【2】第六話その3 ボクの青い鳥
ここからは戦闘パートです。
大神性格ゲージの影響が
まず目に見える形で現れたのはここでした。
大神の顔がずいぶん優男になっています。
▲下は硬派ゲージ大だった第一話の大神
戦闘の目標はレニの説得です。
戦闘開始時は大神機のみですが、
3ターン目(だったかな?)で
アイリスが他のメンバーを連れて来てくれるので、
敵兵は隊員たちに任せて
大神機はレニ機との隣接を目指します。
戦闘中、アイリスと隣接するとLIPSが発生。
花かざりを渡された時のレニの顔について、
「とってもかわいかったね」と言うと、
アイリスの信頼度が上がりました。
レニの笑顔はアイリスの笑顔から来ている、と
大神はアイリスを励まします。
レニと隣接すると会話。
一度目は、大神を敵機と認めて攻撃を仕掛けてくるレニ。
二度目はダブルLIPSが発生し、
レニを説得するLIPSが次々と現れます。
一度目の選択肢で「俺は敵じゃない」と訴え、
二度目の選択肢は「攻撃する」しかないのでタイムオーバーに。
三度目の選択肢は、「一緒に劇をした仲間じゃないか!」と
戦闘を意識させない選択肢を選んでみました。
ダブルLIPSは無事成功しました。
水狐にかけられた暗示が解けかけて、
レニは苦しみました。
そんなレニに、水狐はなおも花組を殺すよう命令を続けますが、
それを遮るように大神が叫びます。
「戻ってこい、レニ!!」
最近、これを毎話毎話言っている気がするのですが、
隊長、超カッケエ~~~!!!!
しかも、今回の大神は泣かせてくれる。
「君は機械なんかじゃない、
自分の意志で戦えばいいんだ!」
という台詞に、
なんだかめちゃくちゃグッと来ました。
ただ帰ってこいと言うのではなくて、
「俺はこうするぞ、お前はどうする?!」
とでも言うような、
あくまで決めるのはレニなんだ、
というスタンスを感じさせる言葉選びが、
すごくいいなと感じました。
▲真っ直ぐな言葉をぶつける大神
この芯の強さが、
大神ならついて行って大丈夫だと思わせてくれる。
そういうところが格好いいんだよな、隊長。
アニメーションが挿入され、
光の柱に撃たれたようになったレニ。
その目には光が戻り、
彼女はふらふらと、大神の胸に倒れ込みました。
▲我を取り戻した目が、一瞬泣き出しそうにも見える
大神の腕の中にすっぽりと収まったレニは、
今までになく弱々しくて、無防備で、
すげー泣けました。
ただいま、ただいま……と
みんなに向かって繰り返す声が震えた辺りで、
もうだめだ~~~~!
と一度コントローラー投げ出したくらいでした(笑)
▲おかえり、レニ
さぁ、レニを取り戻して、戦闘再開です。
水狐の卑劣な言動に、
いよいよ決意を固めた大神は、
改めて水狐戦に挑みます。
水狐は分身してフィールド上に何体も展開しますが、
本体がどこにいるか、
レニがおおよその位置を教えてくれるので、
それに従って水狐を追い詰めていきます。
レニの様子ですが、
台詞ひとつひとつに感情がこもり、
大神に呼びかける台詞が多くなっています。
一気に感情が発露したのを感じます。
▲レニが笑顔になっている!
そんなレニに隣接すると、会話が発生し、
ボクのせいでケガをしたんじゃあ、と問いかけられますが、
LIPSは当然「全然平気だ」と返しました。
レニの信頼度がアップし、なおさら気合が入ります。
▲愛しい
そしてレニとの合体技。
全てが聞き取れたわけではないのですが、
レニが今までの大神の戦闘を思い返しながら
ひたすらぶつぶつとデレまくる技です。
これは確かに……攻撃力高ェわ……。
▲派手ではないが刺さる技だった
水狐の耐久を1/6程度まで減らしたところで、
突然鬼王が現れます。
水狐に対して、用済みを言い渡しに来たのです。
その判断を下したのは、
鬼王含む五行衆が仕えている?「あの方」のようです。
あの方に限ってそんな、と
信じられない様子の水狐でしたが、
最期には爆発した魔装機兵もろとも斃れました。
彼女は信念を持って戦った、
誰にも止められなかったんだと
さくらやマリアが慰めてくれたのが温かかったです。
改めて、みんなのために戦うと言ったレニ。
勝利のポーズは、
笑顔のレニが飾りました。
▲腕には大切そうに花かざりを抱いていた
後日。秋公演「青い鳥」は高い評価を得て、
連日大盛況だったようです。
▲レニもついに見つけたのだ
最後のミチルとチルチルの台詞は、
そのままレニと、帝撃の仲間たちのことを
表しているんでしょうね。
第七話に続きます。
【2】第六話その2 揺るがぬ答え
廊下で怪しげな笑い声を立てるのは、
やはりというか、サキさんでした。
▲なんて典型的な悪役の台詞なんだ……
あろうことか、サキはレニの部屋へ侵入し、
彼女を抱き寄せてささやきます。
まるで吹き込むように、
お前は孤独だと、戦いの中では誰もが孤独だと、
友だちなんて必要ないと……。
▲レニを妖しく誘うサキ
サキの言葉に、レニの目から光が失われていきます。
サキは黒鬼会五行衆・水狐の姿に戻ると、
レニを連れ去ってしまいました……!
風の強まる中庭では、かえでさんが
何者かと会話をしていました。
▲この白いスーツ姿は……。
黒いシルエットの人物は、
米田襲撃事件、そして影山サキについて
調査結果を述べていきます。
そこで、かえではレニの危機に思い至るのでした。
大神はといえば、夜の見回りに出かけるところでした。
自由行動になったので、
ひとまず適当に劇場内を見て回ります。
ロビー→サキを探すかえで。
厳しい顔で早々に立ち去る。
浴室→カンナが入浴中だった。
こんなときになんだが、
しっかり回収しておかねばなりますまい。
……と、入ってみたはいいものの……
▲さすがカンナ。あっという間に気付かれた
タイミングLIPSで「逃げ出す」を選択しましたが、
カンナに通用するはずがなかったですね。
信頼度をがっくり下げ、
こってり絞られました……。
▲ぐうの音も出ない
正面切って怒られ、
しかも覗きに関しては100%こちらが悪いので、
縮こまるしかありませんでした。
地下格納庫→光武の整備をする紅蘭。
LIPSが発生し、「あんまり無理するなよ」と
声をかけておく。
特に信頼度に変化はなし。
薔薇組の部屋→今日の反省会をしているという薔薇組。
今日の活動の?と思ったら、
化粧や言葉遣いなどを批評し合い、
美を高めるのが目的の会合らしい……。
というか、この時間にここにいるということは、
薔薇組も完全にここに住んでいるのか?
テラス、舞台なども回ってみたがスカ。
最後にレニの部屋へ行くと、
部屋の前にアイリスがいました。
レニがどこか遠くに行ってしまうような気がした、
と不安がっています。
霊力の強いアイリスですから、
レニの危機を暗に察知したのでしょうね。
レニの部屋は扉が空いている状態で、
中に入るとレニは不在。
▲花冠だけが残されていた
そこへ紅蘭が飛び込んできて、
レニがアイゼンクライトで
飛び出していったことを知ります。
作戦室へ召集された花組は、かえでから
影山サキが黒鬼会のスパイだったことを聞かされました。
驚く面々。
かえでからは、レニの過去について聞くことができました。
レニは、欧州大戦時にドイツで行われていた
「ヴァックストゥーム計画」の生き残りだと、
かえでは言います。
それは、霊的攻撃力に優れた、
戦闘機械となりうる人間を人工的に作り出す計画で、
幼いレニはそこで
戦うことだけを教えられて生きていたのです。
改めてレニを救うという意志を固め、
LIPSで「帝国華撃団、出撃!」の号令。
その場にいる全員の信頼度が上がります。
花組は、2人一組になって嵐の中へ飛び出していきました。
大神はアイリスとともに出撃です。
アイリスのテレパシーにより、
レニのもとへ辿り着いた大神とアイリス。
▲しかし、レニの心は……
大神よ、また仲間に裏切られるのか。
水狐はレニに対し、大神とアイリスは敵だと吹き込んで、
非情にも殺せと命令します。
サキが水狐の姿をとってもなお、
大神は水狐を説得しようとします。
レニを返してくれという願いのみならず、
あのサキに戻ってくれと嘆願する姿や、
相変わらず甘いと嘲笑われる様が、
まるきり1を思い出すようで落ち着かなかったです。
どうしよう、と迷うアイリス。
彼女には「みんなを呼んできてくれ」と頼んで、
戦闘に臨むことにします。
大神には、並々ならぬ決意の色が見えました。
▲大神は何のために戦うというのだろう?
その3に続きます。
【2】第六話その1 戦う理由
4月中は、今のようなペースで
ほぼ日更新ができそうです。
物語もどんどん盛り上がっていくことでしょうし、
勢いに乗って進めていきたいと思います。
さて、第六話からディスク2になりました。
OPの檄帝も2番が収録されていて
テンションが上がる!
入れ替えを促す画面も、1と違って興味深かったですね。
▲「謹警」?「警謹」?
第六話は、戦闘終了後の作戦室から始まります。
戦闘の反省会を終えた面々は、
近日の黒鬼会の活動が活発になっていることを気にしつつ、
秋公演「青い鳥」の稽古のため
三々五々散っていきます。
どうやら夏休みの辺りから、
アイリスはすっかりレニに懐いてしまったようですね。
▲お兄ちゃんはちょっと寂しいぞ
ただ、レニの返事はどこか散漫としています。
かえでさんも、
レニの戦闘中の動きが鈍くなっているのでは、
と気にかけている様子です。
戦闘服から平服に着替えた大神は、
部隊にみんなの稽古の様子を見に行くことにしました。
今回の主演は、チルチル役のレニとミチル役のアイリスです。
舞台上では、2人が立ち稽古の真っ最中でした。
ここでもやはり精彩を欠いているレニは、
台詞を途切れさせてしまう。
▲こんなレニを見たのは初めてだ
舞台袖でそれを見ている面々と大神。
LIPSが発生したので、
舞台袖の「さくらたちと話をする」を選択すると、
みんなもまさかレニがと首をかしげています。
舞台上では、先ほどと同じ場面の稽古が行われていますが、
レニはやはり同じ台詞で詰まってしまいました。
今までになく、動揺したような、困惑するような、
弱りきったような声のレニ。
アイリスも心配して声をかけますが、
1人にしてくれと言ったレニは、
舞台袖の面々の声にも応えず、
稽古の場から去ってしまいました。
▲レニは憑依型の役者なんだな
レニの様子を見に行くべく、
ここからは自由行動です。
楽屋前廊下→野々村つぼみなる少女に出会った。
椿ちゃんの代理の売り子が彼女らしい。
LIPSが発生したので、「こちらこそ、スマイルです!」と
彼女の決め台詞らしきもので返しておいた。
▲君の台詞を真似たんだけどな……w
帝国華撃団には、米田の設立した
乙女学園なる養成所があるらしい。
彼女はそこから推薦されてきたそうだ。
大神の台詞じゃあないが、
米田のおっちゃんも色々手広く面倒を見ているんだなあ。
支配人室前廊下→薔薇組に呼び止められた。
地下に彼女たちの部屋ができたそうなので、
後ほど寄ることにします。
今夜は嵐らしく、カンナが屋根裏部屋へ屋根の修理に向かい、
17:30にマリアが買い出しに出かけるという情報も得た。
売店→すみれのブロマイドを購入。
つばきちゃんが、大恐竜島を5回も見に来ていたと聞き、
マニアだなあ……と頷きました。
実際、いい舞台は何回見ても面白いですもんね。
しかし、つぼみちゃんには申し訳ないが
椿ちゃんのいない売店はやっぱり少し寂しいな。
中庭→フントがいた。大神が少しかまってやった。
薔薇組の部屋→倉庫の奥に部屋が増えていた。
▲凄まじく“くどい”内装だ……
琴音さんに「薔薇のトゲはなぜあるか」を問われ、
LIPSで「身を守るため」と答えます。
琴音はその通りと頷いて、
しかし薔薇組が守るのは自分自身ではない……
と謎掛けのような台詞を吐きます。
ここで何を守っているっていうんだろう。
夏休みの間に担ってくれた通り、帝劇そのもの……とか?
作戦室→散歩をしていたサキくん。
前回でサキ=水狐の疑いを強めたので、
何をしていても怪しく見えます。
次にこの部屋を使うのは今夜かもしれないと
サキは意味深につぶやきました。
玄関→17:30に行くと、買い出しに出かけるマリアがいた。
LIPSで一緒についていこうかと提案し信頼度がアップ。
2人で買い出しに行くことになりますが、
帰り際に雨が降り始めてしまいました。
やった、マリアと相合傘だ!!と思ったら
これがまた難しいミニゲームでした……。
割とひどい結果だったのですが、
クリアすればOKだったらしく、信頼度が上がってほっと一息。
▲久しぶりにクリアできたミニゲームだったな
サロン→ティータイム中のすみれ。
大神にミルクティーを淹れてくれるすみれくん。
ミルクを先に注ぐ理由を尋ねられ、
「紅茶の風味が濁るから?」とそれっぽい選択をしてみましたが、
単に自分のクセだと笑われました。
舞台袖、浴場、屋根裏部屋、遊戯室、書庫はスカでした。
遊戯室を訪れたとき、「ちょっと来るのが遅かったかな?」
という大神のつぶやきがあったので、
やっぱり何か時間も関係あるんだろうな、
難しいな~とすごすご退散しました。
最後にレニの部屋へ。
レニの部屋へ来たのは第三話以来だが、
改めて見ると、レニの部屋は薄暗く、
とても荒れているように見える。
▲まぁ私の部屋も似たようなものだが
レニは大神に向かって、
自分がどうして戦っているのか
わからなくなってしまった、と言います。
これがちょっと意外でした。
今までのレニには、「戦う理由」なんてなくても
戦い続けそうな雰囲気があったからです。
わざわざ理由づけなくても、
「そういうものだから、そういう命令だから」と、
機械的に全てをこなしてしまいそうな雰囲気が……。
▲大神はなんのために戦っているのかと問うレニ
タイミングLIPSが発生したので、
「青い鳥を探しているからさ」を選んでみると、
大神はやけに高くキザなテンションで言い放ちます。
「さあ、俺と一緒に青い鳥を探しに行こう!」
聞いてるこっちが恥ずかしくなったぞ隊長!w
でも、大神なりにレニを元気づけようとしたんですよね。
完ッ全にから回ってるけど。
その回答のせいかなんなのか、
レニは声を荒げて、大神を部屋から追い出してしまいます。
「出てって!」なんて強い言葉を、
今までにレニが使っただろうか。
強い怒りの感情を現したレニは、
大神を追い出した途端消沈するのでした。
自室に帰り、一人になった大神の元を訪れたのは
同期の桜・加山でした。
▲まったく何がしたいんだお前は???
1までなら、ここで扉を叩くのは
女の子たちだったのになぁ~!
ちょっとガックリ来ましたが、
加山はテンション高くやって来たと思ったら、
途端に真面目な顔になって、
「迷うな、大神」と真剣に助言をくれるのです。
米田長官のように叱り飛ばすでもなく、
あやめさんのように諭すでもない、
このポジションでの助言は、ちょっと新鮮ですね。
大神も、レニに必要なのは言葉ではなく
自分の気持ちだったんだ……と気付かされます。
思わず聞き入りましたが、
次の瞬間には3枚目な加山に戻り、
アディオ~ス!とまた窓の外へ消えてしまうのでした。
……帝劇の警備ガバガバじゃないか?
と、間髪を入れず扉をノックする音がします。
入れ替わりにやって来たのはアイリスでした。
ヤッター!
アイリスは、レニに渡す花飾りを
大神に見せてくれました。
レニに元気がないからと、アイリスなりに考えてくれたんですね。
こういうのが、レニに必要な「気持ち」だったんだろうなあ……。
一緒に来てくれというアイリスに
「よし行こう」とLIPSで返して、信頼度がアップ。
2人でレニの部屋へ向かいます。
廊下で、レニが花冠を受け取ってくれるかと
アイリスはためらいますが、大神に背中を押されて
レニの部屋の扉を叩きます。
硬い声で、それに応じたレニでしたが……
▲アイリスはためらいなくレニを友だちと呼ぶ
友だち、という言葉に心を動かされたようすのレニ。
大神も、アイリスの言葉を裏付けるように、
花組がいつもレニを見守っていると伝えます。
先ほどの言葉とは違い、
今度はちゃんと、レニに届いたようだ。
▲微笑みながら、花冠を受け取ってくれた
これでレニも一安心かな、と思いきや、
廊下には黒い影が差すのでした……。
この自由行動で、大神性格ゲージが
一気に軟派になりました。
ずっと硬派一辺倒で来ていたので、
これがどういう影響を及ぼすのか楽しみです。
その2に続きます。