サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【3】第二話その5 笑わなくていいよ……

 

逃げる怪人、追う大神。

 

サーカスに辿り着いたとき、

エリカと大神は

怪人の正体がカルチェラであることを知ります。

 

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▲变化したカルチェラ

 

間の悪いことに、

コクリコが3人の帰還に気がついて

無防備に近づいてこようとします。 

アナログLIPSで、目盛りいっぱいに

「近づくな」と警告。

コクリコを怪人から引き離すことに成功しました。

エリカの信頼度が上がります。

 

しかし、引き離したかいもなく

なりふりを構わなくなったカルチェラに

コクリコを人質に取られてしまいました。

 

大神がコクリコに

カルチェラが人間でないこと、

巴里を騒がす怪人であったことを告げますが、

コクリコは信じられないという様子。

 

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▲コクリコ……

 

カルチェラは実は操られているんだとか、

本物のカルチェラは別にいて

こいつはすり替わったニセモノなんだとか、

そういう展開でないと

コクリコがなんとも可哀想で辛いです。

 

しかし、当のカルチェラが

「これがママの本当の顔だよ」と

あの蛇のような形相に変わり、

コクリコを人質に大神を脅してきます。

LIPSが発生し、「コクリコを助ける」か迷いますが、

一歩でも動いたらコクリコの命はないとカルチェラ。

ここは選択せずにおきました。

 

コクリコを傷つけられるわけにはいかず、

攻撃されるがままの大神に、

コクリコの信頼度が大きく上がります。

 

娘としてではなく、

大事な人質として、

いつまでもそばにいろと笑う怪人。

 

そのとき、コクリコが震えだしました。

怯えているのではありません、

笑っているのです。

コクリコが話し始めます。

「ボク……どんなに悲しいときでも

 泣かないんだ……」

泣いてもつらいことはなくならないから、

悲しいときほど、辛いときほど笑うんだよ

とコクリコ。

 

 

語るコクリコの体は、不思議な

赤い光を放ち始めていました。

 

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▲声を震わせながら、大神に確認する

 

でもそれって、つまりは

今がつらくて悲しいという告白だ。

無理して笑っても、だからって、

コクリコが悲しんでいないことには

ならないじゃないか!

 

もういい!と、

大神もコクリコを止めました。

 

ひときわ強く輝いたコクリコは

怪人を弾き飛ばします。

怪人がコクリコを置いて逃げ去り、

大神とエリカは、気絶したコクリコを

シャノワールの医務室へと運びました。

 

 

 

コクリコが放った光は、

彼女に眠っていた力……霊力でした。

信じていた人に裏切られたショックで、

霊力が一気に目覚めたのです。

 

ううーむ、そんな目覚め方ってあるのか。

なんというか今回の話、胃が痛い。

少女が辛い目にあっているのを見るのは

単純に苦しくて、プレイしていて胸が痛みます。

 

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▲眠るコクリコを前に話し合う巴里花組

 

マダムは、霊力に目覚めたコクリコを

巴里華撃団の戦力として考えているようでした。

怪人を吹き飛ばしたときの

コクリコの霊力には

すさまじい力があったようですし、

霊力があるなら子どもでも関係ない……

というのがグランマの考え。

絶句するエリカ。

タイミングLIPSが発生し、

「支配人の意見には反対です」

と主張します。

今までだって辛い目に遭ってきたのに、

この上戦場にまで出さなくてもいいじゃないか、

と思ってしまいます。

 

エリカの信頼度が上がりますが、

グラン・マはあまり同意してくれませんでした。

コクリコは今までずっと

1人で戦ってきたのではないか?

そう言うのです。

 

 

いずれにせよ、コクリコが目覚めてから

意見を聞くことになりましたが、

大神としては戦いに参加させる以前に

無理をして笑ったり、

泣くのをガマンするような生き方を、

これ以上コクリコにしてほしくない……

という思いがあるんでしょうね。

 

 

大神以外の面々が退室すると、

眠っていたコクリコが

大神に呼びかけてきました。

実はずっと起きていて、話を聞いていたらしい。

 

 

巴里華撃団に入るか否かは、

コクリコが決めることです。

しかし大神は、

コクリコが巴里花組に入らなくても

ずっと君のそばにいる……と

告げるのでした。

 

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▲笑わなくていいよ……そう声をかける大神

 

コクリコは無垢な表情で目を閉じましたが、

ママと呼んだ人に裏切られた直後のことだし

彼女にこの台詞がどんな風に響いたのか

正直ちょっと不安に思いました。

留学中の身だし、軍人で、

戦場の最前線に立つ立場の大神が

「ずっとそばにいる」

なんてさらりと言ってしまうのは

正直無責任なんじゃないか……

という思いも一瞬過ります。

 

でもきっと、大神に

そんな軽々しい気持ちは全くないんだろうな。

本気でコクリコのそばにいようとするし、

努力するんだろうな。

大神のそう信じさせてくれるところが好きです。

コクリコも信じてくれるといいな。

 

 

 

翌朝。

コクリコは少し元気を取り戻したようでしたが、

緊急事態発生の警報が鳴り響きました。

メルの放送に呼び出され、

大神はコクリコを残し作戦司令室へ向かいます。

 

警報は蒸気獣出現の知らせでした。

狙いはコンコルド広場で開催されている宝石展。

以前に会った白髪に髭のおじいさん、

宝石商ロランスさんとの話に出てきた展示会です。

そこで、彼は「赤い少女の涙」の

展示の準備をしているはずでした。

 

そんな話をしていたちょうどその時、

作戦司令室へ飛び込んできたのはコクリコでした。

 

宝石商ロランスは、

コクリコも信頼する大人の1人です。

ボクもおじさんの力になりたい!

コクリコが戦う意志を見せ、

LIPSが発生。

うーーーーーーん確かに

コクリコに決めさせるって話だったけどさぁ……!

 

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▲グリシーヌの反応は正しいし優しい

 

唸りましたが、

結局「一緒に戦おう」と決めました。

選んでおいてなんですが、

LIPSを選択した結果の大神の台詞に、

「俺が君をサポートする」という一言があったのに

少しホッとしました。

コクリコの信頼度が大きく上がります。

 

エリカは張り切り、

グリシーヌもグラン・マの決定ならと従いました。

 

グラン・マはコクリコに、

初陣の前にひとつだけ忠告を与えます。

誰のためでもない自分のために戦うこと。

 

そうして、コクリコの参戦が決まりました。

次はコクリコを戦線に加えての

初めての戦闘だ!

 

 

その6に続きます。