サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【3】第九話その2 カウントダウン

 

第九話その2はムービーから。

巴里の上空を覆った暗雲。

それを切り裂くようにして現れた異形の兵器を、

大神が見上げています。

 

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▲あからさまに禍々しい!!

 

巨大兵器は、足のように突き出た先端から光線を発射し、

巴里の街を一瞬にして焼き尽くし、

破壊していきます。

石畳が吹き飛び、家が崩壊する映像がなんともショッキングで

呆然としてしまいます。

たぶんこの映像見てるとき口開いてたな。

燃え上がった家は次の瞬間には

結晶のようなものに覆われ、

巴里の美しい街並みは一面

無彩色な灰色になってしまいました。

 

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▲一変した巴里を見下ろすカルマール

 

せっかく復活させた部下も

もうレオンだけだというのに、

カルマールは全く気にする様子がありませんね。

巴里の無残な姿にカルマールは上機嫌、

レオンは巨大兵器の威力に圧倒されています。

あの巨大兵器の名は、

「空中砲台・オプスキュール」というようです。

都市に満ちる妖力を利用している、

という辺りは、1、2にも似通ったものを感じますが、

巴里の街に妖力が満ちた原因とは

一体なんなのでしょうか?

 

3は、シリーズの今までの作品と比べて

敵や敵の目的が見えづらいように思います。

1、2では、割と序盤のうちから

敵の全体像が見えていたのに対し、

 

3はそもそも蒸気獣ってなんなんだ?というところすら

未だに分かっていません。

(私がフラグを見逃していないかぎりは……。)

 

そのせいか、今回の敵たちには何か空恐ろしいものを感じ、

戦闘中も常にモヤモヤと考えながら戦っています。

1の天海や、2の京極のように

「わっはっはー!帝都よ滅べー!人間よ滅べー!」

と盛大にやっていてくれれば、

こちらも「やったらー!」と元気よく言えたのですが……。

 

あのピエロの少年についても、

なんとなく人間に敵意を持っていそうなこと以外

全く謎のままですし、不安だなあ……。 

 

空中砲台・オプスキュールは、

強力な光線を放って巴里の街を破壊したのち、

上昇して再び黒雲の中に姿を消しました。

 

次の攻撃に備え、妖力の充填をするようです。

カルマールはレオンに対し、

妖力を吸収し終える明日の日の出まで

巴里華撃団を妨害し

時間を稼ぐよう命じるのでした。

 

 

さて、そんな敵陣営の様子を偵察する

2つの人影があります。

 

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▲この見覚えのありまくる後ろ姿は!!

 

帝都からまた、

頼もしい助っ人がやってきてくれたようですね!

 

 

一方、作戦司令室では被害状況の確認が行われていました。

先のオプスキュールの攻撃により、

巴里の4つの地域が壊滅。

怪我人こそいないものの、

このままでは巴里の街が全滅してしまいます。

LIPSが発生し、

「よし、すぐに出撃だ!」と号令すると、

グリシーヌとロベリアの信頼度が上がります。

勇んだ一同ですが、

そこへ飛び込んできたカタコトの女性の声、

冷静に分析する声があります!

 

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▲帝都花組最後のメンバー、織姫とレニだ!!

 

ついに帝都花組が全員、

巴里を訪れてくれたことになります。

LIPSが発生し、

「あいかわらずだな」と声をかけると、

織姫がにっこり。早く本題に入ろう、とレニが急かすのも

本当にあいかわらずです。

 

エリカが、他の帝都メンバーにしていたように

飛びかかるようにして2人に挨拶をして、

少し気分が和みます。

織姫の「近所のおバカ」という表現もよかったですが、

レニのあまりに薄く釣れない反応に

エリカが困惑していたのには笑いました(笑)

 

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▲さすがのエリカもこの反応(笑)

 

2では信頼度変化の効果音が鳴らなくて

それこそ困惑したものですね。

あとから「音が鳴っていないだけで実は変化しているよ」

と言われたときには、

そうだったのかと崩れ落ちたものです……。

 

閑話休題

国こそ違いますが、同じ貴族同士

織姫とグリシーヌはそれぞれの家名に覚えがあるようです。

グリシーヌを見た織姫が、

ジャジャホースという独特の表現で挑発するので

LIPSで「ケンカしに来たのか」とたしなめます。

なおジャジャホースって表現の仕方はとても好きです。

織姫を注意すると、

グリシーヌの信頼度が上がりました。

「隊長に免じて」って台詞がグッときたなー!

今更ながら、ほんとに認めてもらえてるんだなーって思いました。

日本人風情がー!と言わんばかりに

吠えたくられていた頃のことを思うと、

本当に喜ばしい限りです。嬉しいね。

 

レニと織姫を呼んだのはグラン・マでした。

2人は、レニが読唇術で得た情報を

巴里華撃団にもたらしてくれます。

レニは万能だなあ……。

ここで、「どくしんじゅつ?」と首を傾げたのはコクリコです。

LIPSが発生し、「唇の動きで話の内容を読む」ことだと

正しく教えてやりました。

コクリコの信頼度が上がります。

 

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▲織姫ってこんなルー語みたいな喋り方だっけ……?w

 

この後、シテ島に潜入するつもりだという2人。

危険だと大神やエリカが止めるも、

織姫やレニは大神に偵察を命ぜられるのを待っています。

ここでLIPSが発生しますが……

やはり、そんな危険な命令を下すわけにはいきません。

「だめだ」と首を振りましたが、

レニも織姫も頑固でした。

 

どうしても偵察に行くと言って聞きませんが、

メタ的に考えると、どうしたってフラグです。

嫌な予感しかしませんが、

結局レニと織姫を偵察に送り出すことになりました。

レニは道具室で偵察の準備、織姫は楽屋で一休みした後、

偵察に出発するようです。

 

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▲微笑んだ顔がすんげーかわいい

 

明日の日の出は約13時間後。

その間、巴里華撃団は待機です。

ここで選択肢が表示され、

レニと織姫の様子を見に行くことができます。

順番に様子を見に行きましょう。

 

 

まずは道具室のレニから。

エリカ、コクリコ、そしてなんとロベリアも一緒にいて、

偵察の準備を手伝っているようです。

タイミングLIPSが発生し、

思わず「ロ、ロベリアも手伝ってるのか?」を選択すると、

大神は「悪いものでも食べたのか?」と

余分な一言まで付け加えて尋ねてくれます(笑)

ロベリアはうるさいなとばかりにはぐらかしてきますが、

実際のところは、レニと何か勝負をして負けて、

その罰としてか、こうして手伝いをしているようでした(笑)

 

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▲ぼやくロベリア

 

そうして素直に手伝ってる辺りかわいいですよね(笑)

 

荷造りを手伝う最中、

レニの無表情っぷりが気になっていた様子のコクリコ。

しかし、2での経験を経てよい方向に変化したレニは、

きちんと感情を表現することもできる子です。

ありがとう、と微笑んだレニの笑顔を、

みんなが口々に褒めてくれて、

なぜだか私も嬉しくなりました。

その様子を眺める大神も微笑ましそうにしているので、

二重にほっこりしますね。

 

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▲みんなに取り囲まれ、照れるレニ

 

 

次に、楽屋の織姫くんに会いに行くと、

グリシーヌと花火が日本の伝統的なダンスを

教わっているところでした。

日本舞踊か、次点阿波踊りか盆踊りか?と思いきや、

織姫が「てんてこ舞いでーす!」と

自信たっぷりに言うので笑顔が引きつる。(笑)

しかし、花火くんとグリシーヌが

大真面目に習っているので

なんともツッコミがたい雰囲気です。

 

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▲花火くんの大真面目なボケはツッコミづらすぎる

 

タイミングLIPSが発生し、

「そうだな、俺も教えてもらうか」とせめて言うと、

グリシーヌが意気揚々として

踊りを教えてくれ、信頼度が上がりました。

そのとき、織姫が種明かしをして

グリシーヌがまた怒り出すハメになるのですが……

織姫、わかってやってたのかよ!!

君がやると冗談か本気かわかんねえよ!!w

 

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グリシーヌくっそかわいいwwww

 

さりげなーく腕を取って擦り寄ってくる織姫くんもかわいいが、

グリシーヌの怒り顔がかわいすぎてやばい。

ここで私は気が付きました。

そうだ、3にはギャグ顔成分が足りねえ!!!!

そういえば私はジト目ハンターだったのだと

自分の使命を思い出させてくれました。

ありがとう織姫くん、ありがとうグリシーヌ!!

 

織姫くんが巴里華撃団のメンバー

(というか、主にグリシーヌ)をからかってばかりいたのも、

大神が彼女たちと仲良くしていたのに

嫉妬していたからだと知ることができました。

ここで「仲良くしてるのが面白くなかった」と

素直に言えちゃうのが織姫くんのかわいさだよなあ。

 

 

2人と話もできたところで、

大神も仮眠を取ることになりました。

そこで見たのは、いつものピエロの夢……

しかし、いつもと様子が違います。

「あの時道を間違えていなければ……」

ピエロの意味深な台詞とともに流れた映像は、

この回の冒頭、

高台から見下ろしていたはずの

 オプスキュールの一度目の攻撃の際の光景です。

あのとき見たのと違うのは、

破壊される街の中に巴里の人々が避難せずにいること、

人や家々を巻き込む炎や爆発のただなかに

大神もいることです。

まさしく悪夢でした。

 

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▲降り注ぐ光線を見上げる大神

 

 

 

悪夢から目覚めた時点で、

日の出まであと4時間というところまで迫っていました。

そのとき、作戦司令室に現れたグラン・マは

決戦を前に、大神にある決断を迫ります。

グラン・マに告げられたのは、

「巴里華撃団の副隊長を任命すること」でした。

 

その3に続きます。

 

 

 

 

【3】第九話その1 守るべきもの、それぞれの心

 

最終決戦を目前に控え、ドキドキの第九話です。

 

 

第九話は、美しく抜けるような青空の下の

シテ島ノートルダム寺院から始まります。

画面はノートルダム寺院から

炎にまかれる巴里の街に移り変わり、

敵の想像以上の戦力を回想していきます。

回想の主は、会議室に集まる男たちでした。

 

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▲男たちに訴えるグラン・マ

 

この人々は、帝都で言うところの賢人機関のようなものなのでしょう。

巴里の行く末を憂う男たちに、

「大丈夫です」と力強く言ったグラン・マは、

巴里華撃団のシテ島への出撃の許可を得て

シャノワールに戻ってきました。

『準備ができ次第、巴里華撃団はシテ島へ上陸。』

ついに敵本拠地へ、総攻撃を仕掛けるのです。

 

作戦司令室でグラン・マからの報告を受け、

奮起したのはグリシーヌ、

不安がったのは花火やコクリコです。

LIPSが発生し、「大丈夫だ、心配するな」と声をかけると

後者の2人の信頼度が上がります。

いざとなったら、前回のように

エリカが大活躍してくれるだろうとロベリアが言いましたが、

応えるエリカはなんだか歯切れの悪い様子でした。

 

戦いに備え、巴里全域には

「大地震のため」とカモフラージュされた情報で

避難命令が出されています。

街の避難状況を見回るよう命ぜられた一同は、

ばらばらに散っていきました。

 

見回りに行く前に、大神はエレベーターで

エリカを捕まえて話を聞くことになります。

 

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▲急に発現した自分の力を恐れるエリカ

 

 

エリカは、自分の力を制御しきれず

誰かを傷つけやしないかと不安がっているのでした。

LIPSが発生し、

「まっすぐな心があれば大丈夫」と

エリカを励まします。

自分より何より先に、他人のことを思いやり心配する、

エリカくんのその純粋な気持ちがあれば大丈夫だよ!

そんな気持ちで選択すると、

エリカは微笑み、信頼度が上がりました。

いつもの通り、エレベーターの扉に激突するドジをやらかしつつ

元気よく飛び出していったエリカくん。

これで本当に大丈夫……なのかな?

 

 

街の見回りのため、ここからは自由行動です。

きっと、巴里花組の面々は

自分に縁の深いところにいると予想し、

人の多そうなところ、それから

隊員たちに縁のありそうな場所を狙って回ってみます。

 

 

 

市場(イベントキャッチ)→誰もいない市場を寂しがるコクリコ

戦いが終わればみんな戻ってくる、と励ましたとき、

どこからともなく猫の鳴き声がします。

どうやら飼い主とはぐれてしまったようですね。

 

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▲動物と接するときのコクリコの母性はすごい

 

LIPSが発生し、「コクリコなら安心だ」と言うと、

コクリコの信頼度が大きく上がりました。

この子は僕が守るよ、というコクリコの台詞が

頼もしくも温かいですね。

猫の仮の名前は、「一番好きな人の名前をつける」

とコクリコ。

そのときには、どんな名前か教えてくれなかったのですが……。

猫が逃げ出そうとするのを捕まえたとき、

その猫の仮の名が「イチロー」であることを知ります。

 

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▲思わぬ接近に頬を染めるコクリコ

 

目の前にある「一番好きな人」の顔に

頬を染めるコクリコ。

ただただかわいい!!!!

一際幼く見える、この戸惑った顔ったらない。

この健気な少女の可愛らしい恋心に

全く気がついていない大神は

どうした?ときょとんとしていますが、

どうした?じゃないんだよ!

お前の向こう脛蹴飛ばしてやりたいな!!

……まぁ、大神のこういう鈍感さゆえに発生するイベントが

コクリコのような純粋な乙女の恋心をくすぐるのかもしれません。

 

 

公園(イベントキャッチ)→川べりの欄干に腰掛けるロベリア

バーの辺りで会えるかと思っていたのに、

こんなところにいるとは。

野良犬だって逃げ出している、と

公園の避難状況を大神に伝えるロベリア。

どうやら、人がいなくなった街に金目のものが残っていないかと

そういう場所ばかり回っていたらしいのですが、

今こうして公園にいるところを見ると

真面目に仕事してたんじゃないかな……と私は思います。

 

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▲本当なら刑務所にいたはずなのに……とつぶやく

 

口調は皮肉げながら、表情は柔らかいし、

声もなんとなく軽やかに聞こえます。

LIPSが発生し、

「俺がいなくてさびしかったのか?」とからかうと

信頼度が大きく上がりました。

ハハハ!と上げた軽やかな笑い声が屈託なくて、

バカだからか?と何度となくかけられた台詞にも

なんだか親しみを感じます。

一方的かもしれませんが(笑)

ロベリアとの関係もいつの間にか変化したんだなあ、

と感じさせられました。

いつぞやなんか、ロベリアの行動に対して

「たたっ斬るぞ!」というような場面もあったのにね。

 

yon-sakura1234play.hatenablog.com

 

刑務所の中と外を比較して、

外である「こっちの世界」に

大事なものができちまったと微笑むロベリア。

 

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▲良い顔してるなあ

 

最後には「なんてな!」と誤魔化していましたが、

すべてロベリアの本心なのでしょうね。

 

 

サーカス→団員も動物たちもみんな避難しているようだ。

第二話以降、このサーカスは健全にやれているのかな。

誰もいないと思ったところで、

現れたのはいつぞやコクリコに優しい言葉をかけていた

宝石商のロランスさんでした。

久しぶりだなあ!それこそ第二話ぶりじゃないですか!

こんなところで何をしているのかと思ったら、

彼はコクリコを探しているのでした。

近くの避難所にも姿がなく

心配してくれていたのです。

シャノワールのみんなと避難している、と

嘘を織り交ぜた情報を大神が伝えると

ロランスさんはほっとしたようでした。

コクリコのことを頼むと言われ、

「わかりました、お任せください」と素直にLIPSで返します。

ロランスさんが避難所へ向かったのを見送り、

次の場所へ向かいます。

 

 

レストラン(イベントキャッチ)→見周りをするグリシーヌ

この近辺にも人はいないらしい。

次の場所へ移動する前に、グリシーヌに問いかけられました。

グリシーヌにとっての巴里は、

ブルーメール家の名に置いて守らねばならない土地ですが、

異邦人である大神にとってはなんなのか?と。

LIPSによって、「かけがえのない第二の故郷だよ」と

返すと、グリシーヌの信頼度が大きく上がります。

大神の巴里を愛する気持ちに、

グリシーヌは安心したようでした。

 

この負けられない戦いを前に、

巴里の街を守り抜くことを

グリシーヌの斧に誓います。

斧の柄に2人で手をかけて、誓いの言葉を口にする2人。

未来を誓い合う儀式にしては

少々色気がなさすぎるか? いえいえそんなことはありません。

 

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▲大神の右手はグリシーヌの手に重ねられている

 

「……私のことも守れ。」

私も貴公のことを守ると、

あとからそっと付け加えられた条項に、

大神はもちろんと頷きました。

グリシーヌ、乙女でしたなあ~。くらっときちゃうな……。

 

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▲グリシーヌは勇ましい戦友であり、守るべき一人の乙女だ

 

 

教会(イベントキャッチ)→十字架を前に祈りを捧げるエリカ

 

エリカくんはドジですが、

決して頭の悪い子でないことは

今までのことで十二分に分かっています。

誰より思慮深く情け深く、

現実を真摯に見つめているからこそ、

常に天真爛漫元気いっぱいなエリカくんがいるのです。

 

つぶやかれる祈りの言葉の中に、

「もしかしたら死ぬかもしれない」という台詞があって

内臓が少し冷えます。

 

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▲それすら使命だと言うエリカ

 

LIPSが発生し、「俺たちは負けはしない」と

今一度エリカを励ましました。

エリカの信頼度が大きく上がります。

 

一緒に祈りを捧げて欲しい、と言ったエリカは、

大神と並んで、改めて祈りを捧げます。

 

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▲大神は何を祈ったんだろう?

 

大切な人を守りたいというエリカの気持ちは大切ですが、

そのためならこの命を捧げてもかまわない、

と言うのだけは同意できません。

みんなで生きて帰ってきてこそなんだよ、エリカくん!!

「大切な人?」と尋ねる大神に、

真っ黒な髪の優しい人だと、

エリカは照れたように笑うのでした。

 

 

墓場→フィリップの墓に花を手向ける花火くん

 

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▲フィリップに最後のお別れをしに来たのだと言う

 

君もそんなことを言うのか、と私崩れ落ちそう。

これには、大神もすぐさま反応して

「最後じゃない、俺たちは帰ってくるんだ」と

花火に訴えかけてくれましたが。

そうだよな、彼女たちは大神のような軍人ではないし、

人と戦うのに慣れたメンバーも多くはありません。

死ぬかもしれないという気持ち、

戦いを前に不安に思う気持ちを持つ方が

自然なくらいなんですよね……。

 

墓の前に立ち、大神もフィリップに対し

LIPSで声をかけます。

「花火くんは俺が守ります」

そう誓うと、花火の信頼度が上がります。

 

これでひとまず、メインメンバーには全員

会うことができましたね。

 

 

カフェ→誰もいない。いつもの店員さんも無事に避難したかな

 

 

大神のアパート→キネマトロンで通信ができる

ここに関しては、

「キネマトロンで通信ができるから

もっと使ってみるといい」と教わった部分です。

キネマトロンで会話ができるシーンは

これまでにもたくさんあった?ようなので

周回する内に見てみたいなあ……と思いつつ、

周波数を「13510」に合わせます。

すると、通信に出てくれたのはマリアでした。

巴里と帝都で通信ができるなんて、

と驚きながらも、微笑み喜んでくれるマリア。

 

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▲マリアの顔を見ると安心するな……

 

巴里の強大な妖力反応は、

遠く離れた帝都でもキャッチできたようです。

紅蘭、カンナも通信に参加してきて、

口々に巴里の様子を心配してくれます。

総攻撃を仕掛けることになったと告げると、

マリアが注意を促してくれ、

LIPSで「慎重に作戦を行うよ」と頷きました。

なにせ巴里の都と、

巴里花組のみんなの命を預かっています。

 

クリアデータを合体していたためか、

マリアとカンナからは

一言多く激励の言葉を貰うことができました。

うーん、ズキュンときた……表現が古いか。

通信を終えると、キネマトロンに

帝国華撃団のショートカットが追加されました。

 

 

日本大使館→残業中の迫水大使

こんなときまで残業してる場合か!!

冗談めかして笑った迫水さんを大神が一喝すると、

迫水さんは一転、厳しい顔つきになります。

彼もまた、巴里をもし守れなかったら……と

恐れている一人なのでした。

LIPSが発生し、「俺たちに任せてください」と胸を叩きます。

迫水さんの信頼度が上がりました。

おっちゃんともあんまり絡めなかったなあ、

周回するときにはよろしくな。

 

 

テルトル広場→逃げ遅れた子どもを保護するメルくんとシーくん

君たちも見回りに出ていたのか。

泣き疲れて眠ってしまった子どもを抱えながら、

メルくんもシーくんも、

不安げな表情を隠しきれずにいます。

 

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▲不安な気持ちはみんな同じなんだな

 

LIPSが発生し、「俺たちの任務は笑顔を作ること」

と返すと、シーくんの信頼度が大アップ、

メルくんの信頼度もアップします。

2人の声が多少なりとも明るくなったのでよかった。

 

 

シャノワール→最後に回るならここでしょう。

グラン・マとジャン班長がいて、

大神を激励してくれました。

励まされるとともに、2人の思いも、同時に託されます。

 

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▲サクラ1、2でも共通するテーマのような気がします

 

帝都も何度焼かれぶち壊され、

ひっそりと静まり返ったことか。

しかし、戦いが終わった後には、

人々の笑顔が帝劇に集まっていました。

巴里もきっと同じです。

 

愛する人を失った心の傷はずっと残る。

グラン・マのが大神の肩に手をかけて言った台詞に、

失った大切な人のことを思い出します。

 

もちろん、街が無事で済めば

それに越したことはありません。

故郷や家、思い出を失うことだって、

時として大切な人を失うことと同じくらい

つらいことなのです。

例えば、帝劇を失ったら?

シャノワールを失ったら?

家にも、それらが連なってできる街並みにも、

積み重ねた歴史があり思い出があります。

 

 

LIPSが発生し、「俺たちで未来を作りましょう!」と

今度は逆に激励するような気持ちで

グラン・マに訴えます。

すると、グラン・マとジャンの信頼度が大きく上がりました。

 

 

自由行動はここで終了です。

直後、携帯キネマトロンが鳴り響き、

短な文章が送信されてきます。

 

ノートルダムに異常あり。注意せよ▼

 

作戦司令室に向かおうとしていた大神ですが、

ノートルダム寺院が見える場所へと急行します。

 

ムービーが始まり、巴里の街を見下ろす大神の頭上に

瞬く間に暗雲が立ち込めました。

 

 

その2に続きます。

 

【3】第八話その5 目覚める力

 

こういった秘密部隊が主役の物語としては

もはやお約束でありますが、

ついに、ついに、巴里華撃団の本拠地、

テアトル・シャノワールを舞台に戦闘が始まります。

 

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▲ナーデルちゃんのキャラは健在だな

 

この戦闘の目標は、

シャノワールの防衛および

ナーデルの蒸気獣「ノクテュルヌ」の撃破です。

 

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▲華撃団の後ろに防御壁、そしてシャノワールがある

 

ナーデルがいるのは、

華撃団の目の前にある建物群のちょうど裏側。

左右の道からシャノワールに向かって押し寄せてくる敵を蹴散らし、

ナーデルの乗った蒸気獣を撃破しましょう!

 

意気揚々と戦闘に入ったまではよいのですが、

なんだかエリカ機の様子がおかしいことに気づきます。

 

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▲目盛りは少ないし、回復しかないし……

 

隊長命令で作戦を変えても、

エリカの状態は変わりません。

まだエリカが本調子ではないという表現なのでしょうか?

それとも、光武F2を動かせるだけの霊力がないのか?

動かすのが精一杯という様子です。

なぜかはわからないが、

まずは様子を見るしかないか。

 

 

さて、搭乗機が変わったということは、

通常攻撃&必殺技も変化しているということです!

 

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▲それぞれにかわいくかっこよく勇ましくなっていた!

 

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▲協力攻撃もちょっと演出が変わった

 

戦闘中、ロベリアに隣接すると会話が発生。

ロベリアの光武F2は相変わらずすごいな、

という大神。シザーハンズ的な意味でか?

ロベリアも光武F2の性能にゴキゲンです。

LIPSが発生し、

「確かにすごい性能だ」と同調すると、

信頼度が下がります。あ、アレレ……??

戸惑う大神に、

機械は使い手次第、自分たちの力も上がっているのだと

特訓の成果を主張するロベリア。

 

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▲ロベリアに対しては遠慮なく口悪いよな(笑)

 

エリカに隣接すると、

エリカ機の動きが鈍いのに気がついて

大神が声をかけます。

あまり大丈夫じゃないらしい、というエリカに、

LIPSで「自分の力を信じろ」と声をかけ

信頼度が上がります。大丈夫かな……。

 

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▲大神を鼓舞する台詞にも元気がない……

 

 

エリカは不調のままですが、

エリカ以外の面子は上々の仕上がりです。

雑魚を蹴散らす光武F2。

戦闘を見守っていたらしいジャン班長と、

グラン・マも感嘆の声を上げます。

 

そして、ついにナーデルと接触です。

 

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▲ナーデルが捨て駒にされていると察するロベリア

 

必殺技を受けると、

痺れて動けなくなる仕様は相変わらずでした。

 

 

隣接会話はコクリコ、花火ともあり、

それぞれLIPSが発生。

コクリコには「改めてネコの絵を描いたのか」と問い、

花火には「そっち(花火の光武)に乗ってみたい」と言うと

信頼度が上がりました。

 

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▲勘違いする花火くんがかわいい

 

一緒に乗るなんて言ってない、と

大神も花火に釣られてか顔を赤くしましたが、

でもさ、でもです、

コクピットに2人乗りは浪漫だよなあ?!

 

グリシーヌとも会話があると思ったのですが

いくら隣接しても発生せずでした。

ないのか何かが足りないのか?

 

 

ナーデルは危なげなく倒すことができました。

巴里華撃団は、光武F2、そして

自分たちのパワーアップを喜びます。

 

しかし次に現れたコルボーは、

先のナーデル戦でエリカの不調を見抜き

エリカを狙って攻撃を始めるのでした。

 

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▲相変わらず闇ポエマーだなお前は!

 

ポーンたちの攻撃からエリカをかばって、

傷つき、倒れていく巴里華撃団の仲間たち。

思うように動いてくれない光武F2の中で、

エリカは泣き、もがきます。

 

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▲悲痛な声が胸を打つ

 

みんなを助けさせてください、という

エリカの祈りの言葉があまりにも悲しく切ないです。

今までのエリカの神さまへの祈りは、

感謝の気持ちだとか、幸せになりますようにとか、

そういったあたたかな祈りばかりだったのに。

 

ついに大神も倒れ、

エリカの目の前に迫るコルボーの蒸気獣。

エリカの脳裏に、今までの楽しい思い出が

走馬灯のように駆け巡ります。

そして―

シャノワールを攻撃しようとしたコルボーを前に、

エリカの真の力が解放されました。

 

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▲エリカの力が目覚める!

 

翼を金色に発光させたエリカの光武F2は、

シャノワールの屋根の上まで飛び上がりました。

覚醒した強い霊力で、エリカは傷ついたみんなを回復させます。

LIPSが発生し、

「一気に反撃するぞ!!」と号令しました。

ここで(恐らく)全員の信頼度が大きく上がります。

再び戦闘フェーズ、コルボー戦です。

 

 

この戦闘では、フィールドが暗闇に包まれ

周りを見通すことができません。

カメラを近距離モードに切り替えて(そんなのあるんだ……)

やっと隣接した機体が黙認できるという状態です。

 

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▲通常の視点では、フィールドがほとんど見えない

 

手探りに戦場を進みつつ、

気がかりなのは、いつもと様子の違うエリカのことです。

いつもは天真爛漫なエリカなのに、

霊力を解放したタイミングから、

話し方も雰囲気もすっかり違っています。

 

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▲え、エリカくん……?

 

LIPSで「いつもとちがうような……」と

恐る恐る指摘してみると、

みんなのあたたかい気持ちでわたしは生まれ変わったのだと

エリカは言い、信頼度が上がります。

聖母のような微笑みが見えるようですが、

1作目に大天使になって飛んでっちゃった初恋の人がいるので、

あまりにも複雑な気分です。

大神は「なんて神々しいんだ」と圧倒されていますが、

私としては、この子まで飛んでいってしまわないかと

正直ドキドキでした……。

 

そんな心配をよそに、

エリカ機は尋常でないポテンシャルを発揮します。

エリカ機は他のメンバーと比べて

行動ゲージが1つ多く、コルボーの必殺技も、

他のメンバーが45~50ほどのダメージを受けるところを

10のダメージしか受けません。

 

何より特筆すべきはこれでしょう。

 

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ドーーーン!!!そうです合体攻撃です!!!

 

サクラ大戦3、第八話にしてようやく、

合体攻撃をすることができました。

涙で前が見えねえ。

 

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▲手に手を取り合う大神とエリカ

 

こうしてコルボーも、無事に撃破することができました。

 

戦闘終了後、エリカくんに声をかけると、

彼女は今まで通りの、

ハツラツで天然でドジなエリカくんに戻っていました。

 

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▲花火にあるまじき胡乱げな声がイイ(笑)

 

エリカの笑顔に、

「お前にはその笑顔が一番お似合いだ」

と笑うグリシーヌの声が優しくて

本当にエリカのことが好きなんだなあ、と

あったかい気持ちに。

 

勝利のポーズは、エリカくんの号令で決めっ!でした。

 

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▲エリカくんに笑顔が戻ってよかった!

 

 

さて、その後のお話です。

教会を出て行くことになったエリカのために、

シャノワールの屋根裏部屋を

 

新しいエリカの家にしたのです。

通勤時間0ですね!とはしゃぐエリカに、 

いつまでも俺のアパートで

一緒に暮らすわけにもいかないからね、と大神。

待ってくれじゃあしばらくは一緒に暮らしていたのか?

 

そこへロベリアが横槍をいれて、

一緒に暮らしていると支障があるのでは……と

どストレートに尋ねます。

 

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むっ、ムラ……?!

 

こ、こんなにはっきり言うヒロイン

今までにいたか? いなかったよな?

大神は「バカを言うな!!」と

いつになく強い口調で、動転しながら否定しましたが、

顔が赤いですよ、と花火まで乗っかってくるのには参りました。

 

そんな大騒ぎの屋根裏部屋に、

やってきたのはレノ神父です。

 

エリカに言い忘れたことがある、と言うのです。

きょとんとするエリカ。

曰く、

修道院をやめさせたのはエリカを嫌ってではないということ。

エリカの明るさと破天荒なデタラメさを

神父もシスターたちも愛していたということ。

いつでも教会に遊びに来て欲しいということ。

 

エリカは喜び、神父に礼を言いましたが、

なーんでそれを最初から伝えてあげなかったんだ!!

と私は頭を抱えるのでした……。

大変だったんだからな、今回!!!!

 

 

場面は変わって、作戦司令室です。

ジャン班長が司令室に組み込んだのは、

妖力を探知する「特製レーダー」。

紅蘭作のこのレーダーで、

敵の本拠地を探すことができるようになったのです!

今回は紅蘭の技術者としての腕が光る回だなあ!

 

作動したレーダーが指し示したのは、

セーヌ川の中洲部分にある「シテ島」の、

ノートルダム寺院の地下部分でした。

ついに最終決戦だね、とグラン・マ。

私としては寝耳に水です。

えっ? もう最終決戦なの?!

というぐらいの気分でおりますが、

そうか本拠地だもんな……!!

巴里華撃団の女の子たちの方が、

私なんかよりずっと覚悟が決まっています。

 

常に戦いの覚悟はできている!

と勇ましく言うグリシーヌに、呼応する面々。

 

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▲ロベリア、やっぱり君エリカのこと相当好きだよな?

 

巴里の平和は俺たちが守る。

最終決戦を前に、みんながひとつになった瞬間でした。

 

 

第八話もようやく幕引きです。

巴里華撃団の課題だったチームワークも、

新たな敵に立ち向かえるだけの新たな力も手に入れて、

ようやく英気を養えたというところでしょうか。

ここまで長かったなあ……。

 

ですが、まだ何もかも解決というわけにはいかないようです。

エリカが一人、自分の手のひらを

恐ろしげに見つめていました。

 

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▲己の力を恐れている

 

自分の持っている強大な力について

まったくの無自覚だったエリカ。

この力に、まだ何か秘密があるというのでしょうか?

まだまだ波乱含みの予感です。

 

第九話に続きます。