【2】第十一話その4 決戦を前に
※本記事、いつにもまして感傷的な文面となっております。
しかも長い。
読み返したらこっ恥ずかしくなりましたがそのままアップします。
ここからは自由行動です。
さすが巨大戦艦だけあって、
ミカサの中はなかなかの広さでした。
▲各隊員のキャビン、休憩室、ブリッジ、劇場まである
ブリッジ→風組の三人娘
さきほどはお疲れ様でした、と笑うかすみさん、
ミカサが沈んじゃうかと思った、と明るく言った由美くん、
さすが大神さんですと褒めてくれる椿ちゃん。
彼女たちも戦闘員とはいえ、
ここまで快活に気丈にいられるのもすごいな。
劇場→つぼみちゃんとフント
つぼみちゃんは風組の制服を着込んでいる。
劇場と言いつつ、天井に客席があるヘンテコな空間だった。
ミカサには帝劇が変形して収まっているため、
さかさまになっているんだそうだ。
ブリッジの仕事はできないけれど、
という彼女も、もちろんフントも、帝撃の一員なんだな。
薔薇組の部屋→薔薇組三人衆
薔薇組の部屋も上下さかさまになっていた。
きゃーっ、一郎ちゃんよー!
斧彦から鮮烈な歓迎を受けるが、
なんだかこの反応も嬉しくなってきた(笑)
薔薇組にも真摯な激励を受けた。
キャビン前廊下(左)→憂い顔のさくらくん
前回、父と戦う決意を
気丈にも宣言してくれたさくらだったが、
やはり拭いきれない不安がある様子。
▲「そう思える」という声が小さく尻すぼみに震えた
口にしてはみるけれど、
そうと信じ切れてはいない。
恐ろしい、不安だ、本当に父と戦えるのか?
そんな感情が顕になった声で、
聞いていてブルブルッと来ました。
励ますことは難しいけれど、
LIPSで、
「難しいけど……やるしかない」
正義を信じろと、
そう言って彼女を勇気づけてやって、
部屋で休むよう促しました。
カンナのキャビン→サンドバッグに向き合うカンナ
▲挨拶はいつも通りでも……
体が上手く動かないことを、
不安だとか、怖いとかいう言葉を使わず、
「緊張している」と表現する辺りカンナらしい。
LIPSで、「俺にできることはないか」と申し出て、
組み手でも話し相手でもいい、と言うと、
カンナは笑い飛ばしました。
茶目っ気たっぷりに、
決戦前に隊長をボコボコにはできない、と笑うカンナ。
気分が落ち着いてきた、と言う彼女は、
大神がいるから自信が持てる、と
改めて感謝の言葉を口にした。
こういう、笑ったかと思えば、
ふっと落ち着いた口調になるところが好きなんだよなあ~、カンナ!
休憩室→チャオ、といつも通りに見える織姫
ミカサの中でもウロウロしてるですねー、
という台詞にくすりとくる。
自分が何をしていたか当ててみろ、
と言う織姫。
まぁ後ろにコーヒーカップなどが見えるし、
「何か食べていた」と指摘してみたが、
▲呆れられてしまった
織姫は、大神を励ますために待っていたというのだ。
こ、このパターンって今までになかったんじゃない?!
すげえときめきました。
織姫が、大神や、帝劇や花組のことを、
大事に思うようになってくれたことが嬉しい。
明るい気持ちにもさせられました。
こういう局面でも、重くなりすぎず、
大神に背負い込ませるようなところがないのが
織姫のキャラならではで、彼女のいいところなんだろうなあ。
作戦司令室→過去の戦いを振り返っていたマリア
「今度の戦いに自信があるか」
と、ストレートに尋ねてくるのは
強かなマリアらしいなあ、とちょっと焦った。
しかし、それでも勝てると言い切るのが隊長の役目か、
と、LIPSは「必ず勝てる」を選択。
マリアは、私もそう思うと笑いました。
▲今までの困難な戦いも、みんなで乗り切ってきたとマリア
マリアは、組織の中での大神の役割を
褒めてくれるんだなあ。
花組の隊員としての立場は崩さないけれど、
でも絶対の信頼を置いてくれる彼女を
裏切るような無様な働きはできませんね。
展望室→ジャンポールとともに外を見るアイリス
外の景色を眺めるアイリスは、
「雲の上には天国があると思っていた」と
ちょっと呆然としたふうに呟いた。
天国ってどこにあるんだろう?
アイリスの純粋な疑問に、LIPSは、
どこにあるんだろうな、と素直に返してみます。
どこにあるかわかったら
みんながそこへ行ってしまって
天国がいっぱいになってしまうよ、
と大神。
ちょっとわかるようなわからないような
▲弱々しく笑うアイリス
大神の台詞を汲んでか汲まずか、アイリスは
「天国には幸せがいっぱいあるっていうけど……」
「お兄ちゃんといるときが一番幸せだよ」
と続けました。
この台詞は、
だからアイリスは(天国の場所がわかっても)、
天国には行かないよ、というメッセージなのかな。
この子を守らなきゃいけないと強烈に思わされた。
格納庫→光武の整備をする紅蘭
最終決戦を目前に控え、
光武の最後の点検に忙しそうだ。
しかし、煤のついた顔が
こんなに魅力的な女の子が他にいるか?
▲やっぱり工具を持っているときが一番輝いてるな
LIPSで、「頼りにしているよ」と素直に伝えた。
紅蘭は、大好きな人たちに頼られ。
大好きな人たちの役に立つことに
喜びを覚えるタイプの人間だけれど、
同時にめっちゃ謙虚なのだ。
自分(たち)が頑張ってこれたのは
大神のおかげだ、と朗らかに言う彼女。
ひたむきで良い子だ。
紅蘭が好きなことに目を輝かせていられる、
でも平和な時代が来るといいな。
休憩室→雑誌を読んでいるすみれ
しかし、どこか上の空。
大神がそばに来たことにも気付かず、
服のカタログを香水のカタログと言う。
「緊張しているのかい?」
LIPSでストレートに指摘すると、
すみれは予想外に、黙って、目つきを鋭くした。
しかし、声が震えた。
緊張してはいけませんの。
▲罪悪感ともなんとも取れない感覚になった
声を震わせたすみれは、
負けたくないんですもの、
少尉と一緒に生きていたいんですもの!
と声を張り上げる。
胸を撃たれて重傷を負った。す、すみれさん……!!
▲俺も緊張くらいする、と大神は返した
寄り添った2人は、必ず生きて帰ろうと
約束を交わす。
悲壮な決意という雰囲気で胸が痛い。
ハッピーエンドに向かっていくはずなんだけれど、
本当に物悲しい空気が流れていて、
美しいが胸が痛かった。
心の底から思ったので2回言った。
休憩室をあとにするすみれは、
帰ったら買い物に行こう、と大神を誘った。
頬を染めて笑うすみれくんが、
いつもの立ち絵なんだけれど、本当に綺麗に見えた。
レニのキャビン→部屋で休んでいたレニ
大神の問いかけに、
うん、うん、と言葉少なに答える。
(以前なら、部屋で休んでいたのか?なんて問いかけたら
待機していろと言われたから、
なんて返しそうだなと思った)
無口なのはいつものことだけれど、
なんだか様子がおかしい。
レニは、手にたくさん汗をかくし、
脈拍がいつもより早い、と言う。
▲自分の体の変化に戸惑っているようだった
「おかしくなんてない」と
LIPSで言った。
戦いを前に緊張しているんだろうと指摘されて、
レニは、これが緊張かと言った。
色々なことを考えていた、というレニに驚く。
改めて、レニは人間らしい感情を得ているんだな、
と感動する。
アイリスとは違った意味で、
守ってやりたい、見守ってやりたいと思わされる子。
まだ負けたくない、死にたくない。
純粋な言葉をぶつけられて、
大神も純粋に返す。
大丈夫だ、自分たちは負けない、死なない、
みんなはおれが必ず守ってみせる。
ストレートな大神の台詞は
レニの心にもやっぱりストレートに届く。
みんなのところを全て回り終わったら、
自由行動が終了しました。
なんだか、すんげー体力を使う時間だったなあ。
(見返してみたら、この自由行動に
1時間40分くらい使ってました。
プレイ日記のメモ取りながらとはいえ、
ひぇえー。)
さぁいよいよ出撃だ。
その5へ続きます。