【3】第三話その3 それぞれの宿命
第二話の反動か
ちょっとテンションが高い気がする
そんな第三話です。
大神が休憩にやってきた中庭には
グリシーヌがいました。
よくそんな格好で平気だな、
とグリシーヌは言います。
確かに、結構普通に行動してるよね大神。
LIPSで
「グリシーヌも着てみるかい?」
なんて淡い期待を寄せてみますが、
例によって
貴族である私が~!と言われてしまいました。
ですよね。
ついには貴公にはサムライの心はないのか
なんて罵倒される始末ですが、
いやいやグリシーヌさん、この男だって最初は
「どうして俺がモギリナンカー!!」
って暴れ狂ってたんですよ。
▲それがこの3年で……
随分丸くというか……
軟弱に……柔軟に……?
メイドの仕事も悪くない、
色々勉強になって楽しいしね、と大神。
……したたかになった、
というのが正解かもしれません。
グリシーヌに追加でチクリと言われても、
「それより、」なんて間髪入れずに
流しちゃうんだから
逞しいものですよな……(笑)
大神はそのまま、
チェス盤とコマを使って
グリシーヌに将棋を教えました。
嫌味を言われても笑って会話を楽しみ、
ゲームを進める大神。
▲全くできた男だよ
ちょっとのすけべ心と強さと優しさ。
なんつーか、大神には
「ヒロインたちが惚れても仕方ないな」
と思える説得力があるから、
プレイヤーに愛されるんだろうな……。
そんなことを思わされたパートでした。
……あれ、これ大神にホレるゲームだっけ???
休憩が終わると、
客のためにお茶を用意するよう
タレブーに命じられました。
お茶なら任せろ、なんせ
すみれさん仕込みだからな!!
しかし、用意するだけならまだしも
まさか配膳までさせられるとは思わなかった。
どーいう趣味してんだと思われないか?
客人であるリッシュ伯爵は、
ライオンのたてがみのような
髪と髭をたくわえた眼帯の男でした。
案の定、お茶を運んできた大神を見て
新しいペットかと顔をしかめます。
タレブーがお嬢様のお戯れだと言うと、
笑って納得していましたが。
▲そこには怒るのかよw
ロビーでエリカとコクリコと合流すると、
出したお菓子について尋ねられました。
出したお菓子がサラダと分かると、
エリカの信頼度が大きく上がります。
やって来た客人に、
興味津々な様子のエリカ。
コクリコが止めるのも聞かず、
大広間を覗き込みました。
▲とことんトラブルメーカーだなあw
しかしこのエリカの顔、かわいい。
うーんと唸った大神は、
アナログLIPSで弱~めにしてみると、
こういうときはそーっと覗くんだと
エリカに代わって大神が広間を覗きます。
エリカの信頼度が上がります。
中にいたのはリッシュ伯爵だけではありませんでした。
黒髪の少女がおり、
目が合ってしまいます。
▲あらかわいい
しかし、交代したエリカが広間を覗いた時、
タレブーやリッシュ伯爵に
見つかってしまいました。
無作法を叱られる3人。
さらにリッシュ伯爵が、
コクリコに体罰を加えようとするので
LIPSでコクリコをかばいます。
コクリコの信頼度が大きく上がりますが、
大神は激昂してリッシュ伯爵に噛みつきました。
メイド服姿で
軍人言葉ぎみに怒鳴るのもシュールだが。
改めて、タレブーに
グリシーヌを呼んでくるよう命じられた大神。
途中、廊下から中庭にいるリッシュを見かけ、
その行動に疑問を抱きました。
▲挙動不審なリッシュ
警戒心を強めつつ、
グリシーヌの部屋にたどり着くと、
グリシーヌはなんだか
リッシュに会いたくなさそうです。
なぜと言えば、あのリッシュ伯爵は、
グリシーヌのフィアンセになるかもしれないからだと言います。
▲初めて見たグリシーヌの悲しげな顔
フィアンセになるから会いたくないとは、
つまり結婚するのがイヤだと言っているようなもの。
しかし、グリシーヌはそれを
直接口にはせず、「宿命だ」とだけ言いました。
先ほどコクリコをかばった行動について、
密かに見ていたらしいグリシーヌは、
信頼度が上げ、
大神を褒めて大広間に向かいました。
貴族の結婚は政治と言います。
グリシーヌの結婚について、
大神はエリカとコクリコと話していました。
タレブーは「家のために結婚するのだ」
と言いますが、
コクリコは、リッシュは偉そうで嫌いと言い、
大神はグリシーヌが決めることと言いつつ
少し釈然としないところがあるようです。
タレブーの言いつけにより
大広間の片付けをしていると、
グリシーヌのイヤリングを見つけました。
これを部屋へ届けにきた大神は、
脱ぎ捨てられた服に気が付きます。
部屋の奥からするシャワー音……
これは……もしや……?!
こ、これも宿命なのだ。許せグリシーヌ。
LIPSが発生し、「体が勝手に」浴室へ向かいます。
……が、やっぱり今回もそういうんじゃないらしい。
思い悩むグリシーヌがおり、
シャワーを覗くどころではありませんでした。
▲とてもすけべ心を発揮できる雰囲気ではない
うっかり音を立ててしまった大神は、
イヤリングを渡せないまま
部屋から逃げ出します。
結局イヤリングを渡せなかった大神。
次の機会に渡そう、
そうため息をついたとき、
突然目の前の扉が開いて、視界が暗転!!
大神の身に一体何が?
その4に続きます。