【3】第九話その4 ヒーロー見参?!
今回の戦闘フェイズは、
プロレスのリングのように区切られた
四角いフィールドでの戦闘です。
▲内側にポーン、外側に兵器が配置されている
周囲を囲う光の壁は、
光が一定の速度で巡回している。
これが各支柱を通過するとき、
支柱が赤く光るので
このタイミングであれば攻撃が通るというわけだ。
▲画面真ん中下、青い光が走ってきて……
▲赤く光っているときならダメージが入る
単純な仕組みじゃないか、と思いきや
都合のいいところまで
光が回ってくるのを待たなければいけなかったり、
欲張って攻撃しようとして
タイミングを外したり、
なかなか忍耐力の要る戦闘でした。
範囲攻撃で一気に破壊!
ということもできませんしね。
とはいえ、囲いの外には固定砲台の他にも
新たな敵兵を召喚する
サモンリングが配置されています。
のんびりしていると
ポーンがどんどん増えてしまうでしょう。
ターン経過によって会話が発生。
相手は通信先のグラン・マです。
オプスキュール復活を前に、
これ以上絶望的な状況はない、とグラン・マ。
巴里のド真ん中にある敵アジトの目と鼻の先で、
織姫とレニは捕らわれ、周囲はバリアに囲われ、
さらにレオンまでいるのですから。
しかし、大神は
「俺たちが止めてみせる」と力強く頷きました。
▲この強さが大神だよなあ
また、エリカ機に隣接すると会話が発生。
はりきるエリカくんが
周りに指示を飛ばすのに対し、
LIPSで「頼りになるな」と褒めると
信頼度が上がりました。
大神までエリカに命令されていたのは
笑いましたw
▲こんなときでも和まされる(笑)
すっかり和まされて、ほどよく肩の力が抜けました。
エリカくんを副隊長にすると、
こういうところにも効果が現れるんですね(笑)
支柱をすべて破壊すると、このフェイズは終了。
ポーンや固定兵器などは
全機撃破しなくともよいようです。
自由を取り戻した華撃団ですが、
織姫とレニを人質に取られている今
レオンの優位に変わりはありません。
▲大神に武器を捨てるよう命じてくる
高らかに笑うレオンは、
第三話ぶりに登場した蒸気獣・マルシュに搭乗し、
2人を盾に大神を脅します。
エリカくんが止める中、
LIPSが発生し、「わかった」と苦々しくも選択すると
大神機は2本の刀をその場に突き刺して
単機レオンの前へ。
このシーンの大神、
めちゃくちゃ格好いいんだけど、
改めてマルシュのデカさとか
丸腰でこの前に立つ怖さを実感します。
いやもうチビりそうですよ……。
▲腹の底がゾワゾワする
勝ちを確信したレオン。
私の脳裏には、「万が一、大神が倒れたときのため」と言った
グラン・マの台詞がよぎります。
そして、蒸気獣の腕が振り上げられた、
その時でした!!
場違いに軽快な弦の音が響いたかと思うと、
織姫とレニを捕らえていた兵器(?)が破壊され
2人が解放されたのです。
そこにいたのは、海軍の白い制服に身を包んだ……
▲加山ぁーーーー!!!!!!!!!!
いや、この男ずるくないか!?
だってすげえカッコいいじゃないか?!!
いっつもいっつもイイトコロで、
かっこよく登場しやがって!!
しかもこんなときばっかり、
あの派手な白いスーツに赤いシャツじゃないんだから
まったくずるいにも程がありますね。
実際、加山は口調だけは飄々と、
俺はオイシイとこで登場するのが一番しあわせなんだ、
と言ってみせました。
誰だと詰問するレオンにも、
月組隊長加山雄一と高らかに名乗りを上げて、
まったく憎い、憎すぎるくらい格好いい男です。
加山が、救出した織姫とレニを連れて脱出すると、
これに怒り狂ったのはレオンです。
丸腰の大神機を攻撃しようとしますが、
エリカ機が大神の日本刀を投げ渡して、
大神は見事危機を脱しました。
空中で刀を受け取ったシーンが、
すんげえ熱くてカッコよかったんだ!!
▲サクラ3の光武の活躍っぷり、最高だ
さぁ、これで形勢逆転!!
再び戦闘フェイズです!
フィールドにいるのは、レオン操る蒸気獣・マルシュと
数機のポーン、サモンリングです。
先ほどの戦闘で、思いの外
サモンリングから出て来る敵が鬱陶しかったので
今回はサモンリングを早々に破壊しました。
ポーンもまとめて片付けてしまえば、
あとはレオンを袋叩きにするだけです。
言い回しが正義の味方らしくない?
まったくもって今さらだ!
敵の必殺技は、大神を囮にかばうで上手く回避して、
こちらはためて必殺技、ためて合体技の繰り返しです。
レオン戦は、危なげなく勝利することができました。
さぁ、夜明けまで時間がありません。
妖力が計測不能な値まで達している、という
メルくんとシーくんの通信に急かされて、
巴里華撃団はそのまま地下へ突入していきました。
地下では、カルマールがオプスキュールを召喚していました。
地鳴りとともに、オプスキュールの一部が
光の中に姿を現します。
その場へ駆けつけた華撃団に対し、
カルマールは余裕の表情でした。
▲邪悪な笑顔だ
オプスキュールの復活が先か、
華撃団がカルマールを倒すのが先か?
勝負しようではないかと持ちかけてくるカルマールに、
LIPSが発生。
「もう以前の俺たちではない!」と叫び返すのに
エリカくんも同調して、気合は十分です。
▲な、なんか気が抜けるけど。(笑)
カルマールは、己の蒸気獣とオプスキュールもろとも、
華撃団を巴里上空に転移させました。
眼下に見えるノートルダム寺院の鐘が
5回鳴り響いたとき、
オプスキュールの妖力の充填が完了し
今度こそ巴里は塵芥となってしまいます。
▲巴里を見下ろすオプスキュール
オプスキュールの顔って、
あのイカの吸盤のように円形に並んだ歯も
グロテスクなんですが、
能面のような無表情にこそ
何とも言えない恐ろしさを感じます。
(恐ろしさを感じるデザインは好きです。
オプスキュール最高です。)
さっそく、一回目の鐘が鳴りました。
オプスキュールの背中を戦地として、
巴里華撃団とカルマールの戦いが始まります。
イカさん、覚悟!!
その5に続きます。