【3】第六話その4 敗北
シャノワールに戻った大神たちを待っていたのは、
モニターに映し出されるシャンゼリゼ通りの惨状でした。
もうもうと黒煙が立ち、火の手の上がる通りには、
今までになく強い妖力反応が表れています。
強敵の予感に気を引き締める一同の中でも、
エリカのやる気は十二分でした。
▲きりりと引き締まった顔のエリカ
今日学んだ、みんなの力をひとつにまとめる、
チームプレイの心。
グリシーヌもチームプレイの実践を唱え、
エリカとともに息巻いています。
「巴里華撃団、出撃せよ!」
LIPSで出撃命令を飛ばし、
5人全員の信頼度が上がります。
今回が二度目の出撃となる花火には
出撃ムービーがありました。
▲光武Fを前に頭を垂れる花火
「よろしくお願いします」、そう祈るように呟きます。
急行したシャンゼリゼ通りは、
モニターで見たよりひどい有様でした。
道路には大穴が空き、
街灯はひしゃげていて、
通りに面した建物が火を噴いています。
▲操縦席から外を見る視点は初めてだな
家々を襲っていたのは、
青白い光線でした。
散開して光線を避ける華撃団。
今回は、3Dの動きに
なおのこと力が入っているような。
▲言ってる場合じゃないんだがめちゃくちゃカッコイイ
光線を放ったのは、
宙に浮いた椅子に座っている
でっぷり太ったイカ型の怪人でした。
タイミングLIPSが発生し、
「すぐに攻撃をやめろ!」と叫びます。
怪人は自信たっぷりでした。
確かに、今までに蒸気獣を使わず
生身のまま攻撃してきて
しかもここまでの破壊力を持つ相手は
いなかったかもしれません。
そして、怪人が次に放った光の玉は、
今までに倒したはずの怪人に変わります。
▲怪人たちが蘇った!!
どういう理屈か、
復活した怪人たちは、イカ型の怪人に
召喚されたかのように見えましたが……?
イカ型の怪人は、復活した怪人たちに
「カルマール公爵」と呼ばれていました。
カルマール公爵を止めるべく、
いざ戦闘フェイズです。
ただし、大神の脇に控えるエリカとグリシーヌ以外
(おそらく、2人はデートの相手だからでしょうね)
他の3人はフィールドに突出しており、
敵に囲まれた状態でのスタートです。
戦闘中、エリカと会話が発生。
公園でひとりでいた男の子のことを思い出したエリカが、
彼がみんなといっしょに遊べるようになるのは
いつになるのかとポツリ。
LIPSが発生して、「あの子の努力しだいだね」
と見守る姿勢でもって選択すると、
エリカの信頼度が上がります。
▲エリカくん……。
砲台を含めた敵全機を撃破して
一戦目は終了しますが、
大神は自問します。
次に現れたのは、
今までに出てきたのと同じ雑兵、
蒸気獣ポーンに見えました。
しかし、その妖力は今までと比べ物にならないほど強く、
メルとシーが注意を促す通信を入れてきます。
▲上が今までのポーン、下が今回現れた蒸気獣
大神の静止の声も聞かず
飛び出していくグリシーヌとロベリアに、LIPSが発生。
止まれと言って止まる2人ではないので、
「2人を援護するぞ!」と後方の3人に呼びかけます。
それどころか、好き勝手な主張まで始める始末です。
大神が檄を飛ばしても、効果はありません。
召喚されたカルマールの蒸気獣・サンフォニーに
大神はついに一人で挑みかかりますが、
弾き飛ばされ、腕がもげ……。
▲なかなかショッキングな場面だった
結果として、花組は惨敗しました。
あまりにも一方的なやられぶりに、
カルマールが戦意を喪失して
戦いをやめてしまったほどの敗北でした。
▲重々しい空気に包まれる巴里華撃団
デートをしていたときには、
巴里花組のチームプレイにも
少し光明が見えたかも知れない、
よしこれからだ!と思っていたのに……。
しかし、そんな花組を見下ろす影がありました。
昨日別れたはずの加山でした。
潰れてしまった光武Fの横で苦い顔をする大神に、
加山は人知れず呟きます。
▲加山に一体どんな策が?
果たして巴里花組に、
どんな光がもたらされるというのでしょうか?
鬱々とした気分は、次に流れた次回予告で吹き飛んで
思わず悲鳴を上げてしまいました。
希望と波乱の予感に胸を高鳴らせつつ、
第七話に続きます。
【3】第六話その3 楽しいデートと怪しい影
自宅アパートにてキネマトロンを前にする大神。
そして私。
▲誰かひとりをデートに誘わねばならない
正直なところ、まだ「この子だーッ!」というのは
決め兼ねているサクラ大戦3。
だからこそ、このデートの相手はすごく迷います。
ちょっと気になるあの子にするか、
それともあの子の新たな一面を見に行くか?
誰も彼も気になっているので、
全く決定打に欠けてお手上げ状態です。
こんなもん決められるか!
▲仕方がないのであみだくじをしました
誰が証人になってくれるわけでもないのですが、
一応スクリーンショットを貼り付けた上
補足いたしますと、やり直しなしのぶっつけ本番一発勝負です。
ここで引き寄せるのがメインヒロインの風格か!
エリカくんとのデートか……どんなことになるんだろうな。
まず間違いなく、平和には済まないんでしょうね(笑)
それも楽しみのひとつですが。
わくわくしながらエリカくんに通信します。
緊張ゆえか、若干しどろもどろになっている大神。
すると、さっそく「服を着ずに応答する」という
大胆なジャブを食らいました。
▲確かに顔グラの首元が……。
ジャブに動揺してかボケる気にもなれず、
次に発生したLIPSは
「あの……明日はヒマかい?」と尋ねるだけ。
しかしエリカの反応はとびきり大きかったです。
「はい!!どこに行きましょうか?」
えええ、もうデートする気満々じゃないか!!(笑)
まだヒマかと聞いただけなのに、
エリカは大神さんからデートに誘ってもらえるなんてと
すっかり感激した様子でした。
一方的に約束を取り付けて、通信終了を宣言し、
本当に通信を切ってしまいます(笑)
▲大神は気圧されるばかりだった
甘酸っぱいやり取りも大人の駆け引きもなく
ただただ圧倒されたまま終わってしまいましたが、
あんなに素直に楽しみにしてくれると
こちらも行く前からテンション上がりますね。
大神はこれでよかったのかと悩んでいましたが……。
デートの約束は取り付けたのだし
よしとしましょう。
ニコニコしながらキネマトロンを閉じたところで、
呼び出し音が鳴り響きました。
出ると、そこには厳しい顔をしたグリシーヌがいます。
なんのイベントかと思いきや、
厳しい顔のグリシーヌは挑戦状を叩きつけるがごとく
明日はヒマかと尋ねて……
というかおどかしてきます。
▲ヒィイ?!!
い、いやあの明日はエリカくんとのデートが。
あみだくじで決まって。あのその。
LIPSが発生し、
「じゃあ……午後からでいいかい?」
と申し出てみると、
グリシーヌの信頼度が上がって、
明日昼過ぎにシャノワール前で落ち合うことになりました。
明日は私に付き合ってもらうという台詞から察するに、
もしかしてこれもデート……なのか!?
まさか2人とデートできるとは!
しかし、二股状態だけど大丈夫かな。
二股をちょっと心配しつつの翌日。
なかなか現れないエリカくんにやきもきしていると、
だ~れだ!とお決まりのあれが!
思わずニヤリとしてLIPSの出現を待ったのですが、
ここはLIPSの発生するところではありませんでした。
大神は目ではなく口を塞がれていたからです(笑)
▲どんな怪力で締め付けられていたんだ(笑)
窒息しかけて気が遠くなっていた大神には悪いけど、
めちゃくちゃ笑いました(笑)
なんだか緊張がほぐれます。
前日、大神と行きたい場所がある、
と言っていたエリカくん。
連れられてきたのは公園でした。
▲子どもたちとは顔見知りらしい
一緒にサッカーをしてほしいとエリカに頼まれ、
LIPSが発生。
「よし!勝負だ、エリカくん!!」と乗っかると
信頼度が大アップ。
さすが誰にも負けないお人好しですね!
は褒められている気がしないし、
君に言われたくはないけどね!!
▲顔面サッカーも楽しそうなエリカ
休憩中、ひとり隅にいる男の子を見かけて、
エリカは子どもの頃の気の小さかった自分を思い出します。
いつも一人で、仲間に入れてと言えなかったエリカ。
▲しんみりという言葉がどこか重い
あの子のところへ行ってきていいか、
と問われて、LIPSが発生。
「ああ、それがいいね」と頷くと、信頼度が上がります。
結局、声をかけた男の子にフラれてしまい、
少し落ち込んだエリカ。
余計なお世話だったのかな、なんて消沈する姿が
なんだか珍しかったです。
失礼な話ですが、エリカくんにも、
後悔したりすることがあるのかと……。
身に覚えのある感情だから、
余計に親身になってしまうのかもしれませんね。
▲エリカくんは優しい子なんだよな
「入れて」と言えるようになるまで
そっとしておくのがいいとか、
自分から仲間に入る気持ちが大切なんだとか。
少し真面目な話をする大神とエリカくん。
まぁ、子ども心は複雑ですし、
大人になっても複雑なもんですよな。
▲デート中も仕事脳は休まらないようだ
そうこうしているうちにお昼の鐘が鳴り、
引き続きサッカーをしているエリカくんとはお別れです。
なんだか随分健康的で爽やかなデートだったな。
でも、エリカくんの心を
少しでも覗けた気がしてよかったです。
それにエリカくんとのイベントって、
純粋に楽しめる気がするんだよな。
彼女の裏表のないキャラクターがなせる技か。
シャノワールに戻って、
午後はグリシーヌとデートです。
颯爽と現れたグリシーヌ、
なんだかいつも以上に声や台詞が凛々しいぞ!
▲どっちがヒーローか分からんくらいだ(笑)
しかし、この落ち着き様こそ
グリシーヌの本来の姿なのかもしれないな?
と思いつつ、2人はどこぞの森へと移動しました。
最近はグリシーヌの昂ぶった声や台詞ばかり
見聞きしていたからなあ。
グリシーヌが大神を誘ったのも、
狩猟の楽しさを教えるといういかにも貴族然としたものでした。
馬には乗ったことがあるか、と聞かれて
「少しはあるよ」と回答。
グリシーヌの信頼度が上がります。
▲轡を並べる2人
なんだか大人な雰囲気じゃないですか!
そう思ったのも束の間。
飛び出してきたうさぎに驚いて
グリシーヌの馬が暴れ、
危うく落馬しかけたところを
大神が間一髪救い上げました。
▲やっぱり大神がヒーローだったな!
慌てて大神の腕から降り、
己の失態を恥じたグリシーヌ。
馬の前に飛び出してきた無礼なうさぎを
今日の獲物と定め、
大神を伴って狩猟を開始します!
……が、2人でうさぎに翻弄されるばかりでした。
うさぎは実は2羽のつがいで、
子うさぎたちを守るべく
大神たちを惑わせ、戦っていたのです。
道の真中に現れる、うさぎの親子。
それを見たグリシーヌは、突然黙り込みました。
そして、険しい顔を一変させたかと思うと、
▲「カンワイイッ↑↑↑!!!!」
!!?
今とんでもない高音がしたのは気のせいか?!ww
慌てて誤魔化したグリシーヌですが、
今の変貌っぷりをなかったことにはできません。
タイミングLIPSが発生し、
「グリシーヌもかわいいよ」と褒めると、
グリシーヌの信頼度が大きく上がりました。
▲顔が素直すぎるくらいに喜んでますぜ!!
いつもならふざけたことを言うな!とか
言いそうなのに、それに比べたら
マイルドすぎるくらいの反応です。
これはたまらん。
結局、うさぎを狩ることは諦めた2人。
▲しかし良い顔をしているなあ
いつもの立ち絵なんですが、
心なしかいつもより晴れやかに見えます。
帰りは、グリシーヌの馬が先程の件で
逃げてしまったため(マジかよ)、
グリシーヌ提案のもと
1頭に2人で乗ることになりました。
▲あれっなんかイメージと違うなwww
いやこう、てっきり、
大神が手綱を握る腕の中に、グリシーヌがすっぽり……
みたいなのを想像していました。(笑)
ま、まぁこれはこれで美味しいか!なぁ大神!
道中も、グリシーヌは大神の乗馬センスを褒めてくれます。
喜んだ大神ですが、
グリシーヌが大神の技量を試そうと馬を暴れさせ、
あえなく落馬。
なんと、そのまま意識が遠ざかっていきます……。
暗転した画面は、そのままアニメーションに突入しました。
緑色っぽい、水中のような映像です。
その中を落下していくのは、なぜか真っ裸の大神。
めちゃくちゃにスタイルがいいのが
ムカつくやら羨ましいやら。
目を開けた大神が光る水面を見上げると、
ピエロのような人影が
何か不思議な言葉をつぶやいています。
パリシィは巴里を憎む……とかなんとか。
▲とうとうと語るピエロ
正直、一度聞いただけでは
何が起こっているやらわからず
あまり覚えられませんでした。
ただ、そのピエロが不吉なことを言い、
巴里の破滅を予言していた……ということだけは分かります。
▲この絵だけなら大変シュールなのだが……。
目を覚ますと、元通り森の中にいて
グリシーヌがすまなそうに大神を見つめていました。
今のムービーは一体。
そして大神を脱がす意味はあったのか。
落馬させたことを謝るグリシーヌ。
そのとき、コントローラーという名の携帯キネマトロンから
鋭いビープ音が発せられます。
どうやら大きな事件の匂いがします。
デートもそこそこに、
シャノワールに急行です!
その4に続きます。
【3】第六話その2 友よ!これが巴里の地だ
第六話その2は自由行動から。
帝撃月組の隊長・加山に、巴里の街を案内します。
加山はまずシャノワールを案内しろと言いましたが、
せっかくだし街の外をちょっと見て回ろうぜ。
市場→ランチの買い出しをするコクリコとエリカ
サンドイッチの具は何にするか?
と尋ねられて、LIPSが発生。
「タマゴサンド、かな」と答えると、
コクリコの信頼度が上がりました。
ちなみにエリカは、プリンやメロンがいい、と答えて
コクリコにツッコまれていました。
▲そのツッコミも違うだろう(笑)
テルトル広場→加山の財布をスるロベリア。
スった相手が大神の連れと気がついて
財布を返してくれましたが、
スった財布は加山があらかじめ用意していたダミーだそうで。
いけすかない野郎、と加山を呼び捨てて、
ロベリアはその場を立ち去ります。
しかし、スられたのは加山の財布だけではなかったようで、
加山に指摘されて、自分の財布もスられていることに気がつく大神。
加山の財布を先に素直に返したのは、
そこで安心させておいて、気が付かせないための作戦か?
隊長相手でも容赦ねえな!
アナログLIPSが発生して、
力いっぱいロベリアを呼び止めると、
財布も中身の金もきっちり返してもらいました。
▲でっかい子どもを叱っているようだな
仕方ないなと言わんばかりの顔をしたロベリアは、
意外としっかりしてるな、と
信頼度が上がりました。
ブルーメール邸玄関→加山のザンス口調が気に食わないタレブ―さん。
ザンスなんて汚い言葉を使うなんて!とご立腹だ。
ザンスって汚い言葉なのか……?という疑問はともかく、
LIPSで「やめるんだ、加山!」と慌てて止めに入る。
休みの間中メイドをさせられるぞ!w
加山を止めたことによって
タレブーの信頼度が上がり、
加山はきちんと折り目正しい挨拶をし直した。
というか、ブルーメール邸って
MAP画面から直接、グリシーヌの部屋や
花火の部屋にも行けるんですね……。
気がついていなかった。
しかし訪れてみると、
グリシーヌの部屋→不在
花火の部屋→不在
2人ともどこか別の場所にいるのか。
立派な劇場じゃないか、と加山。
お前はここで何をしているんだ?と尋ねられ、LIPSが発生。
「モギリをしているんだ」と苦笑いとともに返しましたが、
加山はすべてお見通しと言わんばかりに
大神が巴里華撃団の隊長であることを言い当てました。
加山は、大神がここで
巴里華撃団の隊長を務めていることも、
先程までに紹介した彼女らがその隊員であることも
知っていたのです。
……と、言いつつ、私は逆に
「あっそうか、本当なら加山は知らないはずなのか」と
驚いてしまったのですが……。
帝撃の人間だからてっきり知っているものかと。
どうやら私には、
秘密部隊の隊長としての自覚が足りないようだと
頭をかきつつシャノワールへ入ると、
ちょうどロビーにいたシーくんが
シャノワールの案内を申し出てくれました。
ひとまわり15分かかるということで、
少し迷ったのですが、せっかくなのでお願いすることに。
メインホールの次に売店に寄るか尋ねられ、
LIPSが発生。
タタミゼ・ジュンヌ(花火)のブロマイドが
入荷していると聞いて、「寄っていこう」と決めます。
花火くんのブロマイドを購入したところで、
メルくんが合流します。
加山がグラン・マへの面会を申し出て
一同はぞろぞろと秘書室へ移動。
▲たくさんいるとかわいいな
どうやら、グラン・マに会うことは
加山が巴里に来た目的のひとつだったようですね。
加山が支配人室でグラン・マと話をしている間、
秘書室に残された大神は、猫カーソル画面で
メルくん・シーくんと会話をすることができます。
メルくん、シーくんの目をそれぞれ2回調べると
大神が2人の目をそれぞれ褒めて
信頼度がアップ。
また、メルくんに話しかけると
メルがいつもシンプルな服ばかり選ぶという話になり、
どんな服が似会うかでLIPSが発生。
「かわいい服も似合うと思うよ」と答えると、
シーくんの信頼度が上がった。
シーくんに話しかけたときには、
休日の過ごし方について尋ねられて、LIPSが発生。
「剣の修行かな」と返すと、
シーくんの信頼度が大アップした。
今回はやたらシーくんに受けが良かったなぁ!
最後に調べたのはシーくんのメイド服だ。
半年に一度、オーダーメイドで作り直しているというので
なぜかを問うと、メルくんが言葉を濁して、
「シーは……育ち盛りなので……」
▲あっ、ああー、な、なーるほどーォ!
大神もしどろもどろに応じる。
気まずげなメルくんと大神の様子を知ってか知らずか、
シーくんが「話が終わったみたいですよぅ」と
さらりと言って、支配人室から加山が出てきた。
も、もうちょっと話の続きを聞きたかったかなぁ~……?
ツアーを再開しようとしたシーくんですが、
地下は工事中ですし、もう見る所がないようです。
ではツアー終了かというところで、
LIPSが発生。ここぞとばかりに、
「せっかくだからシャワー室を見ないか」と提案します(笑)
すると、「せっかくだしなあ」乗ってくる加山。
ノリがいいねえとニヤリとしましたが、
なにがどう「せっかく」なのか、と
シーくんにもっともなツッコミをされてあえなく失敗。
ロビーに戻って、ツアーはおしまいです。
別れ際、シーくんが
改装の準備を手伝って欲しいと言い、大神は快諾。
加山を送ったら手伝う、と約束すると、
シーくんは
「シャワー室に行くので、秘書室で待っていてくれ」
と言い残して去っていきました。
この後どうするんだ?と加山。
画面には選択肢が表示されます。
そりゃあ……まぁ……
体が勝手にシャワー室に……。
加山がいたって関係ありません。
ふらふらとシャワー室へ向かう大神に、
戸惑いながらも追う加山。
自動的に、大神と加山は
エレベーターへ突進していきます。
▲すげえ早ェ!!www
普段の自由行動の倍くらいの速さで走っていくので
爆笑しましたwww
更衣スペースに入ると、そこに人影はなく、
シャワーを使う水音がします。
遠慮なく奥へ進入していく大神と加山。
ブースに入っている人影を見つけて、
「もしかしてあれはシーさんじゃないのか?」
と加山もノリノリである。
しかし、そのシルエットに違和感を覚えたのは大神です。
シーくんにしては、
なんだかふくよかな気がすると言うのです。
▲いやいやナイスプロポーションじゃないか?!
ニャー!
そのとき現れたのは、
グラン・マの飼う黒猫・ナポレオンでした。
大神が驚く間もなく、画面は足元からそのまま、
太もも、お尻や腰や胸と、
舐めるようなカメラワークで下から上へ辿っていきます。
そうして辿り着いたのは、
確かに他のメンバーに比べればふくよかな肩周りや腕、
金色のショートヘア……グ、グラン・マじゃないか!!
グラン・マは人の気配を察知して
誰かいるのかと声をかけてきます。
ここでアナログLIPSが発生!
(逃げるぞ、加山)と気持ち小さめに
声をかけたのですが、
そのときすでに加山は抜け道を見つけたところでした。
抜け道のあるシャワー室ってなんだよ!
大神もあとに続こうとしますが、
床に這いつくばっているところを
あえなくグラン・マに見つかってしまいました……。
シャワー室を飛び出すと、
まぁ当然コッテリ絞られて、減俸3ヶ月を言い渡されました。
▲裏切りやがったな加山ァ!!
しかし、グラン・マのシャワーイベは
出血大サービスでしたな。
スタッフさんに熟女好きがいたのかな……
と勘ぐりましたが、熟女なんて言ったら
さらに減俸を食らうでしょうか……(笑)
グラン・マって何歳なんだろうな。
司令にふさわしい貫禄も感じますが、
おキレイですよねグラン・マ。
地上へ戻るとシーくんに会って、
彼女がタオルを取りに行っただけらしいことが発覚。
加山とともにガックリするやら納得するやらしつつ、
シーの仕事を手伝うか
加山に街を案内するか、選択肢が出てきたので
もう少しだけ散策しようと後者を選びました。
自動的にシャノワールの外へ出て、
自由行動続行です。
バー→ロベリアにバカコンビ呼ばわりされる2人。
のぞきと減俸のことがさっそく知れているのかと思って
ちょっとドキッとしました(笑)
ロベリアは加山を見て、
よく見たらいい男じゃないかと褒め始めます。
デレデレする加山。
だめだ!ロベリアは私の大事なヒロイン候補なんだぞ!!
加山とは対照的に鋭い顔をした大神は、
「絶対になにかを企んでいるぞ」と警戒を促します。
うーん、大神の様子を見ていると、
本当にロベリアがヒロインのひとりなのか、
本当にくっつくのかとちょっとハラハラしますが……(笑)
大神に構わず加山を誘惑したロベリアは、
加山の体格を検分してさらに褒めます。
ま、ますますヒロインなのか本当にくっつくのかry。
しかも体を触るのに紛れて、
ロベリアの手は加山の背広の中に忍び込んでいるではありませんか。
(すこし待って、スった瞬間を取り押さえてやる)
と大神のモノローグが表示された直後、
タイミングLIPSが発生します。
モノローグに従って、少し待った後、
「ロベリアを捕まえる」を選択。
するとロベリアのスリをしっかり阻止することができました。
▲ヒロインー!!w
信頼度を大きく上げて、
ロベリアは駆け去っていきました。
教会→最近あんまり来てなかった気がするな。
エリカの熱烈な歓迎を受けて
そのはげしさと騒々しさに若干引いている加山。
ぱ、巴里のシスターがみんながみんなこうじゃあないぞ!
エリカをたしなめる神父・レノさんに対し、
LIPSが発生。
「そんなことないですよ」とエリカを褒めると、
信頼度が上がった。
サーカス→見学をしてくるという加山と分かれてコクリコの部屋へ。
加山が別行動を取るとなんだか意味深だ。
楽しそうに遊園地に行く準備をするコクリコを、
大神が「遠足に行く前の子どもみたいだ」と笑う。
ここで膨れ面をするかと思いきや、
のっかってきてくれるのが、超ポイント高いっす。
▲無邪気に手を上げる様が見えるようだ
せっかくの生徒先生ごっこなのだが、
しかし思わず、
「エリカくんを頼む」と言ってしまい、
なんだか設定がちぐはぐになってしまいました(笑)
しかし、コクリコは信頼度を上げて
任せてくれと胸を張りました。
最後はレストランに行って見事空振り。
1時の鐘が鳴って、
シャノワール前で加山とはお別れです。
ときに大神、と、最後に加山に話しかけられます。
日本が懐かしくないか、と言うのです。
LIPSが発生し、「懐かしいな」と素直に返します。
帝都のみんなもお前の話ばかりしている、と加山。
大神は、巴里華撃団の隊長として
みんなが一人前になるまでは懐かしんでもいられない
と首を振りますが、
はたから聞いているような状態の私は
やっと治まっていたホームシックが
ぶり返すような気分でした。
▲そういえば帝撃もそうだったよなあ……
苦労している様子の大神に送られたのは
孫氏の言葉でした。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」。
己というのは自分のことばかりでなく、
隊員の人となりを知ることが
全員をまとめる要になるのだと
加山は説きます。
最後の最後でシリアスな空気を出しつつ、
別れ際はやはり明るくお調子者といったペースで
去っていった加山。
相変わらず神出鬼没で唐突で、憎い男でしたなあ。
▲ありがとな、加山!
その日の夜、アパートに帰った大神は
加山の言葉を反芻して考えます。
明日の休みに、
誰かを誘って遊びに行くことにしようと。
そこでキネマトロンを取り出して……
もしかしてこれ、
デートする相手を1人選ばなきゃいけないってことか?!
その3に続きます。