【3】第十話その5 巴里の恋人
~前回のおさらい~
ノートルダム寺院でついにサリュと対面した巴里華撃団。
サリュにより、怪人たちの正体が
かつて滅ぼされた一族・パリシィの怨念であることを明かされます。
華撃団が倒した怪人たちの魂を使い、
サリュが呼び出したのは「オーク巨樹」。
ノートルダム寺院の地下から蘇った巨樹は、巴里の街を飲み込み、
巴里華撃団もまた、シャノワールからの撤退を余儀なくされました。
しかし、怪人たちと同じくパリシィの血を引く華撃団の面々は、
巨樹やサリュと戦うことを躊躇ってしまい――。
戸惑う華撃団の中で、大神とエリカだけが、戦場に飛び出していきました。
▲孤軍奮闘する2人の前に、さらなる増援が迫る!
エクレールの上という戦場で、
紙一重の危機を脱し続けた大神とエリカでしたが、
度重なる増援に、いよいよエリカも敵の攻撃を受けて吹き飛ばされてしまいます。
なんとか大神が受け止めて踏みとどまりますが、
さすがの大神も歯を食いしばっています。
それでもしかたないと、行くしか無いと
大神が前進しようとした、その時でした。
「隊長、待たせた!!」と、グリシーヌの高らかな声がして、
大神たちの前に、華撃団のみんなの光武が
颯爽と現れたのです!
▲メンバーの各々が、決意も新たに立ち上がった
改めて、6人全員での戦闘フェイズです。
戦闘の勝利条件は前回と同じく、
エクレール・フォルトの蒸気ユニットを守ること。
メンバーが揃った華撃団に敵はなしとばかりに、
危なげなく戦闘を終えることができました。
(ちなみに、さすがに、起動しっぱなしのまま1ヶ月も経つと
プレイを再開した瞬間の挙動がおかしくて
戦闘よりそちらにドキドキしました。
データ消えるかと思った……。)
今度こそ、敵を退けることができた!
しかも隊員も全員無事です。
喜んだ大神でしたが、それもつかの間。
エクレール・フォルトの蒸気ユニットが暴走を始め、
ついに大爆発を引き起こしてしまいました……。
▲エクレールの爆発痕。で、デケェ?!
大神とエリカは合流できましたが、
他のみんなの姿はありませんでした。
ひとまず難を逃れた2人ですが、
みんなからの連絡もなく、
シャノワールも失い、街は巨樹によって壊滅状態です。
巴里の街はこのまま人の住めない街になってしまうのかと
不安がるエリカに対して、LIPSが発生。
「大丈夫、心配いらないよ」と励ますと、
エリカの信頼度が大きく上がります。
▲こんなときでさえ笑える大神の強さよ
不安を訴えるエリカと、大神は一枚の毛布にくるまり
一夜を明かします。
エリカは、大神の胸に寄り添いながら、
改めて大神に好意を告白するのでした。
東京に大切な人がいることはわかっている、でもそれでも好きだと……。
▲ってちょっと待ってくれェエエエエェエ!!!?!?!?!?
斜め上だ!!
エリカくんそれは……現……地妻……ってやつですよ、
いいんですか?! いやよくない!! よくないよ!!
女性に対してそんな呼び方をするなんて無礼千万もいいところですし
記事タイトルも濁しましたが、いやでも実質……でしょう?!
いいのかエリカ?! いいのか大神?!
▲安らかな顔してる場合じゃねえんだよなあ……
大神が巴里にいる間だけでいい、
思い出さえあればいいと
どこまでも献身的で犠牲的なエリカくん。
いやいやそんなの男として許されねえ!!
許されねえよ大神!!
「エリカくん……」って
物憂げに囁いてる場合じゃねえんだフるならフらせてくれ
選ぶなら選ばせてくれ!!
不誠実すぎる展開に画面の前で悶絶する私ですが、
無情にも(さようなら……大神さん……)とエリカのモノローグ。
いや、サクラ大戦のようなゲームで
誠実もへったくれもありませんが。
アイリスにでれでれになっている次の瞬間にはマリアさんにときめき
2周目にはさくらくんを攻略しつつ、2ではすみれくんを取った私ですが。
翌朝、別れを告げるメモだけを残して
オーク巨樹のもとへ向かおうとするエリカを
大神は引き止めました。
一人で戦うつもりか?!と詰問する大神。
一人で行かせるわけにはいかない、俺も戦うと言おうとしていたのでしょう。
エリカの選択はもっと悪いものでした。
オーク巨樹に魂を捧げ、その身をもって
巨樹を鎮めようというのです。
▲静かな声で言うエリカ
別れを告げるエリカに対し、
「行かせるものか!!」と、アナログLIPSで目一杯に叫びました。
▲抱き合い、エリカを励ます
エリカくんは、他のメンバーのいない今、
自分がやらなければ、と思い詰めすぎているような気がします。
そんなエリカをなんとか説得したとき、
キネマトロンが鳴り響きました。
通信元はグラン・マです!!
▼神去りし後も、希望は我が手中に有り。凱旋門にて待つ グラン・マ▼
グラン・マの無事を喜ぶエリカの顔や声にも
喜色が滲んでいました。
凱旋門には、グラン・マの他にも、
巴里華撃団のメンバーが揃っていました。
▲心配かけてごめんなコクリコ!
再会したメンバーが、グリシーヌもコクリコも花火も、
ロベリアまでもがイイ笑顔だったので、
こちらも笑顔になってしまいます!
エクレール・フォルトの爆発からみんなを救ってくれたのは、
ずっと影の薄かった迫水大使でした。
おっちゃんいいとこ持ってくなあ!
▲す、すみません。
大使呼びをやめろと言った真意はというと、
なんと迫水さんは、巴里華撃団・凱旋門支部の支部長だったから、でした!
な、なんだってー?!
マジでびっくりしました。
立派に秘密部隊として勤め上げていらっしゃる……。
いや、思えば、巴里へ赴任してきた大神を
シャノワールにつれてきたのは他ならぬ迫水大使です。
正式に上司となった迫水氏は、 大神の歓迎会を兼ねて 「とびきりの場所」に連れて行ってくれると言います。 はたして移動した先は、 ネオンサインきらめく劇場でした。 その劇場の名は「シャノワール」。
【3】第一話その2 新天地とホームシック - サクラ大戦プレイ日記
また、迫水大使はシャノワールの指令室にいたことだってあるのです。
迫水氏が大神に改まって告げます。 大神中尉、君は巴里華撃団・花組の隊長として この巴里に配属されたのだ、と。
【3】第一話その4 出撃!巴里華撃団 - サクラ大戦プレイ日記
ただの日本大使が、華撃団のことを知っているはずがないのに、
なんの違和感も覚えていませんでした。やられたー!
巴里華撃団の秘密兵器、
この戦況を覆すほどの切り札が眠っているのだといいます。
まったくもって迫水大使、改め支部長が
美味しいところを持って行き過ぎるなあ!
施設の中へ向かおうとしたとき、
エリカが「大神さんの言うとおりですね」と囁いてきました。
▲なんのことだい、と言った大神に対して
このエリカのいたずらっぽい雰囲気というか、
茶目っ気のある感じ……。
もう、たまらなくかわいくて震えました!!!笑
さぁ、次回はいよいよ最終話!!
隙間の時間を見つけて、こつこつ書き溜めておきますので
希望を捨てず(笑)、どうぞ最後まで
まったりお付き合いいただければ幸いです。
最終話に続きます。