サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【2】第十三話その1 尉中神大レバンガ【サクラ大戦2完】

 

あれからさらに一ヶ月。

 

大神、そしてすみれは

支配人室に呼び出されていました。

 

部屋の前ですみれに遭遇した大神とすみれは、

互いに互いが呼び出されたことを

知らずにいたため、

目を丸くしています。

 

 

米田支配人は、

耳に入れておきたい話が2つある、

と切り出しました。

 

さっそくひとつめの話題に入る米田。

な、なんの前置きも溜めもナシかと

ちょっと心の準備をしそこねました(笑)

 

ひとつめの知らせは、

大神の少尉から中尉への昇進でした。

なんだか自分のことみたいに嬉しかったなー。

 

いや、大神はこのゲームの主人公という意味では

自分の分身なので間違いじゃないんですが、

そうとも思いきれない愛すべきキャラクターの1人ですよね。

 

LIPSが発生し、

「粉骨砕身の覚悟で頑張ります!」

といつもの返事。

横で聞いていたすみれも喜びます。

いつも通り少尉と呼びかけて、

米田に指摘されてしまうのですが(笑)

 

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▲習慣になるほどの月日を過ごしたんだなあ

 

なんだか感慨深い気持ちになりますね。

 

 

では、ふたつめの話題は?

大神が促すと、

米田は真剣な顔つきになりました。

お前の将来性を買われてのことなんだが、

と今度は少し間を置きました。

そして大神に向かって、

軍の留学生としてパリに行ってもらうことになった、

そう告げるのでした。

 

(こういう流れでパリに行くのかー!と私)

 

驚く大神とすみれ。

必然的に訪れる長い別れに、

すみれは表情を曇らせます。

 

米田は驚きを隠せない大神に、

大きくなってこい、と背中を押しました。

LIPSが発生し、

「わかりました」と選択。

出発は1週間後です。

 

支配人室を出たすみれは、

またお別れですのねと呟きました。

そうか、1から2の間にも、

大神は海軍の演習で1年間不在だったんだっけ。

 

しかし、すみれは笑います。

自分が自分の道を信じて行くように、

大神にも自分の道を進んで欲しいのです。

 

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▲自分を貫いて生きる強さがすみれくんの魅力

 

離れていても、心を通い合わせることはできる……

それを教えてくれたのは家族や大神だと、

すみれはそうも言うのでした。

 

でも、寂しくないわけがないんだよな。

 

 

いよいよ、大神がパリに出発する前日になりました。

米田に促されて、

大神は最後のあいさつを述べます。

なお、個人的に下手な死ネタより

こういうお別れの方が泣けるタチなので

若干涙腺が怪しいです。

 

LIPSで、花組のみんなに一言送ろうと決めました。

 

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▲長い一年だった

 

 

みんなと過ごした1年は楽しかった。

そう告げた大神に、

花組からも一言ずつ送られました。

 

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▲大神不在の間、また隊長を務めるのだろうマリア

 

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▲泣きそうになっているのか、顔が赤い紅蘭

 

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▲明るく力強く言った織姫

 

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▲泣きじゃくるアイリス。もらい泣きしそうだから勘弁してくれ!

 

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▲背中を押してくれるカンナ

 

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▲最後まですみれらしい

 

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▲真摯な顔をしたレニ

 

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▲笑顔で送り出してくれるさくら

 

事務のかすみたちも交えて

昇進祝いと送別のための宴会を行い、

夜も更け……。

 

部屋を訪れたすみれは、

船の中で読むようにと言い残して

大神に手紙を渡しました。

 

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▲小さくサインが入っている

 

 

出立の日の朝は早く、

唯一声をかけてきたのは

いつものように唐突な加山でした。

 

そういえば、ミカサに乗り込む前に別れたきり、

最終回のエピローグの中で

ひっそりと小さくいただけだったな。

改めて無事でよかったなあ、加山も……。

 

加山は、大神が早めに出て行くのを察知して

わざわざ声をかけてきたようですが、

その割に、言葉少なでした。

 

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▲その変な柄のネクタイとド派手なスーツも見納めか……

 

最初に現れたときには

「と、突然どこから湧いてきたキャラだよこいつ」

とテンションの高さについていけなかったものですが、

話が進めば進むほど好きになる男だったなあ。

 

 

みんな……さようなら。

帝劇に別れを告げた大神は、

横浜の港で、大神は船と向かい合っています。

 

これが本当に最後のアニメーションです。

 

デッキと岸壁の間には、

別れの握手の紙テープが

無数に伸ばされていました。

船と紙テープでのお別れって、

自分の立場では

そんなによく目にする光景ではないのですが、

なんでこんなに郷愁や哀愁をそそられるんですかね。

 

目を閉じ、微笑んで、

旅行かばんを持ち上げ、タラップを踏む大神。

その背中を追いかけるように、

女の子たちの……花組の声がします!

 

ついに船が出港し、

遠ざかる船に向かって、花組が敬礼。

大神も返礼しました。

 

 

最後に、花組が掲げたのは

「ガンバレ大神中尉」

の横断幕でした。

 

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▲だんだん小さく、小さくなっていく……

 

 

船の上で読んだすみれくんの手紙はこうです。

 

大神がパリに旅立つと聞いて

悲しんでいたすみれですが、

帝劇花組のトップスターとして

主演で花組の欧州公演をするのだと

決意したんだそうです。

 

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▲いい顔をしてるなあ大神

 

花組トップスターとのパリでの再会は、

すみれが夢見る通りに

ロマンチックなことでしょう。

 

それまでしばしのお別れです、

そう締めくくられた手紙の末尾は

「かしこ」となっていました。

 

そういえば、1の自由行動で、

すみれくんに

手紙の結びの言葉を聞かれるシーンがあったな。

もうすでに懐かしいです。

 

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▲2周目で遭遇したイベントだったので、

 本プレイ日記には書いていなかったのですが

 

 

大神がデッキから空を見上げ、

今度こそ、サクラ大戦2は終了です。

 

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▲最後の絵は神埼邸で撮ったのだろう1枚だった

 

 

エンディングを迎え、

タイトル画面に戻ってきました。

 

最初の1ページに加わったのは、

すみれさんのサインです。

彼女と終えた1周目は誇らしかった……!

 

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▲ありがとう、すみれくん!

 

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ここからは総まとめと

ちょっとこれからの予定の話です。

 

サクラ大戦2全十三話の投稿にかかった期間が

更新していない日を含めて数えても、約1ヶ月半。

1の全十話を1周するのにかかったのが

1ヶ月と1週間ほどだったことを考えると、

期間だけを比べてみれば

そんなに違いませんでした。

 

しかし、2は、1と比べて

1話1話のボリュームが増したように感じましたし

戦闘もたくさんあったので、

体感的にはもっと長くかかったような気がします。

 

印象深かったイベントを思い返していたのですが、

一番ショックだったのは

米田のおっちゃんが撃たれた第二話、

一番楽しかったのは

みんなで夏休みをもらった第五話、

一番いいなと思ったのは

レニが青い鳥をみつけた第六話でしょうか。

 

ショック部門(?)の第二話は、

二話にしてまさか

おっちゃんが撃たれるとは思わず、

心の支えを失ったような心地にさせられました。

 

楽しかった第五話は、

そのままその通りの感想なのですが(笑)

2の中ではテンションの高いストーリーでしたよね。

すみれくんの水着も最高だったしね。

一方で、マリアと大神の絆の深さを再認識して

その辺りも印象深かったです。

どうも逃したレニのイベントがあるようなので

これの回収をしたいなあとうずうずしています。

 

第六話は、青い鳥というお話と

レニの境遇がリンクして、

「しあわせ青い鳥は、こんなに近くにいたんだ……」

と締めくくられるのが美しかったです。

レニの心に初めて触れた回でもありました。

 

 

心残りなのは、

体が勝手に……を

あんまり回収できなかったことですね!(笑)

けっこうずっしり来るシナリオも多くて、

1のようにライトには

プレイできなかった部分も

多かったように感じます。

 

 

プレイ外の思い出としては、

「1周目のヒロインを誰としてクリアするか」で

1週間くらい悩んでいたことですかね(笑)

それくらいそれぞれに思い入れが深くて、

1もそうでしたが、

みんな大好きになれました。

 

2の他のキャラも攻略しなくちゃあ、

と思っているのですが、

実はこれを書いている最中にも

3の溜めている分がありまして、

早ければ明日にも更新していく予定です。

なので、2の他のキャラの攻略は、

少し後回しになりそうです。

というか、

1もまだ全員クリアできていないしね……。

 

息抜きがてら

ちょっとずつ進めてはいるのですが、

本格的なコンプリートはいっそ

4まで駆け抜けてからでもいいのかな、

と思っています。

 

 

そんな私はOVA「轟華絢爛」を見ておりまして。

夢のつづきをBGMにスタッフロールが流れ始め、

最後に船を見送るシーンで、

やっぱりだばだばに泣きました。

 

いやあ、帝劇に帰ってきた花組

笑顔で迎えてくれた大神がさ、

パリに行ってしまったら

もういなくなっちゃうわけじゃないですか、

当たり前なんですけどね。

大神が帝都にいないのかーって思うと、

また花組の気持ちを思うと寂しくなります。

空になった部屋も切なかったし。

 

でも、もっとしんみりするはずの別れのシーンでさ、

夢のつづきをBGMに

みんながわーっと笑顔で駆けてきてさ。

「だけど夢はつづく!」

大神も笑顔で手を振って、

紙テープや紙吹雪が舞って、

いやあいいエンディングですよね。

夢のつづきがまた、

自分の思い出を掘り起こされる曲で、

言うまでもなくイイ曲なので、仕方ないんだよ……。

サクラ大戦2も楽しかったなあ。

 

 

さぁ帝都に別れを告げて、

一旦、サクラ大戦2はおしまいです。

 

次なる舞台、

サクラ大戦3でお会いしましょう。