するため、

大神は改めて、日本大使館を訪れました。

手続きを済ませれば、

大神は晴れて日本大使館員です。

 

正式に上司となった迫水氏は、

大神の歓迎会を兼ねて

「とびきりの場所」に連れて行ってくれると言います。

 

はたして移動した先は、

ネオンサインきらめく劇場でした。

その劇場の名は「シャノワール」。

昼間、エリカからもらったチラシのお店です。

 

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▲どこかで聞き覚えがあると思ったら

 

立派な内装の店内には、

タキシードやドレスのお客さんがいっぱいです。

アニメーションが始まって、

舞台には黒猫を模した衣装の少女が2人。

司会進行を務めています。

 

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▲ステージも黒猫モチーフだ

 

司会に振られて舞台上に飛び出してきたのは、

白い全身タイツに猫耳をつけた美女軍団でした。

私「エエエエエエエエエェエェアアエエエ??

これはあれだぞ、ヘタに布面積が少ない衣装より

よっぽどえっちなやつだぞ。

画面に向かってしっぽの垂れた尻を向けられたときには

私はどこを見ていいかわからなかったよ。

いや尻を見たけど。

 

これを見た大神も一言感想を漏らし、

「すばらしいですね」

おいおいマジかこのオープンスケベ。

 

そんなに感情を込めて言うんじゃない。わかるけど。

 

しかし大神が本当に感慨深げなので、

私の反応が間違っているような気がしてきます。

 

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▲でもだって、これだぜ兄さん

 

中には1人だけ、黒い衣装の女の子もいて、

おそらく彼女が主役なのでしょう。

その黒猫の彼女は、

あろうことか例の天然少女、エリカくんです。

 

大神もさすがに気がついて、驚きつつ

エリカくんを熱心に見つめましたが、

間もなく彼女は回りを巻き込んで大転倒。

団子になって倒れてしまったダンサーたちを隠すべく、

大慌てで幕が引かれて、大神は

「やっぱり」とため息まじりに言うのでした。

 

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▲楽しそうに踊るエリカ

 

 

さて、迫水と大神の着くテーブルにやってきたのは、

この店のオーナー、マダム・グラン・マです。

今日のレビューはどうだった?と聞かれて、LIPSで

「さすがは巴里の舞台ですね」と

ひとまず褒めておきます。

すると信頼度が上がる音がして、

そうだろうとマダムはにっこり。

ん? いや待ってくれマダムも攻略対象だったりするのかい?

 

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▲ふくよかでいかにも「女主人然」としたマダム

 

日本の帝国歌劇団に話が及んだ際にも

LIPSが発生し、

そこでモギリをしていたことを告げると信頼度がアップ。

まったく謎のご婦人である。

 

彼女が連れているのは、

先ほど司会をしていた女の子たちに見えます。

マダムが秘書と紹介した彼女たちは、

メル・レゾンとシー・カプリス。

 

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▲こっそり腕を組んでいるのを私は見逃さないのだ

 

左がシー、右がメルだ。

シーくんは明るく少し舌足らずな喋り方をする少女で、

メルくんはハキハキと真面目そう。

彼女たちが劇場を案内してくれるといい、

シーくんは売店でブロマイドを売っているそうなので、

帝劇三人娘的なポジションの子たちなのだと理解しました。

 

 

彼女たちが去った後、

ステージに現れたのは

先ほどの黒猫衣装のエリカくんです。

ここで現れたLIPSは、

初登場の「アナログLIPS」。

回答の“強さ”を調節し決定することで、

トーリーが展開していくというシステムです。

今回はエリカくんに声援を投げかけるシーンだったので、

目盛りをめいっぱいまで引き上げて

大声を上げます。

大きな声援に、エリカの信頼度がアップ。

うーん、新しい。

また入力を迷うシステムですなあ。

 

大神がエリカと知り合いらしいことに気がついた迫水氏は、

楽屋に挨拶に行くよう大神を促しました。

「30分後にロビーで」

LIPSでそう約束した後は、

3で初の自由行動です!

 

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▲うわー、立体的になってるー!!

 

自由行動といえば、

まずは売店ですよね!

あとは時間の許す限り、シャノワール内を探検です。

 

売店→売り子をしているシーくん

売店では、ブロマイドの購入と

シーくんと会話することができた。

ブロマイドは、まだエリカくん1種類だけ。

シーくんと話をすると、LIPSが発生し、

「売店の仕事はどう?」と軽いジャブで過ごした。

なお、シーくんも信頼度の上がる音がした。

 

バー→工具を持ったおっちゃんに絡まれた

巴里の酒は飲めないってか?!と怒鳴られたかと思いきや、

機嫌よくウィスキーをおごってくれたり、

完全に酔っ払いっぽい。

せっかくなので飲んでみると、

信頼度の上がる音がして(?!)、

俺を探している人物がいたら「いつもの場所にいると伝えてくれ」

と言い捨てて去っていった。

ウィスキーを飲めたら一人前の巴里の男だそうだ。

うーむ、私は巴里の人間にはなれそうにないな……。

 

楽屋→エリカくんに会えた!

1、2の手カーソル画面が、

3では「ネコカーソル」になっている。

 

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▲ただただ純粋にかわいい

 

服を調べると、LIPSが発生。

似合っていると褒めると、信頼度が上がりました。

そういえば大神さんの服も赤いのでお揃いですね!

とエリカ。あっ自然にときめかせてきやがる……。

他にも、髪を調べると触らせてくれたり逆に触り返してきたり、

目を調べるとにらめっこが始まったり、

とにかく社交的で元気でかわいい。

ちなみに、髪を触った時にも、にらめっこのLIPSで勝っても

信頼度がアップした。大盤振る舞いだ……。

 

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▲髪がやわらかいと褒めると照れる。かわいい。

 

話しかけるとLIPSが発生して、

他に知りたいことは?と問えば

フンドシについて聞かれたし、

日本での仕事について教えると

いいところでぶった切ってしまうなど(でも信頼度は上がる)、

自由奔放なエリカくんだった。

もしかしたら他にも色々出たのかもしれないが、

二度話しかけたら立ち去ってしまった。

ちょっと惜しいことをしたかな。

 

道具部屋に向かう途中、舞台裏→

いつか舞台に立ってみたいというシーくん

司会も大切な仕事だとLIPSで伝えてみると、

信頼度がアップした。

どうもサブキャラクターも

信頼度がアップするシステムらしい……?

何に関わってくるんだろう。

 

道具部屋→何かを探しているらしいメルくん

メルくんに塩対応をされたところで、

シーくんもやってきてLIPSが発生。

「気にしていない」と告げると、

メルくんの信頼度が上がった。

メルのことわかってるね!とシーくん。

 

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▲あっかわいい……

 

道具部屋から出た廊下→大変です!と厳しい顔のエリカくん

何事かとついていってみると、

行き先は厨房。

クレープを落としてしまって、

デザートが足らなくなってしまったというのだ。

な、なんだそんなことか……。

早速事件かと思った。

ダブルLIPSが発生して、

クレープを作っていくことになる。

 

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▲バナナとチョコと……完全に私の好みでチョイス

 

最終的にバナナチョコクレープが完成した。

信頼度は大きく上がり、

エリカくんも満足してくれたっぽい。

 

 

ここで時計が19:25だったので、

ロビーへ向かい迫水氏と合流しました。

時間にも正確なんだな、と迫水氏の信頼度がアップ。

 

最後に、メルくんとシーくんに

お土産のオルゴールを渡されて、

大神はシャノワールを後にしました。

 

 

巴里では一人アパート暮らしです。

帝劇でみんなで暮らしていたのが懐かしいですね。

大神が日本を発ったのはひと月前のことで、

大神も思わず花組や帝都のことを思い出します。

やめてくれよ、昨日の今日でちょっと涙腺弱いんだよ。

 

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▲切なくなるようなモノローグだ

 

大帝国劇場は自分の家のようなものだった、

という大神の独白に、

「そこまで思っていたのか」とちょっと目を瞠りました。

大神は主人公でありプレイヤーの分身でもあるので、

こういう感情的なところって

あんまり前面に出てこないんですよね。

大神の肩を叩いてやりたくなりました。

 

 

しんみりしてしまった私ですが、

大神が眠り場面が転換すると、

涙が吹き飛びました。

 

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やばい超濃いやつ来た。

 

笑い声は「ウサ」、語尾は「ピョン」。

これフランス語でどう表すんだろうとかは

言っちゃあいけないお兄さんとのお約束だな。

 

愉快な見た目の男ですが、

喋っている内容は物騒極まりなく、

切るピョン、切るピョン、人間を切るピョン!

とかなり過激。

 

 

夜更けの巴里に、

おかしなウサギのおかしな笑声が響くのでした。

 

その3に続きます。

 

【3】第一話その1 Bonjour, Paris!

 

時は太正15年、花の都・巴里。

ハイカラな茜色のスーツ姿の男が1人、

この華やかな街に降り立ちました。

 

春の帝都を旅立って、

一体どれだけの月日が流れたことでしょう。

 

1日です。 

 

サクラ大戦2の熱気も冷めやらぬ今日この頃ですが、

早速サクラ大戦3のプレイ日記を始めます。

 

前作サクラ大戦1と2のクリアデータは、

はてさてどんな効果があるのやら?

今回も楽しみです。

 

例によって、攻略本・攻略サイトの使用は禁止。

感情、もしくは体が勝手に動くままに、

初プレイならではの気持ちを大切にして

プレイしていきたいと思います。

  

 

OPムービーを見て最初の感想は、

ワーォすっごく動く。

めっちゃきれい。

すごい。

だいたいこんな感じです(笑)

これが噂のサクラ大戦3のOPかとのけぞりました。

 

いやはや1から2になったときも、

十分「きれいになったなあ~!」と感動したのですが、

3は桁違いですね。

このOP映像に関しては、さすがにと言いますか

初めて見たというわけではないのですが、

実機で見るとなおのこと、

いっそドン引きするような凄さが……。

 

あんまりにも動くので、

まともなスクリーンショットが撮れませんでした。

また別の機会に、録画してコマ送りで

じっくり見たいと思います。(笑)

 

感動のあまりOPを3周ほどし(笑)

ようやくプレイ開始です。

なんだか2の初めにもこんなことをしていた気がするな。

 

---

 

OPに負けず劣らず、

最初のアニメーションムービーもきれいでした。

 

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▲路面の反射まで美しい

 

不穏な紫色の稲光と曇る夜空に、

橙色の蒸気灯の灯りも美しい巴里の町並み。

尖塔の先端に立つピエロの影が、

不穏な言葉を囁きます。

 

その影が掻き消えて、

次に画面を埋めたのは

「MARSEILLE PARIS(マルセイユ発パリ行き)」

の文字を掲げた列車です。

 

ホームに滑り込んできた列車から、

降り立った男はもちろん、

大神一郎その人でした。

 

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またそんな変わった色のスーツ着て!

 

2のラストで、海軍中尉に昇進した大神。

その顔は希望に満ち満ちて見えます。

 

異国の駅の構内をぐるり見回した大神は、

鞄を持ち直し、颯爽と駅を後にする……

というのが、3最初のアニメーションの一連の流れ。

ここでもやっぱりのけぞる私。 

 

に、人間くせー…………。

 

何が人間臭いって、大神の挙動のひとつひとつがです。

 

電車のタラップを降り、鞄を置いて一呼吸。

身を屈めて鞄を再び持ち上げて、

歩きながら俯き鞄を持つ手を変え、

空いた手で頭をひと撫で。

 

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▲颯爽と歩いて行く大神

 

この動きがもうぬるんぬるん。

鞄の重心を感じる動きとか、もう変態くさいくらいだ。

日常動作を描くのが一番難しいんだと

どっかで見たような記憶がありますが、

大神がめちゃくちゃかっこいいので

なんだか理不尽にむかつきます(笑)

いやニヤニヤします、楽しみです。

パリでの生活に夢が膨らむ、

素晴らしいスタートですね。

 

 

大神がまず向かったのは日本大使館です。

ここにいる駐在武官・迫水典通大使が、

このパリで大神の上司となる人物です。

 

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▲物腰の柔らかい紳士だった

 

ところどころに、

フランス語を混ぜて話しかけてくる彼は、

いかにもフランスはパリに住んでいる人らしく

(勝手なイメージですけどね)

スマートそうな出で立ちで、

しっかりした人物に見えます。

米田のおっちゃんなんか、

初対面で飲んだくれていたのになあ……(笑)

 

これから出かけてしまうという迫水氏は、

大神に欧州博覧会のチケットをくれました。

 

大使館からも近いようなので、

大神はさっそく、会場へ足を向けます。

 

 

大神がここで出会ったのは、

暴走する蒸気自動車でした。

アニメーションが始まって、

暴走する車が、大神に向かって突っ込んできます。

ここでLIPSが発生、

「跳んで避ける」を選択すると……

なんと終わったように思ったアニメーションが再開し、

大神が車を跳んで避ける!

文字ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、

つまり、アニメ→LIPS選択→アニメ再開と、

LIPSとアニメーションがシームレスに

繋がっているんです。

 

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▲この画からアニメーションが再開する

 

3をプレイ済みのみなさまからすれば

「何を今更」という感じでしょうが、

いやこれ結構感動します。

 

 

大神が跳んで避けた自動車は、

街灯にぶつかってなんとか止まったのですが、

車の運転手は怪我をしてしまいました。

 

その車のボンネットには、一瞬

黒い毛に赤い目をしたうさぎが乗っているのですが、

今はそれよりも怪我人の方が先です。

 

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▲いかにも怪しく意味深なうさぎ

 

医者を呼ぼうとした大神に、

少女が声をかけてきます。

「待ってください」

少女が怪我人に手をかざすと、

その手が青く発光。

怪我はみるみるうちに消えていくではありませんか!

えっ、そんなおおっぴらに力を使うの、

サクラ大戦3?

 

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▲青く発光する少女

 

不思議な力で怪我を治した彼女は、 

神さまが奇跡を起こしたと言ってにっこり。

 

思えば、1や2の少女たちは

個人的に霊力を使って

何かをすることってあんまりなかったですよね。

アイリスはときどき物を持ち上げたり浮かせたり、

建物一戸爆発させたりしてたけど……。

 

LIPSで車を避けていたことにより、

彼女の信頼度が上がります。

奇跡を起こしたことを、

「内緒にしてくれ」と頼んでくる辺り

やっぱりおおっぴらには使っちゃいけないんですね。

 

突然現れて力を行使した彼女に、

終始目を丸くしていた大神。

LIPSで「君のことが知りたいな」と選択し、

声をかけます。

この選択肢もおなじみですね!w

 

一度は「名前を名乗るときにはまず自分から!」

と怒られますが、

大神が名乗ると、少女も名乗ってくれました。

 

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▲ううーむ、不思議な世界観の子だな?

 

彼女はエリカ・フォンティーヌ

サクラ大戦3のメインヒロインですね!

「これでもシスターなんですよ」

という台詞の「これでも」というのが、

どこの部分にかかった台詞なのかが

地味に気になります。

 

どうやらドジっ子属性まで持っているらしい彼女は、

大神が日本人だと分かった途端に色めき立ちます。

日本人にはちょんまげというものがあるんじゃないのか、

と言うのです。

ここで発生したのはタイミングLIPSです。

少し選択を待ってみると、

「チョンマゲには免許がいるんだよ」

 

もうこれ一択だわ。

 

2の重さの反動からか、

のっけから選択肢で遊び倒します。すると

 

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めっちゃ食いついちゃったよ

 

エリカくんはどうやら、ガチの天然さんだ!

そういえば純然たる天然ドジっ子って

今までいなかったっけ……。

大神がごまかしても、全く疑う気配がありません。

 

まぁでも、そうですね、

フランス人にたとえ嘘の文化教えられても

普通に信じちゃうもんね……。

 

すっかり楽しくなっているエリカくん。

鐘の音が鳴って、

帰らなければならないと言うときも、

なんだかすごく名残惜しそうにしています。

 

彼女は大神に、1枚のチラシを手渡しました。

 

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▲エリカくんはここで踊っているらしい

 

パリのナイトショーといえば有名ですが、

まさかそのチラシなのかな。

 

シスターで踊り子?

なんだかちぐはぐな感じがしますが、

エリカくんは看板などに頭をぶつけながら

マイペースに立ち去ってしまうのでした。

 

……そういえばこれ、

大神フランス語で喋ってるのかな……。

 

 

さて、こんなふうに始まったサクラ大戦3です。

新たな舞台パリに、

エリカくんを始めとする

新たなキャラクターたち。

どんな人々と

どんな物語が展開されていくのか、

とっても楽しみです。

 

 

その2に続きます。

 

【2】第十三話その1 尉中神大レバンガ【サクラ大戦2完】

 

あれからさらに一ヶ月。

 

大神、そしてすみれは

支配人室に呼び出されていました。

 

部屋の前ですみれに遭遇した大神とすみれは、

互いに互いが呼び出されたことを

知らずにいたため、

目を丸くしています。

 

 

米田支配人は、

耳に入れておきたい話が2つある、

と切り出しました。

 

さっそくひとつめの話題に入る米田。

な、なんの前置きも溜めもナシかと

ちょっと心の準備をしそこねました(笑)

 

ひとつめの知らせは、

大神の少尉から中尉への昇進でした。

なんだか自分のことみたいに嬉しかったなー。

 

いや、大神はこのゲームの主人公という意味では

自分の分身なので間違いじゃないんですが、

そうとも思いきれない愛すべきキャラクターの1人ですよね。

 

LIPSが発生し、

「粉骨砕身の覚悟で頑張ります!」

といつもの返事。

横で聞いていたすみれも喜びます。

いつも通り少尉と呼びかけて、

米田に指摘されてしまうのですが(笑)

 

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▲習慣になるほどの月日を過ごしたんだなあ

 

なんだか感慨深い気持ちになりますね。

 

 

では、ふたつめの話題は?

大神が促すと、

米田は真剣な顔つきになりました。

お前の将来性を買われてのことなんだが、

と今度は少し間を置きました。

そして大神に向かって、

軍の留学生としてパリに行ってもらうことになった、

そう告げるのでした。

 

(こういう流れでパリに行くのかー!と私)

 

驚く大神とすみれ。

必然的に訪れる長い別れに、

すみれは表情を曇らせます。

 

米田は驚きを隠せない大神に、

大きくなってこい、と背中を押しました。

LIPSが発生し、

「わかりました」と選択。

出発は1週間後です。

 

支配人室を出たすみれは、

またお別れですのねと呟きました。

そうか、1から2の間にも、

大神は海軍の演習で1年間不在だったんだっけ。

 

しかし、すみれは笑います。

自分が自分の道を信じて行くように、

大神にも自分の道を進んで欲しいのです。

 

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▲自分を貫いて生きる強さがすみれくんの魅力

 

離れていても、心を通い合わせることはできる……

それを教えてくれたのは家族や大神だと、

すみれはそうも言うのでした。

 

でも、寂しくないわけがないんだよな。

 

 

いよいよ、大神がパリに出発する前日になりました。

米田に促されて、

大神は最後のあいさつを述べます。

なお、個人的に下手な死ネタより

こういうお別れの方が泣けるタチなので

若干涙腺が怪しいです。

 

LIPSで、花組のみんなに一言送ろうと決めました。

 

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▲長い一年だった

 

 

みんなと過ごした1年は楽しかった。

そう告げた大神に、

花組からも一言ずつ送られました。

 

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▲大神不在の間、また隊長を務めるのだろうマリア

 

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▲泣きそうになっているのか、顔が赤い紅蘭

 

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▲明るく力強く言った織姫

 

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▲泣きじゃくるアイリス。もらい泣きしそうだから勘弁してくれ!

 

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▲背中を押してくれるカンナ

 

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▲最後まですみれらしい

 

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▲真摯な顔をしたレニ

 

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▲笑顔で送り出してくれるさくら

 

事務のかすみたちも交えて

昇進祝いと送別のための宴会を行い、

夜も更け……。

 

部屋を訪れたすみれは、

船の中で読むようにと言い残して

大神に手紙を渡しました。

 

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▲小さくサインが入っている

 

 

出立の日の朝は早く、

唯一声をかけてきたのは

いつものように唐突な加山でした。

 

そういえば、ミカサに乗り込む前に別れたきり、

最終回のエピローグの中で

ひっそりと小さくいただけだったな。

改めて無事でよかったなあ、加山も……。

 

加山は、大神が早めに出て行くのを察知して

わざわざ声をかけてきたようですが、

その割に、言葉少なでした。

 

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▲その変な柄のネクタイとド派手なスーツも見納めか……

 

最初に現れたときには

「と、突然どこから湧いてきたキャラだよこいつ」

とテンションの高さについていけなかったものですが、

話が進めば進むほど好きになる男だったなあ。

 

 

みんな……さようなら。

帝劇に別れを告げた大神は、

横浜の港で、大神は船と向かい合っています。

 

これが本当に最後のアニメーションです。

 

デッキと岸壁の間には、

別れの握手の紙テープが

無数に伸ばされていました。

船と紙テープでのお別れって、

自分の立場では

そんなによく目にする光景ではないのですが、

なんでこんなに郷愁や哀愁をそそられるんですかね。

 

目を閉じ、微笑んで、

旅行かばんを持ち上げ、タラップを踏む大神。

その背中を追いかけるように、

女の子たちの……花組の声がします!

 

ついに船が出港し、

遠ざかる船に向かって、花組が敬礼。

大神も返礼しました。

 

 

最後に、花組が掲げたのは

「ガンバレ大神中尉」

の横断幕でした。

 

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▲だんだん小さく、小さくなっていく……

 

 

船の上で読んだすみれくんの手紙はこうです。

 

大神がパリに旅立つと聞いて

悲しんでいたすみれですが、

帝劇花組のトップスターとして

主演で花組の欧州公演をするのだと

決意したんだそうです。

 

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▲いい顔をしてるなあ大神

 

花組トップスターとのパリでの再会は、

すみれが夢見る通りに

ロマンチックなことでしょう。

 

それまでしばしのお別れです、

そう締めくくられた手紙の末尾は

「かしこ」となっていました。

 

そういえば、1の自由行動で、

すみれくんに

手紙の結びの言葉を聞かれるシーンがあったな。

もうすでに懐かしいです。

 

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▲2周目で遭遇したイベントだったので、

 本プレイ日記には書いていなかったのですが

 

 

大神がデッキから空を見上げ、

今度こそ、サクラ大戦2は終了です。

 

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▲最後の絵は神埼邸で撮ったのだろう1枚だった

 

 

エンディングを迎え、

タイトル画面に戻ってきました。

 

最初の1ページに加わったのは、

すみれさんのサインです。

彼女と終えた1周目は誇らしかった……!

 

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▲ありがとう、すみれくん!

 

 ---

 

ここからは総まとめと

ちょっとこれからの予定の話です。

 

サクラ大戦2全十三話の投稿にかかった期間が

更新していない日を含めて数えても、約1ヶ月半。

1の全十話を1周するのにかかったのが

1ヶ月と1週間ほどだったことを考えると、

期間だけを比べてみれば

そんなに違いませんでした。

 

しかし、2は、1と比べて

1話1話のボリュームが増したように感じましたし

戦闘もたくさんあったので、

体感的にはもっと長くかかったような気がします。

 

印象深かったイベントを思い返していたのですが、

一番ショックだったのは

米田のおっちゃんが撃たれた第二話、

一番楽しかったのは

みんなで夏休みをもらった第五話、

一番いいなと思ったのは

レニが青い鳥をみつけた第六話でしょうか。

 

ショック部門(?)の第二話は、

二話にしてまさか

おっちゃんが撃たれるとは思わず、

心の支えを失ったような心地にさせられました。

 

楽しかった第五話は、

そのままその通りの感想なのですが(笑)

2の中ではテンションの高いストーリーでしたよね。

すみれくんの水着も最高だったしね。

一方で、マリアと大神の絆の深さを再認識して

その辺りも印象深かったです。

どうも逃したレニのイベントがあるようなので

これの回収をしたいなあとうずうずしています。

 

第六話は、青い鳥というお話と

レニの境遇がリンクして、

「しあわせ青い鳥は、こんなに近くにいたんだ……」

と締めくくられるのが美しかったです。

レニの心に初めて触れた回でもありました。

 

 

心残りなのは、

体が勝手に……を

あんまり回収できなかったことですね!(笑)

けっこうずっしり来るシナリオも多くて、

1のようにライトには

プレイできなかった部分も

多かったように感じます。

 

 

プレイ外の思い出としては、

「1周目のヒロインを誰としてクリアするか」で

1週間くらい悩んでいたことですかね(笑)

それくらいそれぞれに思い入れが深くて、

1もそうでしたが、

みんな大好きになれました。

 

2の他のキャラも攻略しなくちゃあ、

と思っているのですが、

実はこれを書いている最中にも

3の溜めている分がありまして、

早ければ明日にも更新していく予定です。

なので、2の他のキャラの攻略は、

少し後回しになりそうです。

というか、

1もまだ全員クリアできていないしね……。

 

息抜きがてら

ちょっとずつ進めてはいるのですが、

本格的なコンプリートはいっそ

4まで駆け抜けてからでもいいのかな、

と思っています。

 

 

そんな私はOVA「轟華絢爛」を見ておりまして。

夢のつづきをBGMにスタッフロールが流れ始め、

最後に船を見送るシーンで、

やっぱりだばだばに泣きました。

 

いやあ、帝劇に帰ってきた花組

笑顔で迎えてくれた大神がさ、

パリに行ってしまったら

もういなくなっちゃうわけじゃないですか、

当たり前なんですけどね。

大神が帝都にいないのかーって思うと、

また花組の気持ちを思うと寂しくなります。

空になった部屋も切なかったし。

 

でも、もっとしんみりするはずの別れのシーンでさ、

夢のつづきをBGMに

みんながわーっと笑顔で駆けてきてさ。

「だけど夢はつづく!」

大神も笑顔で手を振って、

紙テープや紙吹雪が舞って、

いやあいいエンディングですよね。

夢のつづきがまた、

自分の思い出を掘り起こされる曲で、

言うまでもなくイイ曲なので、仕方ないんだよ……。

サクラ大戦2も楽しかったなあ。

 

 

さぁ帝都に別れを告げて、

一旦、サクラ大戦2はおしまいです。

 

次なる舞台、

サクラ大戦3でお会いしましょう。