サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【3】第六話その1 懐かしのあの男ザンス?!

 

前回の記事の公開直後、

このブログを見てくれている友人(サクラ大戦既プレイ)が、

「(必殺技の範囲が)二種類、それ、大神さんとの合体奥義やで」

………?!?!

驚愕の知らせ。

この瞬間の私の痛恨の表情をお伝えしたいものです……。

いや、3はいつ合体攻撃見られるのかなあなんて

考えてはいたんですが、

まさか見逃していたとは……。

か、悲しい、悲しすぎました。チクショウー!

 

2などと同じなら、

きっと「その回のメインキャラ」で、

信頼度が一定あって、2人が隣接して気合が溜まっている状態で

発動できますよとか、そういう条件だったんでしょうね。

今までに発動する気配がなかったのは、

信頼度が足らなかったか、

隣接したときに気合が溜まっていなかったかだと思います。

次に発動する機会があれば、

真っ先に発動したいと思います……。

 

 

 

さて、気を取り直して第六話です。

第六話で、ついにディスク2に突入しました!

3はディスクが3まであるので、

トーリー的にはこれで折り返しくらいなのかな。

後半戦も楽しんでプレイしていきたいと思います。

 

……と、勢い込んで始めたものの、

どうやら最近の巴里は平和そのもの。

怪人も現れないし、

アパートの自室にいる大神が

「米田司令なら、こういう時

 『治にいて乱を忘れず』と言うだろうな」

と思い起こすほどです。

 

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▲サクラ1第八話の米田。怒鳴られたのも懐かしい

 

今日の大神は、巴里花組のみんなと

お昼を食べに行く約束をしていました。

毎度のことながら、両手に花どころじゃねえな!

 

こういうとき、ロベリアもちゃんといて

みんなとワイワイやってるのが意外で

かわいいなあと思います。

悪人キャラが仲間に……というと、

私は一匹狼をイメージしがちなんですが、

ロベリアは集団行動も楽しめる子なんですよね。

まぁ、一緒に行動はするものの

己の考え方は一貫して揺るがず、

みんな(というか、主にグリシーヌ)と意見が分かれて

喧嘩してることも多いんですけれど(笑)

 

しかし、今回意見が分かれたのは

ロベリアだけではありません。

すでにアパートの前に集合していた5人は、

何を食べに行くか希望を聞くと

好き勝手に主張し始めます。

 

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▲プリンをめちゃくちゃ推してくるエリカ(笑)

 

決して仲が悪いわけではなのですが、

みんなにはチームワークが欠けていると

大神はひしひし感じてしまいます。

そういえば第五話の戦闘フェイズでも、

さぁ戦うぞという場面で意見が食い違い、

ちょっと揉めていましたよね。

 

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▲第五話。ここでも伺いを立てていたのはエリカだったな

 

隊長としてなんとかしなければ、と大神。

そうだな、平和なときだからこそ

気を引き締めていかなきゃいけないもんな!

 

 

ところ変わって、閉店後のシャノワールです。

フロアに花組と、整備士のジャンを集めたグラン・マは、

「明日はシャノワールに来なくていい」と

突然宣言します。

LIPSが発生し、「休みをくれるんですか?」と尋ねると大当たり。

グラン・マの信頼度が上がります。

 

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▲そのまんまやんけwww

 

それというのも、この2日間は

シャノワールの地上部分の改修工事があるからでした。

休暇中に怪人が出現した場合は

携帯キネマトロンに連絡する、という約束がなされて解散


ジャンとの別れ際、

この休暇をどう過ごすか尋ねられました。

さすがに1、2、3とプレイしてきたので、

これがフラグだということはわかります。

観光に行こうと思っている、

と答えた大神をジャンが競馬に誘って、

案の定LIPSが発生。

ここは「やっぱり観光に」行きますとお断りしました。


これ、もし行きましょう!と返事したら

本当に行くことになっちゃったのか?

そう思った矢先、

ジャンを止めたのはグラン・マでした。

ははぁ、行こうとノッたとしても

ここでグラン・マに止められるのかな?

 

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▲えっ、そんな風に思ってたのか

 

グラン・マの母性に

ちょっとときめいてしまいます(笑)

 

ジャンを追い払ったグラン・マは、

大神に向き直って休日の予定を尋ねました。あなたもか(笑)

大神はジャンに答えたように

「観光に行く」と答えますが、グラン・マは信じてくれません。

隠すなとぼけるなと追及してくるのに、

重ねて観光に行くのだと主張して、

ようやく本当に1人で観光に行くのだとわかったようでした。

せっかくの休日にデートしないのか、と

目を丸くして驚くグラン・マ。

対する大神も、誰とデートするんですか?!と目を剥きます。

そりゃあ当然決まっています、

巴里華撃団の女性陣とです!

……って、そうか、第六話はデート回なのか!

 

ここでLIPSが発生。

巴里華撃団の女の子とデートに行けと言われた反応として、

なんだか大神っぽいなと思って

「本気で言ってるんですか?」という選択肢を

選んでみると、1のときを彷彿とさせるような

生真面目な大神の台詞を見ることができました。

最近の大神はこなれてきてしまっているので

こういうの見なくなっちゃいましたね。

そう思い返すと寂しく感じるものです(笑)

 

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▲硬派ゲージMAXの大神

 

しかし、硬派ゲージMAXな大神は

マダムのお気に召さなかったようで、

たかがデートだろと信頼度が下がってしまいました。

 

男と女のゲームみたいなものだよ、とグラン・マ。

ゲーム、うん、ゲームね……w

 

メタっぽさを感じて笑う私ですが、

大神はゲームという言い回しが気に入らなかった様子。

恋愛にも真面目な大神であります。

日本人って頭が固いんだね、と言われてしまいました。

 

 

帰り際にみんなの通信番号を教えてもらった大神ですが、

結局誰も誘わないまま、休日の朝を迎えました。

なにをして過ごそうか、と考えつつ

まずは腹ごしらえだと

アパートの前のカフェへ向かう大神。

休日なのにモギリ服なのは、

大神がものぐさかワーカホリックなのか?

 

 

その時でした。

ジャララ~ン♪ と弦をかき鳴らす音が響きます。

それはなんだか、聞き覚えのあるような音で……?!

 

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▲こっ、この音は?!

 

アニメーションが挿入され、

画面に映し出されるのは かき鳴らされる白いギターと、

白いスーツに赤いシャツ。

クロワッサンにかぶりつきながら

振り返った大神の前に現れたのは……

 

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さ、猿だあ!!!wwwwwwwwww

 

いやいやどうしてそんな顔に!!www

あまりの顔面の崩壊っぷりに、

アニメーション終了時のLIPSで、

思わず「どちらさまでしたっけ?」と

尋ねてしまったくらいです(笑)

彼の作画に巻き込まれてか、

大神も大概ひどい顔なのですが(笑)

 

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▲田舎のばあちゃんか!!

 

冗談はさておき、覚えておりますとも!

2で登場した、帝撃月組の隊長にして

大神の同期の桜、加山です!

田舎のばあちゃんみたいなその台詞はなんだとか

東京タワーみたいな色のエッフェル塔とか、

そもそもその書割どこから持ってきたんだとか

言いたいことは色々ありますが、

まずどうして加山がここにいるんだ!?

 

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▲さっきの猿っぷりが嘘のようなイケメンだな

 

お前に会いたくて休みをとって来たのさ、

という加山。

テンション高いな!

 

犬がじゃれつくようなテンションで

巴里を案内してくれというので、

ちょうど休暇の大神は圧倒されつつ了承しますが、

お前女の子とのデートはいいのか?!

男とのデートでいいのか?!

 

とはいえ、なんだか嬉しかったのも事実です。

3では一応シャノワール内に同僚がいますが、

華撃団としての仲間で立場の近い男って、

加山くらいしかいないからなあ。

懐かしい顔に久しぶりに会えた!というのも

ことのほか嬉しくて、

加山の顔芸やテンションの高さに笑わされつつ

本当に同期に会ったみたいな気分になりました。

 

そこへ通りかかったのはエリカとコクリコです。

加山を見て、生き別れのお兄さんですか?

と尋ねたのはエリカ。

それは天然ボケなのか、それとも

アジア人は見分けがつかねえみたいなやつなのか?(笑)

2人に加山を紹介しようと、LIPSが発生。

月組隊長として極秘任務があるという加山のため、

「俺の親友だよ」とだけ紹介します。

あとは加山に話を合わせれば……よいのですが……

 

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▲どーいうキャラ設定だよwww

 

加山のトンチキな語尾に合わせて、

ザンス口調で自己紹介するエリカくんが

かわいかったです。

対するコクリコはしっかりとしたご挨拶。

 

遊園地に行くというエリカ、コクリコと別れると、

大神は加山を伴って

巴里の街を歩き始めました。

 

 

直後、シャノワールの前では、

花火とグリシーヌに出会いました。

紹介された加山は先程と同じく妙なキャラ設定で挨拶。

 

そのとき唐突に、花火と、ツンデレ気味のグリシーヌから

明日の予定を聞かれ、LIPSが発生しました。

 

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▲ときどきツンデレの素質が見え隠れするグリシーヌさん

 

「特に予定はないかな」と素直に答えると、

なぜか頬を赤く染めた

グリシーヌと花火の信頼度が上がります。

えっ、なんだ、今何が試されていたんだ?

 

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▲喜ぶグリシーヌと花火

 

そこへロベリアまで神出鬼没に現れて、

隊長は明日暇なのかとニヤリ。

加山が再び自己紹介をし、

ロベリアが「貿易商ねぇ」と意味深に笑い、

グリシーヌが盗み聞きを怒り、

一気にカオスな状態に。

 

場を混沌とさせたまま、ロベリアが去り、

グリシーヌが戦斧を振りかざし、

花火もそれを追いかけて駆け去ってしまいます。

彼女らを見送った加山に、

ずいぶん個性的なメンバーが揃った店なんだな、

と同情されてしまいました。

「がんばれよ、大神」

「がんばるよ、加山」

という小声のやり取りに、

女だらけの職場で働くからこその男の苦悩が

滲み出ている気がしました。

 

さて、ここからは本格的に、

巴里の街を案内すべく自由行動です。

 

 

その2に続きます。

 

 

 

【3】第五話その5 私だって生きたい

 

第五話その5はアニメーションの挿入部分から。

ほとんど垂直に傾く客船の甲板に、

縄にすがりついて立つ花火と、

床にへばりつくようにして大神がいます。

 

嵐の吹き荒ぶ中、ほとんど落ちかけながらも

傾いた甲板を花火へ向かって這い進む大神。

「君も死ぬことなんて考えるな!」

ほとんど死にそうな状況でも、

死なないと力強く断言し、花火を説得し続けます。

フィリップさんが生きていたら

同じことを言うはず……

その言葉に、花火も大神を救うべく

腕を伸ばします。

 

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▲腕を伸ばし合う2人

 

美しい光景に涙すら出そうですが、

そうも言っていられません。

大きな波がうねり、

船を呑み込もうとしていました。

背後に迫る荒波に、

悔しげに顔を伏せた大神。

 

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▲しかし……

 

波しぶきは2人を襲いませんでした。

コルボーも驚愕しています。

時が止まったように、波も、雨もやんでいます。

そこには青白い光をまとった花火がいて、

私だって、と声を震わせていました。

 

私だって、と繰り返す花火。

「私だって、生きたい!!」

感情を昂ぶらせて叫んだ花火が霊力を放ち、

コルボーと、そして客船の幻を吹き飛ばしました。

 

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▲「私だって、生きたい!!」

 

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▲霊力を迸らせた花火!

 

 

花火くんにこんな霊力があったとは……

幻が消え、オペラ座の舞台に立ち上がった大神は呟きました。

 

 

改めて、戦場はオペラ座――オペラ・ガルニエに舞台を移します。

巴里花組の面々も無事でいました。

大神、そしてグリシーヌとエリカは、

花火に避難するよう促しました。

 

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▲花火をかばうグリシーヌ機がカッケェ!

 

今までどこにいたんだとか、

そういうことは言っちゃあいけないお約束だ!

花火をかばう大神とグリシーヌ、

まるでナイトが2人いるようです。

 

あくまで花火に、

花火への愛にこだわるコルボーを阻んで、

巴里花組は立ち塞がります。

花火をシャノワールにつながるダストシュートへ逃がすと、

いよいよ、コルボーの蒸気獣「セレナード」と対決です!

 

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▲敵は飛行能力を持つ蒸気獣だ

 

飛んでいる状態では、大神などの攻撃は当たりません。

そのため、まずは攻撃の届くエリカや

コクリコなどの攻撃で、

飛行ユニットを落とさねばなりません。

 

黒き衣のマドモアゼルを返せ!

叫ぶコルボーに、LIPSが発生し

「花火くんは渡さん!」と一喝。

グリシーヌの信頼度が上がります。

カッカしていたので即選んでしまったけど、

もう一方の「主役は俺がやる!」という選択肢が

自己主張激しすぎて気になりすぎました(笑)

2周目は選びたいです……。

 

奇しくも回復役がエリカくんと大神と

2人になってしまったので、

作戦は火中心で攻めました。

 

 

コルボーの体力を半ばほども削った頃でしょうか。

あくまで「舞台」の邪魔をする

大神たち「観客」に、コルボーは怒ります。

怪人が怒りを露わにした途端、

巴里花組の面々を、

それぞれ複数の蒸気獣が取り囲みました。

しかしそれは、コルボーによって見せられた幻。

蒸気獣に見えているのは、

実は巴里花組の仲間たちなのです。

 

必殺技を放とうと、肉薄する大神機とグリシーヌ機。

あわや相討ち……!となりかけたとき、

コルボーを1本の矢が貫いて、

幻は解けました。

この大神機とグリシーヌ機の肉薄するシーン、

かっこよかったなー。

 

暗闇の中、正確な一矢を放った人物に、

グリシーヌは心当たりがあるようです。

 

一同が客席に目を向けた先にいたのは、

黒い戦闘服に身を包む少女と、黒い光武F。

 

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▲花火くんの凛々しい姿があった!

 

カ、カッチョイー!!

 

しかし、コルボーは主役の帰還に歓喜します。

瞬く間に花火の前に移動し、

昼間花火をさらったときのように、

フィリップの姿で花火を誘ったのです。

 

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▲バルコニーの外へ連れ出そうとするコルボー

 

フィリップの幻に誘われて、

花火が踏み出そうとします。

しかし、この高いバルコニーから落ちれば

ひとたまりもありません。

グリシーヌが、エリカが、花火を止めようと叫びます。

アナログLIPSが発生し、大神も最大に叫びました。

 

大神の叫びに、花火は意識を取り戻しますが、

自我がある状態であっても、花火は首を振りました。

いくら目の前のフィリップが幻でも、

フィリップのことを、彼女は忘れられません。

 

残された私はどうなる!

グリシーヌが叫びました。

花火を失ったときのことを思うグリシーヌ。

泣いて暮らすしかないのだぞ!!と叫ぶ語尾が、

もうほとんど泣いている!

さらに、大神の畳み掛けるような説得に、

花火の信頼度が上がります。

 

コルボーはなおも、花火を死へ誘おうと

フィリップの声で呼びかけますが、

花火は泣きながらその手を拒みました。

 

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▲フィリップへ向けて謝る花火……

 

当然の如く、ごめんなさい、と言うのが泣けます。

はたから見れば、謝る必要はないのにと

単純に思ってしまうのですが、

フィリップを思い続けずっと寄り添ってきた花火にしてみれば、

幻相手であっても、その手を取らないことは

謝らずにはおれないほど重いことなのだと

痛感せずにいられません。

 

最後に、「フィリップ」ではなく「コルボー」を見た花火は、

フィリップに会わせてくれてありがとうと

丁寧に腰を折りました。

 

その姿を見つめる大神に、花火は

私はもう大丈夫です、と気丈な声を出しました。

 

我を一人にするのか、と低い声を出したコルボー。

この怪人も、何にこだわって

死と愛とを履き違えたんだろうなあ……。

 

 

ついに立ち上がった花火を加えて、

絶望したコルボーとの戦いが再開されました。

 

花火くんの戦闘中のボイスが

思いの外凛々しくて好きでした。

 

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▲必殺技の範囲が2種類ある?

 

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▲花火くんの必殺技

 

戦闘中、何か思うところのある様子の花火くんに

大神が声をかけました。

花火は、人のために生きる大切さを思い出した、

としながらも、

今までの自分が変わっていくことに

戸惑いを覚えると言います。

LIPSが発生し、「笑顔から始めよう」とアドバイス

今の君の笑顔ならきっといいことがおこるよ、

という大神の台詞、いいですね。

きっとフィリップも、

花火の笑顔に元気や幸せをもらっていて、

その笑顔のまま幸せになってほしかったんだな

と思い至ることができます。

花火の信頼度が大アップします。

 

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▲この台詞は、大神の変化や成長を振り返るようでグッときた

 

 

コルボーを倒すと、

花火は思い詰めたような顔をして、

自分のせいですまないと、みんなに謝りました。

しかし、それは違うと大神は首を振ります。

グリシーヌも、よくがんばったと花火を讃え、

それでようやく花火は笑顔になりました。

 

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勝利のポーズは戸惑いながらも花火が決めてくれたぞ!

 

 

夕暮れの墓場を、花火と大神が見舞っていました。

フィリップの与えてくれた愛を語る花火。

それを、大神がそっと慰め、励まします。

「今度は君が誰かを愛する番だ。」

大神の言葉に慰められて、

花火は大神にすがりついて泣きました。

これで最後にするから、泣かせてください、今だけ、と。

 

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▲大神はただ、いいよ、と返しただけだった

 

(なんてことだ……もうすでにED直前のような雰囲気じゃないか……)

 

やっと役者が出揃って、

さぁいよいよ誰でEDを迎えるか

本気で悩まなければというところなのに、

こんな場面を見たら

責任取らなきゃ……となってしまいます……w

 

 

そしてある夜。

花火はタタミゼ・ジュンヌとして

シャノワールのステージに立ちました。

桜吹雪の舞う中、

踊る花火は美しく力強く、微笑んでいました。

 

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▲静かな決意を見せた

 

第五話は悲しくも、

最後にはぐっと前を向ける、

強かでよいエピソードでした。

 

 

第六話に続きます。

 

【3】第五話その4 愛を知る男

 

シャノワールに駆け戻った大神は、

グラン・マに巴里花組の緊急集合を要請しました。

オペラ座の件だね、と手短に頷いたグラン・マは

すでに自体を把握していたようです。

 

司令室に集まった一同。

花火が怪人に捕まったと聞いて

まず不安げに顔を曇らせ、激昂したのは

彼女の友人であるグリシーヌでした。

こればかりは責められても何も返せず、

ただ謝るしかありません。

 

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▲花火の身を案じるグリシーヌ

 

そうしている間にも、

オペラ座内の妖力反応は高まり、

地面へ沈下を始めていました。

オペラ座は今日は開演日。

大勢のお客さんがいるはずだとコクリコ。

グラン・マがエクレールでの強行突入を即断し、

大神に出撃命令を促しました。

LIPSが発生。「巴里華撃団、出撃せよ!」

グリシーヌの信頼度が上がります。

 

出撃ムービーが流れ、

ここからは戦闘フェイズです。

自由行動でコクリコとグリシーヌに会えず、

他の面々ともほとんど会話ができていないので

やる気が全くないのが心配だ……。

なお、大神の称号(?)は「しっかり隊長」に変わっていました。

 

 

オペラ座にいたはずのコルボーと花火。

しかし、気絶していたらしい花火が目を覚ましたとき、

彼女は雨の降る客船の甲板にいました。

花火に死を迫るコルボー。

 

そこへ、高らかな声とともに、巴里華撃団が現れました。

 

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▲今回はちゃんと名乗れたね!

 

オペラ座へ突入してきたはずの一同は、

目の前の光景に困惑します。

真っ黒な雲から降る大雨と雷、

広がる大海原、巨大な客船。

 

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▲怪人の見せている幻らしいが……。

 

これは幻だと断言するグリシーヌを、コルボーは嘲ります。

グリシーヌ操る光武Fの、斧を握る手が震えました。

グリシーヌは気がついたのです。

これが、かつて花火とグリシーヌが体験した夜……

花火の結婚式の、船上パーティのときの再現だということに。

 

グリシーヌの回想が始まりました。

沈没する船の中、助けを呼びに行っていたグリシーヌは

その場にフィリップの姿がないことに気が付き、

一足遅かったということを悟ります。

謝るグリシーヌに、花火は微笑みます。

グリシーヌのせいじゃない、すべて私のせいだと。

 

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▲声を震わせるグリシーヌが痛ましい

 

「なにを笑っているんだ」、というこの台詞の

語尾の震え方がたまらなかったです。

胸を締め付けるような思いの中、

花火はフィリップの最期の言葉を思い返しています。

ずっと微笑んでいてくれ。

花火はその言葉を守って、微笑み続けているのです。

 

フィリップを失ったのは、

やっぱり結婚式のその日だったんですね。

回想の花火の姿も痛ましかったですが、

これって、2人の幸せな姿を今までそばで見ていた

グリシーヌにとっても、

すごく辛い出来事だったんじゃないでしょうか。

 

コルボーは花火のその悲しい記憶を再現しています。

花火を救出して説得すれば、

この幻は消えるはずだという大神に対し、

反論したのはグリシーヌでした。

 

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▲怒りを剥き出しにするグリシーヌ

 

コクリコが「危険だ」とこれを止め、

ロベリアもバカを言うなと眉をひそめます。

 

バラバラになりかけるメンバーに、

うろたえるエリカ。

タイミングLIPSが発生し、

「今は俺の指示を聞いてくれ」と説得。

グリシーヌ、コクリコ、エリカの信頼度が上がります。

 

余談ですがこの選択肢は、

何も選ばずにいると出てくるものです。

サクラ2の途中からか、タイミングLIPSとなると

ビビってさっさと選択することが多かったんですが、

たまにはガマンして後で出てくる選択肢も

見てみるべきだよな、と

最近ちょっと意識しています。

まぁ、後半に出てくるものがいいとも限らないんですけど……。

 

 

さて、まず最初の戦いは、

甲板にいる花火を救出することが目的です。

船腹の底にいる巴里花組

敵を倒しながら甲板へ上がらなければいけないわけですが、

花火を救出するという目的の他にも

甲板へ上がらなければならない理由があります。

これが花火の記憶なら、

この船はすでに沈没を始めているのです!

 

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▲異変に気がつく一同

 

LIPSが発生し、「急いで上に上がれ」と指示すると、

エリカ、グリシーヌの信頼度が上がります。

 

戦闘中、グリシーヌに隣接すると会話が発生。

私の親友を救ってくれ、と頼むグリシーヌ。

LIPSが発生し、「グリシーヌも一緒に助けるんだ!」

と言うと、グリシーヌの信頼度が上がります。

頷いたグリシーヌは、

私と一緒に、花火を救ってくれと

言葉を変えました。

 

そういえば、かばったときの台詞が

時々違うな、ということに気がついたのですが

何か原因があったりするのかな。

ランダムってことはないような……気がするんですが。

 

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▲「やる気」の問題なのかな

 

ロベリア機に隣接したときにも会話が発生します。

こんな命がけの作戦だなんて聞いていない、

と憤慨するロベリアは、

あんな女(花火のことです)、

死にたがっているなら放っておけと叫びます。

LIPSが発生し、契約に従えと縛るべきか悩んで、

結局「怖いのか……ロベリア」と尋ねてみる。

するとロベリアが、

怖くないならついてこいとか言うつもりなんだろ、と

鼻白んだ様子になります。

間違ったかな、と思いきや

引っ掛けようとする気概を評価されて、信頼度がアップ。

難しいな君も……。

 

今回の戦闘でやりづらかったのは、

大神が「しっかり隊長」になったことにより

必殺技が変わって、

回復技になっていたことでしょうか。

火力が必要な場面で、

「これ回復必殺技なのかよ!」

となったのが痛かった。

 

エリカと隣接したときには、大神は

彼女がいやに厳しい顔をしていることに気が付きます。

エリカは憤っているのでした。

敵に対して、や、花火に対して、ではありません。

「死を望む」という、その願いそのものに対してでした。

エリカくんが純真な天使すぎて感動します。

LIPSが発生し、「その思いを伝えるんだ!」と

強く訴えると、エリカの信頼度がアップ。

花火の心を楽しい思い出でいっぱいにしたい、

と笑ったエリカを、大神も見直したようでした。

 

コクリコとも会話が発生します。

今回は全員、隣接で会話が発生しましたね。

今回のコクリコは、大神が危機に直面するのが

心配で仕方がないようでした。

 

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▲出撃直後のコクリコと、会話発生時のコクリコ

 

(花火の目の前で団子になっているのは

 グリシーヌで隣接して終わりたかったからなんですが、

 大神が隣接しないと勝利条件達成になりませんでした。

 うーん残念……。)

 

ひたすら大神の身を案じてくれるコクリコ。

LIPSが発生し、

「ありがとう、でも助けないと……」

と返します。

コクリコはその返答を予測していたようで、

信頼度が上がります。

コクリコには心配ばかりかけているな……

と謝る大神にも、コクリコは首を振りました。

大神がやさしい人だから心配するのだと。

大神とコクリコの関係性もなんだか不思議ですよね。

保護者と被保護者かと思えば、

こうやって心配されたりもするし。

心配のされ方も、例えばアイリスが大神を思うのとは

なんだかちょっと違うような気がします。

まだぼんやりとしていて、上手く言葉にならないんですが……。

 

 

ともあれ、船が沈む前に

花火に隣接することができ、

一度目の戦闘が終了しました。

 

光武を降りて、大神は花火の肩を揺さぶります。

しかし、花火は茫然自失としていて

大神の声も、姿も認識していないようでした。

 

花火を呼び戻そうとする大神を、

この舞台にはふさわしくないと

コルボーは批難します。

 

 

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▲大神のことを「愛を知らぬ男」と切って捨てる

 

馬鹿言うな!累計13人の嫁を持つ男だぞ!!

 

しかし、生身の体に攻撃を受けてはたまりません。

攻撃を受け、吹っ飛ぶ大神。

そのとき、花火の脳裏には

過去の光景がフラッシュバックしていました。

動転する花火。

しかし、高速LIPSが発生し、

「心配するな、俺は死なない!」と叫んだとき、

花火の意識が戻り、信頼度が大アップ。

その目には大神の姿が映っていました。

 

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▲花火くんが意識を取り戻した!

 

 

その5に続きます。