【3】第十話その1 パリシィの血?
ついにサクラ大戦3もDisc3です。
▲ディスク入れ替えと同時に流れるOPムービー
何度見ても痺れます。
マイナーチェンジしたOPを堪能しつつ、
第十話も張り切っていきましょう。
第十話は、もはやすっかり見慣れてしまった
大神さんの夢の中から始まります。
暗い深緑色の画面に、不穏なBGM。
やっぱり裸の大神の顔グラにももう突っ込まない。
突っ込まないぞ。
ただ今回の夢は、いつになく
妖しげな雰囲気を漂わせています。
間もなく、ピエロの問いかけとともに画面に現れたのは
巴里華撃団のみんなでした。
▲ピエロの手のひらで眠っているような……
詰問する大神に、
お前の敵は誰かと問い返してくるピエロ。
大神は迷わず、
平和をおびやかす者すべてと答えましたが、
対するピエロの答えは、予想外のものでした。
ピエロは、
『大神の敵が平和をおびやかす者なら、
巴里華撃団の少女たちは君の仲間ではない』
と言うのです。
さらには、
『彼女たちには、
大神が今までに戦った怪人たちと
同じ血が流れている』
のだとも。
一体どういうことなのでしょうか。
混乱する大神に、
ただ、「パリシィの血」というキーワードだけを残して
ピエロは姿を消し、大神は目覚めました。
▲今まで見た中でも一番いやな夢だった
つまりどういうことなんでしょう。
順当に考えていくのなら、
彼女たちが持っている「霊力」と、
怪人たちが持っている「妖力」の
その源は同じだということでしょうか。
そこにはただ、力を使う目的や意識の差があるだけで……。?
なんとも気分の悪い目覚めとなってしまいましたが、
ともあれ、カルマール公を倒した今、
巴里の街は平和です。
出勤前に、気を取り直してカフェで朝食を取ろうと
ここからは自由行動です。
平和になった巴里の街を、
改めてのんびりと見て回りましょう。
公園→川辺に佇むグリシーヌと花火
少年が川へ帽子を飛ばしてしまったらしく、
それを取ろうとしているところだった。
どうやら、グリシーヌは
川の中へ入って取ろうと考えていたらしい。
▲やめろよあからさまに好感度上がっちゃうだろ……
グリシーヌさんのそういう潔くてドストレートなところ、
正直にすんげー好き……
好きなのであなたが入るなら代わりに私が入ろう。
LIPSが発生し、「川の中へ入って取る」を選択。
無事に少年の帽子を取ることができ、
花火の信頼度がアップ、
グリシーヌの信頼度が大きくアップしました。
水辺の橋(イベントキャッチ)→朝の散歩中のグリシーヌ
おお、さっきの今で奇遇だなあグリシーヌさん。
道行くカップルたちが楽しそうに散歩する、
巴里の平和な様子にいたくゴキゲンなご様子だ。
並んで歩いている自分と大神を指して、
「自分たちも恋人に見えるかもしれない」
などと微笑み混じりに小首をかしげてくるくらいだ!
※ただの立ち絵イベントなので小首をかしげ云々は妄想である。
いや、でもそれくらいの破壊力があったんだよな。
イヤッ、しかし……それはッ……ンンッ……
特大のダメージを食らってよろめきつつ、
私の最後の理性が訴えてくる。
いやほら、エリカくんと将来を誓ってしまった手前なんていうかッ!!
LIPSが発生し、心を鬼にして「そんなわけないよ」と否定。
大神が「俺とグリシーヌが恋人同士なんて……」
と控えめに言ったのが功を奏したのか、
グリシーヌの信頼度が上がった。
▲周回プレイで会おう!と涙を呑む私
しかし、「身の程をわきまえているようだな」
とか言われてしまうと、結構傷つきますね(笑)
些細なことですが、今更ながら、
BGMの後ろで鳴っている川に流れる水の音に気がつきました。
市場では人の話し声や足音といった雑多な音が、
今までなんで気づかなかったんでしょうね。
いい仕事してるなあ、素敵だなあと思いました。
サーカス→コクリコに挨拶
今までサーカスの団員として出会った人々のことを
思い返していたコクリコ。
「いい人に会えたんだね」とLIPSで言うと、
信頼度が上昇。
▲ボクもそう思う、とコクリコ
こういうことを、気負わず、
心の底から言えちゃうコクリコが大好きだ。
コクリコは「もし忘れられてたとしても……」
と言いますが、きっとそんなはずはありません。
現にコクリコには、世界中の人々から
手紙が届いていたのです!
今日がコクリコの誕生日だったらしい。
おめでとう、コクリコ!
LIPSでお祝いすると、信頼度が大きく上昇しました。
返事を書かなければと、
お手紙セットを買いにすっ飛んでいったコクリコ。
よかったねえコクリコ。
市場→「おや、そこにいるのはサルくんではないですか」
声をかけてきたのは、金髪に斜に構えた笑みの男……
うっ、うわーっ、忘れてた!
第一話で出てきた、あのイヤミな貴族だ!
相変わらずイヤミな口調だな!
イヤミ貴族の名前はダニエルというらしい。
第十話にして初めて覚えたよ。
ダニエルは、どこから聞いたのやら、
先に発令された巴里全域への避難命令が
大地震によるものではなく、
巴里華撃団と怪人の決戦によるものだったのだ!
とひけらかしてきた。
イヤミ貴族にしては鋭いな……。
ただそれだけのイベントだったので、
なんだったんだと首をかしげたくなりますが、
まぁあれかな。巴里華撃団の働きを
見ている人は見ているよと、そういうことなのかな……?
テルトル広場→エリカとコクリコとロベリア
なんだか珍しい組み合わせだなと思ったら、
ロベリアの手品(?)に魅せられたエリカが
上手いことお金を巻き上げられているらしい。
懲りないロベリアだし、懲りないエリカくんだな……(笑)
この場ではただ一人、厳しい表情のコクリコが
ロベリアの魂胆を見抜いていて、
ロベリアの腕があやしいと思うんだけどと耳打ちしてくる。
発生したのはタイミングLIPSだ。
コクリコの忠告通り、「腕を見せろ」と指摘すると大当たり!
エリカくんから巻き上げたコインがじゃらじゃらと……。
これには大神も呆れ顔。
ロベリアとエリカとコクリコの信頼度がそれぞれ上がった。
▲一人目は誰だ?
シャノワール・ロビー→エリカの部屋に招待された
そういえば、シャノワールにできたエリカの部屋には
まだ行っていなかったっけ。
部屋で待っているというエリカくんに、
大神があとで行くよと返して、自由行動が続く。
売店→そういえば最近来ていなかった。
1,2の流れからして、
そろそろ特製ブロマイドがもらえるはずなんじゃ?
もうもらえるタイミング過ぎちゃったかな?
恐る恐る尋ねてみると、売店のシーくんが
スペシャルブロマイドをプレゼントしてくれると言う!
やった、間に合った!!
さっそく並べられたブロマイドたちを見てみると……
▲右下ーーーー!!!!!?
なんてこった……なんてこった!!
これは目が吸い込まれざるを得ない!
これは目が……手が……体が勝手に……。
結果は推して知るべし。
ブロマイドをもらった後は、
シーくんと軽く雑談。
巴里が平和になったことだし、
みんなでパーティをしよう、とシーくん。
シーくんはお菓子を作ってくれるんだそうです。
お菓子の名前はまるで呪文ですね……。
あとでしっかりググっておきました。
大神さんに手伝ってほしいなあ、
と甘えた調子で言われて、LIPSが発生。
「味見ぐらいなら……」と正直に申し出ると、
それはダメだと言われてしまいました。
ただダメだと言うんじゃなく、
あたしのお楽しみだから(その役目を取ってくれるな)、
というのがシーくんらしいですね(笑)
結局、メルくんにだって味見させたことがないという
味見係に特別に抜擢してくれました。
なんか普通にデートだな。
▲お買い物イベントはないんですか
手伝ってほしいとか言ってた割に、
「大神さんと一緒にケーキつくりたいし」
とか言っちゃうあたり、
あざといさすがあざとい。かわいい。
シーくんのかわいさはド直球ストレートですよね。
それに刺激されてもじもじしてるメルくんもかわいくて、
かわいいが二倍三倍に。素晴らしいな。
……とか言ってたら自由行動が終了してしまい、
強制的にカフェへ移動させられてしまいました。
エリカくんの部屋に行きそびれた!!!!
これが浮気の罰か。
グリシーヌのときには我慢できたのに……くそぅ……。
肩を落としながらカフェへ向かう……
だがしかし。
カフェに向かった大神を待っていたのは
部屋にいるはずのエリカくんでした。
しかもすげえ大荷物じゃないか!!
▲まるで家財道具みたい……だね?
リアカー引きつつ額の汗を爽やかに拭うエリカくん。
どこへ向かうかと問われれば、
そりゃあ答えは決まっています。
大神の部屋です。
愛の告白を受けた以上、
一つ屋根の下で暮らすべきだというのがエリカの談。
すでに部屋も引き払ってしまったと思い切りがよすぎる。
つい先程の自由行動で、
シャノワールの自室へ引っ込んだのは荷物をまとめるためだったのか。
短い付き合いだったけどこの部屋も見納めねと、
そういうことだったのかー?!
畳み掛けてくるエリカくんの話はまるで一方通行ですが、
なんとかカフェのテーブルへつかせて
クロワッサンをぱくついていると、
なんだか誤魔化せそうな雰囲気も感じます。
「俺も朝ゴハンを食べていいかい?」なんてLIPSで言ってみましたが、
残念ながら誤魔化されてくれず……。
信頼度が下がってしまいました。
頭を抱える私。
▲完全に振り回されている気がする……
しかし、今夜お店が終わったら
二人きりで会おうという約束をしてくれました。
約束すると、喜んだエリカくんに抱きつかれた勢いで、
テーブルや何やら壊してしまったようですが、
そんないつも通りの大騒ぎも、
エリカくんの愛おしさに叶うはずがないのです。
うーん、男って、男って……。
いつかは帝都に帰る手前
結婚だー!と意気込まれると困っちゃうし、
でもエリカくんの天真爛漫さは
いっときに比べて随分明るくなったなと思うと喜ばしいし、
困っていいやら喜んでいいやらわからないな。(笑)
不穏な流れも未だ残っておりますが、
今はこの平和を思う存分堪能しても……いいよな?
いいよね?
その2に続きます。