【2】第六話その2 揺るがぬ答え
廊下で怪しげな笑い声を立てるのは、
やはりというか、サキさんでした。
▲なんて典型的な悪役の台詞なんだ……
あろうことか、サキはレニの部屋へ侵入し、
彼女を抱き寄せてささやきます。
まるで吹き込むように、
お前は孤独だと、戦いの中では誰もが孤独だと、
友だちなんて必要ないと……。
▲レニを妖しく誘うサキ
サキの言葉に、レニの目から光が失われていきます。
サキは黒鬼会五行衆・水狐の姿に戻ると、
レニを連れ去ってしまいました……!
風の強まる中庭では、かえでさんが
何者かと会話をしていました。
▲この白いスーツ姿は……。
黒いシルエットの人物は、
米田襲撃事件、そして影山サキについて
調査結果を述べていきます。
そこで、かえではレニの危機に思い至るのでした。
大神はといえば、夜の見回りに出かけるところでした。
自由行動になったので、
ひとまず適当に劇場内を見て回ります。
ロビー→サキを探すかえで。
厳しい顔で早々に立ち去る。
浴室→カンナが入浴中だった。
こんなときになんだが、
しっかり回収しておかねばなりますまい。
……と、入ってみたはいいものの……
▲さすがカンナ。あっという間に気付かれた
タイミングLIPSで「逃げ出す」を選択しましたが、
カンナに通用するはずがなかったですね。
信頼度をがっくり下げ、
こってり絞られました……。
▲ぐうの音も出ない
正面切って怒られ、
しかも覗きに関しては100%こちらが悪いので、
縮こまるしかありませんでした。
地下格納庫→光武の整備をする紅蘭。
LIPSが発生し、「あんまり無理するなよ」と
声をかけておく。
特に信頼度に変化はなし。
薔薇組の部屋→今日の反省会をしているという薔薇組。
今日の活動の?と思ったら、
化粧や言葉遣いなどを批評し合い、
美を高めるのが目的の会合らしい……。
というか、この時間にここにいるということは、
薔薇組も完全にここに住んでいるのか?
テラス、舞台なども回ってみたがスカ。
最後にレニの部屋へ行くと、
部屋の前にアイリスがいました。
レニがどこか遠くに行ってしまうような気がした、
と不安がっています。
霊力の強いアイリスですから、
レニの危機を暗に察知したのでしょうね。
レニの部屋は扉が空いている状態で、
中に入るとレニは不在。
▲花冠だけが残されていた
そこへ紅蘭が飛び込んできて、
レニがアイゼンクライトで
飛び出していったことを知ります。
作戦室へ召集された花組は、かえでから
影山サキが黒鬼会のスパイだったことを聞かされました。
驚く面々。
かえでからは、レニの過去について聞くことができました。
レニは、欧州大戦時にドイツで行われていた
「ヴァックストゥーム計画」の生き残りだと、
かえでは言います。
それは、霊的攻撃力に優れた、
戦闘機械となりうる人間を人工的に作り出す計画で、
幼いレニはそこで
戦うことだけを教えられて生きていたのです。
改めてレニを救うという意志を固め、
LIPSで「帝国華撃団、出撃!」の号令。
その場にいる全員の信頼度が上がります。
花組は、2人一組になって嵐の中へ飛び出していきました。
大神はアイリスとともに出撃です。
アイリスのテレパシーにより、
レニのもとへ辿り着いた大神とアイリス。
▲しかし、レニの心は……
大神よ、また仲間に裏切られるのか。
水狐はレニに対し、大神とアイリスは敵だと吹き込んで、
非情にも殺せと命令します。
サキが水狐の姿をとってもなお、
大神は水狐を説得しようとします。
レニを返してくれという願いのみならず、
あのサキに戻ってくれと嘆願する姿や、
相変わらず甘いと嘲笑われる様が、
まるきり1を思い出すようで落ち着かなかったです。
どうしよう、と迷うアイリス。
彼女には「みんなを呼んできてくれ」と頼んで、
戦闘に臨むことにします。
大神には、並々ならぬ決意の色が見えました。
▲大神は何のために戦うというのだろう?
その3に続きます。