【3】第一話その1 Bonjour, Paris!
時は太正15年、花の都・巴里。
ハイカラな茜色のスーツ姿の男が1人、
この華やかな街に降り立ちました。
春の帝都を旅立って、
一体どれだけの月日が流れたことでしょう。
1日です。
サクラ大戦2の熱気も冷めやらぬ今日この頃ですが、
早速サクラ大戦3のプレイ日記を始めます。
前作サクラ大戦1と2のクリアデータは、
はてさてどんな効果があるのやら?
今回も楽しみです。
例によって、攻略本・攻略サイトの使用は禁止。
感情、もしくは体が勝手に動くままに、
初プレイならではの気持ちを大切にして
プレイしていきたいと思います。
OPムービーを見て最初の感想は、
ワーォすっごく動く。
めっちゃきれい。
すごい。
だいたいこんな感じです(笑)
これが噂のサクラ大戦3のOPかとのけぞりました。
いやはや1から2になったときも、
十分「きれいになったなあ~!」と感動したのですが、
3は桁違いですね。
このOP映像に関しては、さすがにと言いますか
初めて見たというわけではないのですが、
実機で見るとなおのこと、
いっそドン引きするような凄さが……。
あんまりにも動くので、
まともなスクリーンショットが撮れませんでした。
また別の機会に、録画してコマ送りで
じっくり見たいと思います。(笑)
感動のあまりOPを3周ほどし(笑)
ようやくプレイ開始です。
なんだか2の初めにもこんなことをしていた気がするな。
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OPに負けず劣らず、
最初のアニメーションムービーもきれいでした。
▲路面の反射まで美しい
不穏な紫色の稲光と曇る夜空に、
橙色の蒸気灯の灯りも美しい巴里の町並み。
尖塔の先端に立つピエロの影が、
不穏な言葉を囁きます。
その影が掻き消えて、
次に画面を埋めたのは
「MARSEILLE PARIS(マルセイユ発パリ行き)」
の文字を掲げた列車です。
ホームに滑り込んできた列車から、
降り立った男はもちろん、
大神一郎その人でした。
▲またそんな変わった色のスーツ着て!
2のラストで、海軍中尉に昇進した大神。
その顔は希望に満ち満ちて見えます。
異国の駅の構内をぐるり見回した大神は、
鞄を持ち直し、颯爽と駅を後にする……
というのが、3最初のアニメーションの一連の流れ。
ここでもやっぱりのけぞる私。
に、人間くせー…………。
何が人間臭いって、大神の挙動のひとつひとつがです。
電車のタラップを降り、鞄を置いて一呼吸。
身を屈めて鞄を再び持ち上げて、
歩きながら俯き鞄を持つ手を変え、
空いた手で頭をひと撫で。
▲颯爽と歩いて行く大神
この動きがもうぬるんぬるん。
鞄の重心を感じる動きとか、もう変態くさいくらいだ。
日常動作を描くのが一番難しいんだと
どっかで見たような記憶がありますが、
大神がめちゃくちゃかっこいいので
なんだか理不尽にむかつきます(笑)
いやニヤニヤします、楽しみです。
パリでの生活に夢が膨らむ、
素晴らしいスタートですね。
大神がまず向かったのは日本大使館です。
ここにいる駐在武官・迫水典通大使が、
このパリで大神の上司となる人物です。
▲物腰の柔らかい紳士だった
ところどころに、
フランス語を混ぜて話しかけてくる彼は、
いかにもフランスはパリに住んでいる人らしく
(勝手なイメージですけどね)
スマートそうな出で立ちで、
しっかりした人物に見えます。
米田のおっちゃんなんか、
初対面で飲んだくれていたのになあ……(笑)
これから出かけてしまうという迫水氏は、
大神に欧州博覧会のチケットをくれました。
大使館からも近いようなので、
大神はさっそく、会場へ足を向けます。
大神がここで出会ったのは、
暴走する蒸気自動車でした。
アニメーションが始まって、
暴走する車が、大神に向かって突っ込んできます。
ここでLIPSが発生、
「跳んで避ける」を選択すると……
なんと終わったように思ったアニメーションが再開し、
大神が車を跳んで避ける!
文字ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、
つまり、アニメ→LIPS選択→アニメ再開と、
LIPSとアニメーションがシームレスに
繋がっているんです。
▲この画からアニメーションが再開する
3をプレイ済みのみなさまからすれば
「何を今更」という感じでしょうが、
いやこれ結構感動します。
大神が跳んで避けた自動車は、
街灯にぶつかってなんとか止まったのですが、
車の運転手は怪我をしてしまいました。
その車のボンネットには、一瞬
黒い毛に赤い目をしたうさぎが乗っているのですが、
今はそれよりも怪我人の方が先です。
▲いかにも怪しく意味深なうさぎ
医者を呼ぼうとした大神に、
少女が声をかけてきます。
「待ってください」
少女が怪我人に手をかざすと、
その手が青く発光。
怪我はみるみるうちに消えていくではありませんか!
えっ、そんなおおっぴらに力を使うの、
サクラ大戦3?
▲青く発光する少女
不思議な力で怪我を治した彼女は、
神さまが奇跡を起こしたと言ってにっこり。
思えば、1や2の少女たちは
個人的に霊力を使って
何かをすることってあんまりなかったですよね。
アイリスはときどき物を持ち上げたり浮かせたり、
建物一戸爆発させたりしてたけど……。
LIPSで車を避けていたことにより、
彼女の信頼度が上がります。
奇跡を起こしたことを、
「内緒にしてくれ」と頼んでくる辺り
やっぱりおおっぴらには使っちゃいけないんですね。
突然現れて力を行使した彼女に、
終始目を丸くしていた大神。
LIPSで「君のことが知りたいな」と選択し、
声をかけます。
この選択肢もおなじみですね!w
一度は「名前を名乗るときにはまず自分から!」
と怒られますが、
大神が名乗ると、少女も名乗ってくれました。
▲ううーむ、不思議な世界観の子だな?
彼女はエリカ・フォンティーヌ。
サクラ大戦3のメインヒロインですね!
「これでもシスターなんですよ」
という台詞の「これでも」というのが、
どこの部分にかかった台詞なのかが
地味に気になります。
どうやらドジっ子属性まで持っているらしい彼女は、
大神が日本人だと分かった途端に色めき立ちます。
日本人にはちょんまげというものがあるんじゃないのか、
と言うのです。
ここで発生したのはタイミングLIPSです。
少し選択を待ってみると、
「チョンマゲには免許がいるんだよ」
もうこれ一択だわ。
2の重さの反動からか、
のっけから選択肢で遊び倒します。すると
▲めっちゃ食いついちゃったよ
エリカくんはどうやら、ガチの天然さんだ!
そういえば純然たる天然ドジっ子って
今までいなかったっけ……。
大神がごまかしても、全く疑う気配がありません。
まぁでも、そうですね、
フランス人にたとえ嘘の文化教えられても
普通に信じちゃうもんね……。
すっかり楽しくなっているエリカくん。
鐘の音が鳴って、
帰らなければならないと言うときも、
なんだかすごく名残惜しそうにしています。
彼女は大神に、1枚のチラシを手渡しました。
▲エリカくんはここで踊っているらしい
パリのナイトショーといえば有名ですが、
まさかそのチラシなのかな。
シスターで踊り子?
なんだかちぐはぐな感じがしますが、
エリカくんは看板などに頭をぶつけながら
マイペースに立ち去ってしまうのでした。
……そういえばこれ、
大神フランス語で喋ってるのかな……。
さて、こんなふうに始まったサクラ大戦3です。
新たな舞台パリに、
エリカくんを始めとする
新たなキャラクターたち。
どんな人々と
どんな物語が展開されていくのか、
とっても楽しみです。
その2に続きます。