サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【2】第十話その2 愛情の形

 

大神が大広間に移動して1時間後。

調理を終えたすみれが、

大広間に現れました。

なぜかボイス付だし、すみれは案の定

「自分で料理したのは初めて」と言うし、

色んな意味でドキドキします。

 

いやあ、もう展開は読めてるんだ!

大神がどんだけウキウキしていようと、

すみれくんの手料理が食べられるだけで十分なんて

模範的な優等生の回答で微笑もうときっと、

皿の上に惨劇がそっくりそのまま乗ったような

そんなもんが出てくるんだ!

 

そして差し出されたものは、

案の定の惨劇だった!!

 

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ウ、ウワァアアアア

 

すみれくんはとうとうと、

どんなに大神を思って料理したか説明してくれます。

とりあえず調味料がカオスなことがわかり、

なぜ料理が青かったり紫色だったりするのかは

全くわかりません……(笑)

その間、大神の当たり障りのない返答スキルが

いかんなく発揮されています。

 

見るからにヤバそうな代物ですが、

さぁ召し上がれとニッコリされて

召し上がらない大神隊長じゃありません。

いただきます!と威勢よく返事をして

しっかりいただいておりました。

 

大神曰く、

「なんとも表現するのが難しい味」

だというこの料理。

味の感想をLIPSで求められて、

「個性的な味だ」と表現してみましたが、

すみれくんはご満悦。

信頼度が大アップして、大変ゴキゲンでした。

 

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▲すみれくんがかわいいから、まぁいっか!

 

 

おかわりもありますわよ!

というすみれくんにタジタジしているところへ、

やっとご両親が登場します。

 

大神をボーイフレンドと見た

すみれの父・神崎重樹さんが

大変複雑そうな声で挨拶し、

すみれの母・雛子さんも

続けて自己紹介をしてくれます。

LIPSで「その節は失礼しました」と返すと、

雛子さんはあっけらかんと

昔のことは水に流すことにしていると告げました。

 

すみれが大神に

手料理を振る舞っていることに気がつくと、

揃って目を丸くした2人。

料理の後片付けのために出ていったすみれを追うように

2人も出ていきました。

お父さんはやっぱり不機嫌そうでした……笑

 

入れ替わりに入ってきたのは

すみれの祖父・忠義さん。

資金援助のためにすみれを連れて行ったことを

後悔していないか問われ、

LIPSで「後悔していない」ときっぱり返します。

相変わらず元気がいい、と笑う声には

以前のようなトゲトゲしい雰囲気はありません。

 

大神、ひいては帝撃や、

すみれくんが帝撃の隊員として生きることを

認めてくれたのかな、と思いましたが

彼はあくまで、

すみれは神崎家を出ていった身だと言い、

すみれに会う気はないようでした。

 

 

 

少々切ない気もしつつ、

なんだかんだ平和な正月を過ごす一方。

黒鬼会は密かに動いているようでした。

 

土蜘蛛、金剛、鬼王、そして京極!

倒したと思った敵も、

死んだと思っていた敵も揃っています。

京極生きてたのかよ!!

いつぞやの自害の一報以来、

あの男も暗い力に翻弄されたひとりなのかな……なんて

感傷に浸っていた自分が恥ずかしくなりました!!

 

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▲悪役っぷりが全く健在じゃねえか!!

 

京極が向かい合うのは、

陸軍が密かに開発していたらしい究極兵器、

「降魔兵器」です。

降魔戦争の際に陸軍が回収した降魔の死体を

リサイクルして機械化したものだそうで、

なんかもう明らかにヤバい。

きな臭さしか無い。

当初の意図はわかりませんが、

帝国華撃団という正の組織を抱える傍らで、

こんな危ういこともしていたのか、陸軍は。

こういったきな臭い辺りについては、

全て京極が手配していたことだったのかなあ、

京極はいつから陸軍大臣だったんでしょうなあ。

 

京極は土蜘蛛、金剛を花組の撃退に向かわせ、

目的地を王子と定めます。

鬼王たちを煽る京極の台詞には、

八鬼門封魔陣だとか、「武蔵」の復活だとか、

また怪しげなキーワードが並ぶのでした。

 

 

場面は神埼邸に戻ります。

大神が、すみれくんが料理を片付けに行ったきり

帰ってこないことを気にして、

執事の宮田さんに声をかけていました。

 

 

 

すみれくんは、雛子さんと一緒に

庭に向かったようだと宮田さん。

さっき書き込みを読まずに後悔したので、

LIPSで「探しに行こう」と選択すると、

大神は席を立ちます。

 

 

教えられた通りに庭へ向かうと、

すみれと雛子さんが

件の縁談について深刻な顔で話し合っていました。

雛子さんは、娘を諭しているようでした。

帝撃の面々が乗り込んできたことについては

既に水に流していても、

すみれくんの立ち位置や今後の身の振り方などについては

まだまだ思うところがあったようです。

病気を騙って縁談を仕組まれたことに怒り、

頑なな態度を取る娘に対し、

謝り、真摯な態度を取りつつも、

祖父や父、母、様々な人々の

様々な愛情の形について説いた雛子さん。

 

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▲気丈なすみれくんも、まだまだ子どもなのだ

 

帝撃の新しい戦力となった天武の開発費用も、

神埼財閥が負担し、

それはおじいさんの力によるところが

大きかったのだそうです。

 

最後に、みんなが本当に

すみれを愛しているのだと、雛子さんは締めくくりました。

 

 

その場をあとにした大神は、

玄関先で慌てた様子の宮田さんと鉢合わせます。

すみれの部屋から、ピーピーと異音がすると言うのです。

「キネマトロンだ!」

ぴんときてLIPSでそう指摘すると、

大神は宮田さんにすみれを読んでくるよう告げて、

キネマトロンを確認します。

 

通信はかえでさんからで、

それは王子に敵が現れたという知らせでした。

既に出撃した他の隊員を追って、

大神とすみれも出撃せねばなりません。

 

寛大に送り出す母・雛子さんと、

急いたように、次に帰ってくるのはいつかと

尋ねる父・重樹さん。

 

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▲最後にそっと囁かれた父親の愛情

 

ああ、お父さんは不機嫌だったわけじゃなくて、

娘が心配で、でも娘の意見は尊重してあげたくて、

そんな複雑な思いを噛み砕けずにいたからなんだな、

とここでようやく理解したのでした。

 

すみれをよろしく頼む、

そう雛子さんに告げられて、

「はい!」とLIPSで高らかに返事をすると、

すみれくんの信頼度が大きく上がりました。

 

重樹さん、雛子さん、宮田さん、

そしてバルコニーからそっと見守る

忠義おじいさんに見送られて、

すみれは戦地に赴きます。

 

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▲決意も新たに

 

 

その3へ続きます。