サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

第十話その2 ひとりぼっちにしないで

大神がすみれの不在に気がついたとき、

背後から閃光が走りました。

みながすみれの最期を悟ります。

 

それでも、時間がない、前進するしかない……

進み始めた一行は、しかしすぐに足を止めました。

紅蘭が通路の真ん中に描かれた星(五芒星?)の模様を気にかけたのです。

ここまで来て、展開の分からぬ私ではない……。

隊長も、一拍置いて、わかった、と答えます。

 

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▲あくまで明るい紅蘭

 

五芒星は反魂の術でした。

これまで叉丹は、これを使って三騎士らを蘇らせていたようです。

術を阻止しようとする紅蘭ですが、

周りを敵に取り囲まれてしまいます……。

「ウチの居場所!ウチの未来!ウチの夢!」

攻撃されながら悲痛に叫ぶ紅蘭。

 

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▲彼女の「秘密兵器」が発動する

 

 

残された面々の顔が悲痛に歪んでいきます。

それまでみんなを促していたマリアもついに無言です。

歯を食いしばるように、行くぞ!と唸る隊長。

その行く手を阻んだのは、黄昏の三騎士最後の1人、蝶です。

 

蝶の強力な攻撃を前に、次にこの場に残るのはマリア。

あなたには帝都を守る使命がある、と諭す言葉は軍人のそれでしたが、

最後の言葉は弱々しかった。

 

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▲世界一、ききたくないわがままだった……

 

マリアのわがままなら、もっと他の場所で聞きたかった……。

 残されたのはさくらとアイリス。

さくらは無言、アイリスは泣いていますが、

やっとこの先に霊子砲があります。

 

ですが、マリアにやられたはずの蝶が3人を追ってきていました。

3人を巻き込んで自爆しようとする蝶。

その懐へ飛び込んでいったのは、さくら。

 

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▲さくらの悲壮な覚悟

 

死を前に呻いたさくら、

果敢に突撃したさくら、

穏やかに別れを告げたさくら。

さくらの当たり前の少女としての弱さと、帝撃花組の戦士としての強さを

いっぺんに見せられて、私は泣きたいやら震えるやら分かりません。

アイリスじゃなくたって泣いてしまうこんなの!

 

次のセーブ画面で見た隊員のページが

アイリスだけになっているのを見て、また体が震えました。

 

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▲アイリスひとりになってしまった

 

 

聖魔城の外でも、戦いは続いています。

二千の降魔を相手に、ミカサが戦っていました。

帝撃三人娘の、椿ちゃんのこんなに厳しい顔を

今までに見たことがあっただろうか。

 

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▲厳しい表情を浮かべる椿

 

思わず、米田は神に祈りを捧げます。

正義を救わせたまえ。

 

 

アイリスと大神の前に、ついに殺女が現れました。

2人で決着をつけようという殺女に、

大神も覚悟を決めます。

ケンカはだめだというアイリスに、手を出さないでくれという隊長。

なんだか、あやめの様子がおかしくなってからこちら、

大神とアイリスの会話はいまいち噛み合っていないような気がします。

アイリスの「ひとりぼっちにしないで」という、

先のイベントの台詞が頭をよぎりました。

まだ幼いアイリスにとっては、帝都の平和よりそれ以前に、

花組みんなの幸せが、みんなが一緒に笑っているその場所が、

何より大事で大切で、愛しく思っているのかもしれないなあ……と

そんなことを思いました。

結果的にそれがアイリスを戦場に立たせる理由なのでしょうが、

軍人スイッチの入った大神とは、何かが違うのかもしれない……

それが良い悪いという話ではないんですが、

もしそうなら、このすれ違いは切ねえ。切ねえ……。

 

 

一方のミカサ。砲台が次々と沈黙させられていました。

 

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▲由里、かすみの顔も険しい。

 

しかし、舵を手動に切り替えた米田に、

まだ諦めの色はありませんでした。

花組がまだ中で戦っていて、霊子砲はまだ作動していないんですものね、

米田のおっちゃんが諦めるわけがない。

 

 

その3へ続きます。

第十話その1 最後の戦いへ

いよいよ最終回。背景に桜が舞う第十話です。

殺女のスチルはどれも美しいですな……。

 

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▲霊子砲発射の準備が進められている

 

十二支の書かれた文字盤のようなものが映し出されて、

てっぺんの「子」の文字が赤く光りました。

 

 

作戦室のモニターに、壊滅状態の東京各地の様子が

映し出されています。

ショッキングな映像です……。

作戦室の面々と順番に話をします。

アイリスに話しかけたとき、LIPSが発生。

「とにかく出撃しよう」「少し考えよう」と出て、

少し考えようを選択。しかし…と言い淀む紅蘭に、さらにLIPSが発生、

「やはり出撃しよう」「いい考えはないか」と出て、

いい考えはないかを選択。作戦室での会話が続く。

作戦室左奥から、

すみれ→マリア→アイリスでLIPS→さくら→紅蘭……と順に話しかけていたら、

紅蘭で話が進んでしまい、カンナに話しかけることができませんでした。

わーっ、そんなのありか!話しかけたかった!

米田のおっちゃんとも話してないし!

私の叫びも虚しく、米田の号令により、花組は翔鯨丸で出撃していきました……。

 

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▲カンナが舵を取っている

 

大神が号令をかけ、カンナが舵を取り、マリアが砲撃手を担当。

海軍の戦艦を彷彿とさせます。

隊長が帝撃に配属にならなければ、彼はいつか

こうしてどこかの戦艦を指揮することになっていたのかな。

 

翔鯨丸の主砲で砲撃した聖魔城の城門は、

しかしびくともしませんでした。

 

その頃帝劇の支配人室では、米田長官が苦々しい独白をしていました。

花組を戦わせ、自分は何もしていないダメ軍人だとこぼす米田。

見つめる視線の先には、あやめを含めた花組たちの写真があります。

写真中央でおどける米田が、対降魔特殊部隊の面々との写真と

同じポーズを取っているのが胸に痛い。

 

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▲米田の仲間はまた失われてしまうのか?

 

しかし、米田が決心したように叫んだとき、

アニメーションが挿入されました。

機械音とともに、床や壁が割れ、倒れ、動いていく…………

え?????????????wwww

花組が立つ舞台の床が割れ、メインブリッジへ早変わり、

そこには当然のように、帝劇三人娘が

花組のものにも似た戦闘服を着て座っています。

艦長席に座った米田が号令。

「空中戦艦ミカサ、発進!」

 

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▲三人娘が凛々しい!

 

か、カッコイイ~~~~~~……?!??!!?www

 

銀座の大地を割って発進した巨大な戦艦・ミカサは、

艦橋(?)にそのまま帝劇を乗っけています。

なんだこりゃあwwwwwwww

戦艦は聖魔城へ向けて砲弾をぶっ放し、

城門を木っ端微塵にしてしまいました。

 

ミカサが空けた風穴に、翔鯨丸が突撃。

ここから戦闘フェーズです。

城門前で、まずは降魔の大群と戦います。

数がめちゃくちゃに多いので、ここは必殺技を駆使して蹴散らします。

 

そこへ差し向けられたのは、

黄昏の三騎士を名乗る猪鹿蝶でした。

い、生きとったんかお前ら!

三騎士を前に、猛々しく吼えたのはカンナでした。

門の開閉装置を壊して、みんなと自分とを分断すると、

先に行けと言い放ちます。

 

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▲置いていけない、という大神に叫び返すカンナ

 

カンナらしくも、不器用で、厳しい叱咤。

それを後悔するようなカンナの台詞が切なかった……。

そして、猪の乗る魔操機兵に、ひとり立ち向かっていきました。

 

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▲カンナ最後の一撃

 

 

一方、カンナと分かたれてしまった花組の面々は、

後ろ髪を引かれながらも前へ進みます。

いつもカンナと口論ばかりしていたすみれが、

悲しげに、最後までその場に佇む姿に涙を誘われる。

 

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▲声を震わせるすみれ

 

と思いきや。

すみれが待っていたのは、鹿の乗る魔操機兵でした。

カンナの決死の覚悟を茶番とバカにされ、

鹿に斬りかかりますが、その力の前にあっという間に倒れ伏すすみれ機。

しかし、最後の力を振り絞って敵を貫いた一撃で

敵と共に崖底へと落ちていきました。

 

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▲最後まで女優だったすみれ

 

 

その2へ続きます。

 

第九話その5 フラグは回収するもの

家や蒸気自動車を破壊する降魔。

出撃した花組の前に現れたのは、

魔操機兵に乗り込んだ蝶と殺女でした。

 

「あやめさん!」必死に呼びかける大神を

可愛い坊やと嘲笑って、殺女は容赦なく大神機を攻撃します。

 

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▲殺女機の攻撃を受ける大神機

 

今回のフィールドには、電撃塔という兵器が設置されています。

攻撃範囲は広いし、攻撃力も高そうなので怖いぞ……。

花組の中で最も遠距離から攻撃できるマリアですら

攻撃範囲の外から攻撃できないので、

近づくときには一気に仕留めなければなりません。

 

その他、大神機はあやめの攻撃を受けているので、

戦闘開始時から体力が削れた状態になっています。

敵の数が多いので、

すみれやさくらの必殺技が活躍しそうですね。

 

そういえば、プレイしていく中で

攻撃モーションによってダメージ量が3段階ほどあることに

気がついたのですが、神武になってからは

一番ダメージ量の多いモーションが出やすくなったような気がします。

クリティカルの出やすい値っていうのがステータス外にあるのかな?

他のステータスと同じく、信頼度によるとかでしょうか。

 

戦闘の途中、LIPSが発生し

自分こそ叉丹にお似合いだろうとかなんとか

蝶が言っていたのですが、

応えずに無視してしまいました(笑)

「口も聞けないのか!」と上機嫌そうでしたが…(笑)

 

今回も苦労せず行けそうかな?

そんなことを思ったのもつかの間。

虫の息だった蝶の必殺技がさくらを直撃。

 

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▲さくらくん……?!

 

は、初の戦闘不能者を出してしまいました…………。

信頼度の下がる音がしました…………。

前々回のプレイ日記はフラグだったんや……

 

花組隊員たちも、今のところ戦闘不能になったことがないので、 いざそうなったときにどうなるのか、実はまだ知りません。 痛む胸を押さえつつ、一度わざとやられてみようか……と検討中です。

第9話その3 最強の降魔 - サクラ大戦プレイ日記

 

さくらくんすまない、私がフラグなんか立てたばっかりに!

 

さくらが戦闘不能になった次のターン、

蝶にトドメを刺して戦闘は終了。

戦闘終了直後、大神があやめの名を叫びます。

「あやめさんはどこだ!?あやめさぁぁーん!!」

このトーンの台詞は今までにないな、と思うと同時に、

さくらがやられた直後のこの台詞だったものだから、

大神の余裕のなさというか、切羽詰まったような感じが

より一層強く感じられました。

取り乱しているというか、いっそ錯乱しているんじゃないかというくらいの……。

これが本当に、シナリオ上誰かが負傷したときの台詞だったとしたら

と考えたらゾッとしませんでした。

 

 

セーブののち、アニメーションが挿入。

叉丹が東京湾に光の球のようなものを放ち、

海面を裂いて何か巨大なものが姿を表します。

叉丹が「聖なる城」と呼んだそれが、きっと聖魔城なのでしょう。

しかし、魔神器といい聖魔城といい、

清いものと魔のものが一体になったようなものが多くて混乱するなあ。

そう思うと、殺女もそんなものの一部なのかな。

 

聖魔城が復活し、殺女は叉丹に呼び戻されて去っていきました。

霧の晴れた朝焼けの中に、黒い城が浮かび上がります。

で、でけえ!

叉丹はそれを、幻の大地・大和と呼びました。

ま、また新出単語が!!(頭を抱える)

 

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幻の大地・大和

 

 

勝ち誇った叫びを上げ、天帝を名乗った叉丹。

次回から最終回、第十話です。