第十話その1 最後の戦いへ
いよいよ最終回。背景に桜が舞う第十話です。
殺女のスチルはどれも美しいですな……。
▲霊子砲発射の準備が進められている
十二支の書かれた文字盤のようなものが映し出されて、
てっぺんの「子」の文字が赤く光りました。
作戦室のモニターに、壊滅状態の東京各地の様子が
映し出されています。
ショッキングな映像です……。
作戦室の面々と順番に話をします。
アイリスに話しかけたとき、LIPSが発生。
「とにかく出撃しよう」「少し考えよう」と出て、
少し考えようを選択。しかし…と言い淀む紅蘭に、さらにLIPSが発生、
「やはり出撃しよう」「いい考えはないか」と出て、
いい考えはないかを選択。作戦室での会話が続く。
作戦室左奥から、
すみれ→マリア→アイリスでLIPS→さくら→紅蘭……と順に話しかけていたら、
紅蘭で話が進んでしまい、カンナに話しかけることができませんでした。
わーっ、そんなのありか!話しかけたかった!
米田のおっちゃんとも話してないし!
私の叫びも虚しく、米田の号令により、花組は翔鯨丸で出撃していきました……。
▲カンナが舵を取っている
大神が号令をかけ、カンナが舵を取り、マリアが砲撃手を担当。
海軍の戦艦を彷彿とさせます。
隊長が帝撃に配属にならなければ、彼はいつか
こうしてどこかの戦艦を指揮することになっていたのかな。
翔鯨丸の主砲で砲撃した聖魔城の城門は、
しかしびくともしませんでした。
その頃帝劇の支配人室では、米田長官が苦々しい独白をしていました。
花組を戦わせ、自分は何もしていないダメ軍人だとこぼす米田。
見つめる視線の先には、あやめを含めた花組たちの写真があります。
写真中央でおどける米田が、対降魔特殊部隊の面々との写真と
同じポーズを取っているのが胸に痛い。
▲米田の仲間はまた失われてしまうのか?
しかし、米田が決心したように叫んだとき、
アニメーションが挿入されました。
機械音とともに、床や壁が割れ、倒れ、動いていく…………
え?????????????wwww
花組が立つ舞台の床が割れ、メインブリッジへ早変わり、
そこには当然のように、帝劇三人娘が
花組のものにも似た戦闘服を着て座っています。
艦長席に座った米田が号令。
「空中戦艦ミカサ、発進!」
▲三人娘が凛々しい!
か、カッコイイ~~~~~~……?!??!!?www
銀座の大地を割って発進した巨大な戦艦・ミカサは、
艦橋(?)にそのまま帝劇を乗っけています。
なんだこりゃあwwwwwwww
戦艦は聖魔城へ向けて砲弾をぶっ放し、
城門を木っ端微塵にしてしまいました。
ミカサが空けた風穴に、翔鯨丸が突撃。
ここから戦闘フェーズです。
城門前で、まずは降魔の大群と戦います。
数がめちゃくちゃに多いので、ここは必殺技を駆使して蹴散らします。
そこへ差し向けられたのは、
黄昏の三騎士を名乗る猪鹿蝶でした。
い、生きとったんかお前ら!
三騎士を前に、猛々しく吼えたのはカンナでした。
門の開閉装置を壊して、みんなと自分とを分断すると、
先に行けと言い放ちます。
▲置いていけない、という大神に叫び返すカンナ
カンナらしくも、不器用で、厳しい叱咤。
それを後悔するようなカンナの台詞が切なかった……。
そして、猪の乗る魔操機兵に、ひとり立ち向かっていきました。
▲カンナ最後の一撃
一方、カンナと分かたれてしまった花組の面々は、
後ろ髪を引かれながらも前へ進みます。
いつもカンナと口論ばかりしていたすみれが、
悲しげに、最後までその場に佇む姿に涙を誘われる。
▲声を震わせるすみれ
と思いきや。
すみれが待っていたのは、鹿の乗る魔操機兵でした。
カンナの決死の覚悟を茶番とバカにされ、
鹿に斬りかかりますが、その力の前にあっという間に倒れ伏すすみれ機。
しかし、最後の力を振り絞って敵を貫いた一撃で
敵と共に崖底へと落ちていきました。
▲最後まで女優だったすみれ
その2へ続きます。