サクラ大戦プレイ日記

DC初心者が20周年を迎えたサクラ大戦をプレイ

【3】第九話その3 ずっと好きだった!

 

さぁ、いよいよヒロイン決定だ。

気を引き締めて、第九話その3です。

 

 

グラン・マが副隊長を選ぶよう言った理由は2つ。

ひとつは、決戦に際し

大神を補佐する人間が必要だということ。

ひとつは、万が一、大神が倒れたときのため……でした。

大神は納得して頷きますが、

もうだめだ、何もかもフラグに聞こえてくる。

前回の記事にも書きましたが、

3に関しては、先行きが本当に不安で仕方がないのです。

 

グラン・マは、副隊長候補となっている

3人の顔写真を並べました。

グラン・マの台詞から察するに、

上から信頼度の高い順に3人が

ここで選出されているようです。

私の前に並べられたのは、

エリカ、コクリコ、グリシーヌの3人の写真でした。

 

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▲ついにこの時が来た……。

 

LIPSが発生し、

「はい、わかりました」と唾を飲み込みつつ返答。

グラン・マの信頼度が上がります。

なお、このとき選ばれた者は、単に副隊長を務めるだけではありません。

副隊長は、大神がいずれ日本に戻ることになったとき、

この巴里華撃団の責任者となるのです。

このことは、副隊長に任命した者へ

大神から直接伝えるようにと告げられました。

いよいよ責任重大だ!

 

グラン・マが去り、

テーブルの上の写真を前にダブルLIPSが始まりました。

エリカか、コクリコか、グリシーヌか?

きっと選ぶものによって、

巴里華撃団の色も変わってくるのだろうな。

なんて、そんなことを考えつつ選びました。

 

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副隊長は、エリカくんです。

 

さすがに3作品目ともなると、

誰でEDを迎えようか、というのは

早々に考え始めていました。

気に入った子を狙って、EDを迎えるようにしようかな、とか。

しかしまあ、当然のことながら、

一話一話進めるごとに、自分の中の

好きなキャラランキングがブレッブレになるんですよね。(笑)

当然嫌いなキャラなんていなくって、

となると誰にしようかなんて決められるわけがありません。

 

そうして最終的に、

「じゃあもう仕方ない、選択肢の結果に従おう」

と、そういう結論に落ち着いたわけです。 

思うがままに行動して、LIPS選択して、

その結果一番上位だった子にしようと。

 

途中までは、エリカとグリシーヌとコクリコが

入れ代わり立ち代わり

信頼度のトップを飾っていたのですが、

最後にメイン回のあったエリカくんが強かったですね。

花火くんやロベリアの信頼度を上げようと

頑張ってみたこともありましたが、

結局2人が3位以上に食い込むことはありませんでした。

 

 

まさかヒロインが副隊長に、

さらには巴里花組の責任者になるとは思っていなかったので

ちょっとの不安もありますが(笑)

 エリカくんはきっと、一生懸命、

立派に務めてくれることでしょう。

 

 

さぁ、エリカくんを副隊長に任命したことを

本人に伝えましょう!

エリカくんをシャノワールの外へ彼女を連れ出して、

副隊長任命について単刀直入に伝えます。

 

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▲なんだその反応!(笑)

 

エリカくんならもっと喜ぶかと思ったのに。

エリカくんは、第七、八話くらいからでしょうか。

変に自分を卑下するので

なんだかいっそ可笑しく感じてしまいます(笑)

ドジだし、おっちょこちょいだし、

またみんなに迷惑をかけたら……と

畳み掛けるように言ってくるのが、

なんだか可愛くって、笑ってしまうんですよね、

本人にとっては大真面目で大問題なんですから

とても表には出せませんが。

画面の向こうでよかったなあ(笑)

もしかしたら今までにも、表に出していなかっただけで

ずっとそう思っていたのかもしれませんが、

コレもある意味「素直になってくれている」という

デレの一種なのだと思いましょう。

 

大神がこんこんと説き伏せて、

「俺のパートナーになってくれ」と

口説いたところで、ようやくエリカが笑顔になりました。

すごい台詞だな大神よ。まるでプロポーズだ。

 

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▲照れるエリカ

 

しかし残酷なことに、

大神はいつかは日本に帰らなければなりません。

LIPSが発生し、

「それはできない」と首を振りました。

驚くエリカに、いつかは巴里を離れること、

大神がいなくなった後の巴里華撃団を

エリカに任せたいことを伝えます。

 

絶句するエリカくん。

そして、彼女はついに、我慢できなくなったとでも

言わんばかりにすがりついて来たのです。

 

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▲告白うわぁあああぁあ!!!?!!!?

 

この好きはLOVEでだよね、

LIKEじゃなくてLOVEでいいよね、いいよなあ?!

好きだったからこそ、

パートナーに選んでくれた嬉しさがはじけ、

でもずっと一緒にはいられないという切なさが押し寄せてきます。

なんて罪な男なんだ大神一郎

エリカくんの恋心があまりにも切ない。

しかし、品のない感想で恐縮ですが、

だからこそたまらん。

 

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▲スクショが選びきれなかったので載せておきます

 

上の、エリカくんの細めた目の潤み具合とか、

下の、2人ともが目を伏せた絵とか、

どっちもいい。いいですね。

 

大神が巴里にいる間、立派に副隊長を務めるから、

巴里にいる間だけでも

わたしのことを大切にしてほしい……。

そんなエリカくんの台詞が

あまりにも健気すぎて、

マジで罪悪感が湧き上がってきます。

女の子にここまで言わせてお前……お前……

いいのか大神……。

 

そのとき、携帯キネマトロンの呼び出し音が鳴って

一気に現実に引き戻されました。

 

▼織姫からの連絡あり。至急作戦指令室に戻れ▼

 

(ここで初めて、今まで

 作戦指令室を誤字していたことに気がつく私です。

 以後「指令室」と表記します)

 

 

作戦指令室に戻って、

織姫から内偵の報告を受け取りました。

敵のアジトの場所は、

やはり紅蘭特製の妖力レーダーが示していた通り

ノートルダム寺院の真下、

地下部分にあるようです。

 

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▲優秀な隊員たちだ

 

そうと分かれば長居は無用とばかりに、

大神は2人に脱出するよう命じます。

しかしレニと織姫は、

さらなる情報を集めるために

偵察を続けると言います。

だめだ、早く帰ってこい、と大神が言うのも聞かず、

一方的に通信を切られてしまいました。

 

 

2人のことは心配ですが、

こちらもこちらで動くしかありません。

巴里華撃団も、いよいよ敵本拠地へ向けて出撃です!!

エリカを副隊長に任命したことを

みんなに告げて、

出撃命令のLIPSが発生します。

「エリカくん、準備はいいか!」

 

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▲エリカくんの勇ましい号令を聞くことができた

 

さぁ、この戦いで

すべての決着をつけに行きましょう!!

 

 

 

出撃ムービーののち、

巴里華撃団はノートルダム寺院へ到着しました。

ノートルダム寺院で待ち受けていたのはレオンです。

レオンはレニと織姫を捕らえており、

さらに、あらかじめ仕掛けていた罠で

巴里華撃団を妖力の檻に閉じ込めてしまいます。

 

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▲捕らわれたレニと織姫

 

このまま、オプスキュールの復活のときまで

身動きの取れない状態となりかけたそのとき、

レニと織姫のもたらしてくれた情報によって、

妖力の檻の壊し方は判明しました。

 

しかし、オプスキュールの復活、そして

レオンの攻撃を受けた2人がやられてしまうまで

一刻の猶予もありません。

 

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▲早く2人を救出しなければ!

 

ここからは戦闘フェイズです。

 

 

その4に続きます。

 

【3】第九話その2 カウントダウン

 

第九話その2はムービーから。

巴里の上空を覆った暗雲。

それを切り裂くようにして現れた異形の兵器を、

大神が見上げています。

 

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▲あからさまに禍々しい!!

 

巨大兵器は、足のように突き出た先端から光線を発射し、

巴里の街を一瞬にして焼き尽くし、

破壊していきます。

石畳が吹き飛び、家が崩壊する映像がなんともショッキングで

呆然としてしまいます。

たぶんこの映像見てるとき口開いてたな。

燃え上がった家は次の瞬間には

結晶のようなものに覆われ、

巴里の美しい街並みは一面

無彩色な灰色になってしまいました。

 

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▲一変した巴里を見下ろすカルマール

 

せっかく復活させた部下も

もうレオンだけだというのに、

カルマールは全く気にする様子がありませんね。

巴里の無残な姿にカルマールは上機嫌、

レオンは巨大兵器の威力に圧倒されています。

あの巨大兵器の名は、

「空中砲台・オプスキュール」というようです。

都市に満ちる妖力を利用している、

という辺りは、1、2にも似通ったものを感じますが、

巴里の街に妖力が満ちた原因とは

一体なんなのでしょうか?

 

3は、シリーズの今までの作品と比べて

敵や敵の目的が見えづらいように思います。

1、2では、割と序盤のうちから

敵の全体像が見えていたのに対し、

 

3はそもそも蒸気獣ってなんなんだ?というところすら

未だに分かっていません。

(私がフラグを見逃していないかぎりは……。)

 

そのせいか、今回の敵たちには何か空恐ろしいものを感じ、

戦闘中も常にモヤモヤと考えながら戦っています。

1の天海や、2の京極のように

「わっはっはー!帝都よ滅べー!人間よ滅べー!」

と盛大にやっていてくれれば、

こちらも「やったらー!」と元気よく言えたのですが……。

 

あのピエロの少年についても、

なんとなく人間に敵意を持っていそうなこと以外

全く謎のままですし、不安だなあ……。 

 

空中砲台・オプスキュールは、

強力な光線を放って巴里の街を破壊したのち、

上昇して再び黒雲の中に姿を消しました。

 

次の攻撃に備え、妖力の充填をするようです。

カルマールはレオンに対し、

妖力を吸収し終える明日の日の出まで

巴里華撃団を妨害し

時間を稼ぐよう命じるのでした。

 

 

さて、そんな敵陣営の様子を偵察する

2つの人影があります。

 

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▲この見覚えのありまくる後ろ姿は!!

 

帝都からまた、

頼もしい助っ人がやってきてくれたようですね!

 

 

一方、作戦司令室では被害状況の確認が行われていました。

先のオプスキュールの攻撃により、

巴里の4つの地域が壊滅。

怪我人こそいないものの、

このままでは巴里の街が全滅してしまいます。

LIPSが発生し、

「よし、すぐに出撃だ!」と号令すると、

グリシーヌとロベリアの信頼度が上がります。

勇んだ一同ですが、

そこへ飛び込んできたカタコトの女性の声、

冷静に分析する声があります!

 

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▲帝都花組最後のメンバー、織姫とレニだ!!

 

ついに帝都花組が全員、

巴里を訪れてくれたことになります。

LIPSが発生し、

「あいかわらずだな」と声をかけると、

織姫がにっこり。早く本題に入ろう、とレニが急かすのも

本当にあいかわらずです。

 

エリカが、他の帝都メンバーにしていたように

飛びかかるようにして2人に挨拶をして、

少し気分が和みます。

織姫の「近所のおバカ」という表現もよかったですが、

レニのあまりに薄く釣れない反応に

エリカが困惑していたのには笑いました(笑)

 

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▲さすがのエリカもこの反応(笑)

 

2では信頼度変化の効果音が鳴らなくて

それこそ困惑したものですね。

あとから「音が鳴っていないだけで実は変化しているよ」

と言われたときには、

そうだったのかと崩れ落ちたものです……。

 

閑話休題

国こそ違いますが、同じ貴族同士

織姫とグリシーヌはそれぞれの家名に覚えがあるようです。

グリシーヌを見た織姫が、

ジャジャホースという独特の表現で挑発するので

LIPSで「ケンカしに来たのか」とたしなめます。

なおジャジャホースって表現の仕方はとても好きです。

織姫を注意すると、

グリシーヌの信頼度が上がりました。

「隊長に免じて」って台詞がグッときたなー!

今更ながら、ほんとに認めてもらえてるんだなーって思いました。

日本人風情がー!と言わんばかりに

吠えたくられていた頃のことを思うと、

本当に喜ばしい限りです。嬉しいね。

 

レニと織姫を呼んだのはグラン・マでした。

2人は、レニが読唇術で得た情報を

巴里華撃団にもたらしてくれます。

レニは万能だなあ……。

ここで、「どくしんじゅつ?」と首を傾げたのはコクリコです。

LIPSが発生し、「唇の動きで話の内容を読む」ことだと

正しく教えてやりました。

コクリコの信頼度が上がります。

 

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▲織姫ってこんなルー語みたいな喋り方だっけ……?w

 

この後、シテ島に潜入するつもりだという2人。

危険だと大神やエリカが止めるも、

織姫やレニは大神に偵察を命ぜられるのを待っています。

ここでLIPSが発生しますが……

やはり、そんな危険な命令を下すわけにはいきません。

「だめだ」と首を振りましたが、

レニも織姫も頑固でした。

 

どうしても偵察に行くと言って聞きませんが、

メタ的に考えると、どうしたってフラグです。

嫌な予感しかしませんが、

結局レニと織姫を偵察に送り出すことになりました。

レニは道具室で偵察の準備、織姫は楽屋で一休みした後、

偵察に出発するようです。

 

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▲微笑んだ顔がすんげーかわいい

 

明日の日の出は約13時間後。

その間、巴里華撃団は待機です。

ここで選択肢が表示され、

レニと織姫の様子を見に行くことができます。

順番に様子を見に行きましょう。

 

 

まずは道具室のレニから。

エリカ、コクリコ、そしてなんとロベリアも一緒にいて、

偵察の準備を手伝っているようです。

タイミングLIPSが発生し、

思わず「ロ、ロベリアも手伝ってるのか?」を選択すると、

大神は「悪いものでも食べたのか?」と

余分な一言まで付け加えて尋ねてくれます(笑)

ロベリアはうるさいなとばかりにはぐらかしてきますが、

実際のところは、レニと何か勝負をして負けて、

その罰としてか、こうして手伝いをしているようでした(笑)

 

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▲ぼやくロベリア

 

そうして素直に手伝ってる辺りかわいいですよね(笑)

 

荷造りを手伝う最中、

レニの無表情っぷりが気になっていた様子のコクリコ。

しかし、2での経験を経てよい方向に変化したレニは、

きちんと感情を表現することもできる子です。

ありがとう、と微笑んだレニの笑顔を、

みんなが口々に褒めてくれて、

なぜだか私も嬉しくなりました。

その様子を眺める大神も微笑ましそうにしているので、

二重にほっこりしますね。

 

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▲みんなに取り囲まれ、照れるレニ

 

 

次に、楽屋の織姫くんに会いに行くと、

グリシーヌと花火が日本の伝統的なダンスを

教わっているところでした。

日本舞踊か、次点阿波踊りか盆踊りか?と思いきや、

織姫が「てんてこ舞いでーす!」と

自信たっぷりに言うので笑顔が引きつる。(笑)

しかし、花火くんとグリシーヌが

大真面目に習っているので

なんともツッコミがたい雰囲気です。

 

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▲花火くんの大真面目なボケはツッコミづらすぎる

 

タイミングLIPSが発生し、

「そうだな、俺も教えてもらうか」とせめて言うと、

グリシーヌが意気揚々として

踊りを教えてくれ、信頼度が上がりました。

そのとき、織姫が種明かしをして

グリシーヌがまた怒り出すハメになるのですが……

織姫、わかってやってたのかよ!!

君がやると冗談か本気かわかんねえよ!!w

 

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グリシーヌくっそかわいいwwww

 

さりげなーく腕を取って擦り寄ってくる織姫くんもかわいいが、

グリシーヌの怒り顔がかわいすぎてやばい。

ここで私は気が付きました。

そうだ、3にはギャグ顔成分が足りねえ!!!!

そういえば私はジト目ハンターだったのだと

自分の使命を思い出させてくれました。

ありがとう織姫くん、ありがとうグリシーヌ!!

 

織姫くんが巴里華撃団のメンバー

(というか、主にグリシーヌ)をからかってばかりいたのも、

大神が彼女たちと仲良くしていたのに

嫉妬していたからだと知ることができました。

ここで「仲良くしてるのが面白くなかった」と

素直に言えちゃうのが織姫くんのかわいさだよなあ。

 

 

2人と話もできたところで、

大神も仮眠を取ることになりました。

そこで見たのは、いつものピエロの夢……

しかし、いつもと様子が違います。

「あの時道を間違えていなければ……」

ピエロの意味深な台詞とともに流れた映像は、

この回の冒頭、

高台から見下ろしていたはずの

 オプスキュールの一度目の攻撃の際の光景です。

あのとき見たのと違うのは、

破壊される街の中に巴里の人々が避難せずにいること、

人や家々を巻き込む炎や爆発のただなかに

大神もいることです。

まさしく悪夢でした。

 

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▲降り注ぐ光線を見上げる大神

 

 

 

悪夢から目覚めた時点で、

日の出まであと4時間というところまで迫っていました。

そのとき、作戦司令室に現れたグラン・マは

決戦を前に、大神にある決断を迫ります。

グラン・マに告げられたのは、

「巴里華撃団の副隊長を任命すること」でした。

 

その3に続きます。

 

 

 

 

【3】第九話その1 守るべきもの、それぞれの心

 

最終決戦を目前に控え、ドキドキの第九話です。

 

 

第九話は、美しく抜けるような青空の下の

シテ島ノートルダム寺院から始まります。

画面はノートルダム寺院から

炎にまかれる巴里の街に移り変わり、

敵の想像以上の戦力を回想していきます。

回想の主は、会議室に集まる男たちでした。

 

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▲男たちに訴えるグラン・マ

 

この人々は、帝都で言うところの賢人機関のようなものなのでしょう。

巴里の行く末を憂う男たちに、

「大丈夫です」と力強く言ったグラン・マは、

巴里華撃団のシテ島への出撃の許可を得て

シャノワールに戻ってきました。

『準備ができ次第、巴里華撃団はシテ島へ上陸。』

ついに敵本拠地へ、総攻撃を仕掛けるのです。

 

作戦司令室でグラン・マからの報告を受け、

奮起したのはグリシーヌ、

不安がったのは花火やコクリコです。

LIPSが発生し、「大丈夫だ、心配するな」と声をかけると

後者の2人の信頼度が上がります。

いざとなったら、前回のように

エリカが大活躍してくれるだろうとロベリアが言いましたが、

応えるエリカはなんだか歯切れの悪い様子でした。

 

戦いに備え、巴里全域には

「大地震のため」とカモフラージュされた情報で

避難命令が出されています。

街の避難状況を見回るよう命ぜられた一同は、

ばらばらに散っていきました。

 

見回りに行く前に、大神はエレベーターで

エリカを捕まえて話を聞くことになります。

 

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▲急に発現した自分の力を恐れるエリカ

 

 

エリカは、自分の力を制御しきれず

誰かを傷つけやしないかと不安がっているのでした。

LIPSが発生し、

「まっすぐな心があれば大丈夫」と

エリカを励まします。

自分より何より先に、他人のことを思いやり心配する、

エリカくんのその純粋な気持ちがあれば大丈夫だよ!

そんな気持ちで選択すると、

エリカは微笑み、信頼度が上がりました。

いつもの通り、エレベーターの扉に激突するドジをやらかしつつ

元気よく飛び出していったエリカくん。

これで本当に大丈夫……なのかな?

 

 

街の見回りのため、ここからは自由行動です。

きっと、巴里花組の面々は

自分に縁の深いところにいると予想し、

人の多そうなところ、それから

隊員たちに縁のありそうな場所を狙って回ってみます。

 

 

 

市場(イベントキャッチ)→誰もいない市場を寂しがるコクリコ

戦いが終わればみんな戻ってくる、と励ましたとき、

どこからともなく猫の鳴き声がします。

どうやら飼い主とはぐれてしまったようですね。

 

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▲動物と接するときのコクリコの母性はすごい

 

LIPSが発生し、「コクリコなら安心だ」と言うと、

コクリコの信頼度が大きく上がりました。

この子は僕が守るよ、というコクリコの台詞が

頼もしくも温かいですね。

猫の仮の名前は、「一番好きな人の名前をつける」

とコクリコ。

そのときには、どんな名前か教えてくれなかったのですが……。

猫が逃げ出そうとするのを捕まえたとき、

その猫の仮の名が「イチロー」であることを知ります。

 

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▲思わぬ接近に頬を染めるコクリコ

 

目の前にある「一番好きな人」の顔に

頬を染めるコクリコ。

ただただかわいい!!!!

一際幼く見える、この戸惑った顔ったらない。

この健気な少女の可愛らしい恋心に

全く気がついていない大神は

どうした?ときょとんとしていますが、

どうした?じゃないんだよ!

お前の向こう脛蹴飛ばしてやりたいな!!

……まぁ、大神のこういう鈍感さゆえに発生するイベントが

コクリコのような純粋な乙女の恋心をくすぐるのかもしれません。

 

 

公園(イベントキャッチ)→川べりの欄干に腰掛けるロベリア

バーの辺りで会えるかと思っていたのに、

こんなところにいるとは。

野良犬だって逃げ出している、と

公園の避難状況を大神に伝えるロベリア。

どうやら、人がいなくなった街に金目のものが残っていないかと

そういう場所ばかり回っていたらしいのですが、

今こうして公園にいるところを見ると

真面目に仕事してたんじゃないかな……と私は思います。

 

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▲本当なら刑務所にいたはずなのに……とつぶやく

 

口調は皮肉げながら、表情は柔らかいし、

声もなんとなく軽やかに聞こえます。

LIPSが発生し、

「俺がいなくてさびしかったのか?」とからかうと

信頼度が大きく上がりました。

ハハハ!と上げた軽やかな笑い声が屈託なくて、

バカだからか?と何度となくかけられた台詞にも

なんだか親しみを感じます。

一方的かもしれませんが(笑)

ロベリアとの関係もいつの間にか変化したんだなあ、

と感じさせられました。

いつぞやなんか、ロベリアの行動に対して

「たたっ斬るぞ!」というような場面もあったのにね。

 

yon-sakura1234play.hatenablog.com

 

刑務所の中と外を比較して、

外である「こっちの世界」に

大事なものができちまったと微笑むロベリア。

 

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▲良い顔してるなあ

 

最後には「なんてな!」と誤魔化していましたが、

すべてロベリアの本心なのでしょうね。

 

 

サーカス→団員も動物たちもみんな避難しているようだ。

第二話以降、このサーカスは健全にやれているのかな。

誰もいないと思ったところで、

現れたのはいつぞやコクリコに優しい言葉をかけていた

宝石商のロランスさんでした。

久しぶりだなあ!それこそ第二話ぶりじゃないですか!

こんなところで何をしているのかと思ったら、

彼はコクリコを探しているのでした。

近くの避難所にも姿がなく

心配してくれていたのです。

シャノワールのみんなと避難している、と

嘘を織り交ぜた情報を大神が伝えると

ロランスさんはほっとしたようでした。

コクリコのことを頼むと言われ、

「わかりました、お任せください」と素直にLIPSで返します。

ロランスさんが避難所へ向かったのを見送り、

次の場所へ向かいます。

 

 

レストラン(イベントキャッチ)→見周りをするグリシーヌ

この近辺にも人はいないらしい。

次の場所へ移動する前に、グリシーヌに問いかけられました。

グリシーヌにとっての巴里は、

ブルーメール家の名に置いて守らねばならない土地ですが、

異邦人である大神にとってはなんなのか?と。

LIPSによって、「かけがえのない第二の故郷だよ」と

返すと、グリシーヌの信頼度が大きく上がります。

大神の巴里を愛する気持ちに、

グリシーヌは安心したようでした。

 

この負けられない戦いを前に、

巴里の街を守り抜くことを

グリシーヌの斧に誓います。

斧の柄に2人で手をかけて、誓いの言葉を口にする2人。

未来を誓い合う儀式にしては

少々色気がなさすぎるか? いえいえそんなことはありません。

 

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▲大神の右手はグリシーヌの手に重ねられている

 

「……私のことも守れ。」

私も貴公のことを守ると、

あとからそっと付け加えられた条項に、

大神はもちろんと頷きました。

グリシーヌ、乙女でしたなあ~。くらっときちゃうな……。

 

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▲グリシーヌは勇ましい戦友であり、守るべき一人の乙女だ

 

 

教会(イベントキャッチ)→十字架を前に祈りを捧げるエリカ

 

エリカくんはドジですが、

決して頭の悪い子でないことは

今までのことで十二分に分かっています。

誰より思慮深く情け深く、

現実を真摯に見つめているからこそ、

常に天真爛漫元気いっぱいなエリカくんがいるのです。

 

つぶやかれる祈りの言葉の中に、

「もしかしたら死ぬかもしれない」という台詞があって

内臓が少し冷えます。

 

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▲それすら使命だと言うエリカ

 

LIPSが発生し、「俺たちは負けはしない」と

今一度エリカを励ましました。

エリカの信頼度が大きく上がります。

 

一緒に祈りを捧げて欲しい、と言ったエリカは、

大神と並んで、改めて祈りを捧げます。

 

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▲大神は何を祈ったんだろう?

 

大切な人を守りたいというエリカの気持ちは大切ですが、

そのためならこの命を捧げてもかまわない、

と言うのだけは同意できません。

みんなで生きて帰ってきてこそなんだよ、エリカくん!!

「大切な人?」と尋ねる大神に、

真っ黒な髪の優しい人だと、

エリカは照れたように笑うのでした。

 

 

墓場→フィリップの墓に花を手向ける花火くん

 

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▲フィリップに最後のお別れをしに来たのだと言う

 

君もそんなことを言うのか、と私崩れ落ちそう。

これには、大神もすぐさま反応して

「最後じゃない、俺たちは帰ってくるんだ」と

花火に訴えかけてくれましたが。

そうだよな、彼女たちは大神のような軍人ではないし、

人と戦うのに慣れたメンバーも多くはありません。

死ぬかもしれないという気持ち、

戦いを前に不安に思う気持ちを持つ方が

自然なくらいなんですよね……。

 

墓の前に立ち、大神もフィリップに対し

LIPSで声をかけます。

「花火くんは俺が守ります」

そう誓うと、花火の信頼度が上がります。

 

これでひとまず、メインメンバーには全員

会うことができましたね。

 

 

カフェ→誰もいない。いつもの店員さんも無事に避難したかな

 

 

大神のアパート→キネマトロンで通信ができる

ここに関しては、

「キネマトロンで通信ができるから

もっと使ってみるといい」と教わった部分です。

キネマトロンで会話ができるシーンは

これまでにもたくさんあった?ようなので

周回する内に見てみたいなあ……と思いつつ、

周波数を「13510」に合わせます。

すると、通信に出てくれたのはマリアでした。

巴里と帝都で通信ができるなんて、

と驚きながらも、微笑み喜んでくれるマリア。

 

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▲マリアの顔を見ると安心するな……

 

巴里の強大な妖力反応は、

遠く離れた帝都でもキャッチできたようです。

紅蘭、カンナも通信に参加してきて、

口々に巴里の様子を心配してくれます。

総攻撃を仕掛けることになったと告げると、

マリアが注意を促してくれ、

LIPSで「慎重に作戦を行うよ」と頷きました。

なにせ巴里の都と、

巴里花組のみんなの命を預かっています。

 

クリアデータを合体していたためか、

マリアとカンナからは

一言多く激励の言葉を貰うことができました。

うーん、ズキュンときた……表現が古いか。

通信を終えると、キネマトロンに

帝国華撃団のショートカットが追加されました。

 

 

日本大使館→残業中の迫水大使

こんなときまで残業してる場合か!!

冗談めかして笑った迫水さんを大神が一喝すると、

迫水さんは一転、厳しい顔つきになります。

彼もまた、巴里をもし守れなかったら……と

恐れている一人なのでした。

LIPSが発生し、「俺たちに任せてください」と胸を叩きます。

迫水さんの信頼度が上がりました。

おっちゃんともあんまり絡めなかったなあ、

周回するときにはよろしくな。

 

 

テルトル広場→逃げ遅れた子どもを保護するメルくんとシーくん

君たちも見回りに出ていたのか。

泣き疲れて眠ってしまった子どもを抱えながら、

メルくんもシーくんも、

不安げな表情を隠しきれずにいます。

 

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▲不安な気持ちはみんな同じなんだな

 

LIPSが発生し、「俺たちの任務は笑顔を作ること」

と返すと、シーくんの信頼度が大アップ、

メルくんの信頼度もアップします。

2人の声が多少なりとも明るくなったのでよかった。

 

 

シャノワール→最後に回るならここでしょう。

グラン・マとジャン班長がいて、

大神を激励してくれました。

励まされるとともに、2人の思いも、同時に託されます。

 

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▲サクラ1、2でも共通するテーマのような気がします

 

帝都も何度焼かれぶち壊され、

ひっそりと静まり返ったことか。

しかし、戦いが終わった後には、

人々の笑顔が帝劇に集まっていました。

巴里もきっと同じです。

 

愛する人を失った心の傷はずっと残る。

グラン・マのが大神の肩に手をかけて言った台詞に、

失った大切な人のことを思い出します。

 

もちろん、街が無事で済めば

それに越したことはありません。

故郷や家、思い出を失うことだって、

時として大切な人を失うことと同じくらい

つらいことなのです。

例えば、帝劇を失ったら?

シャノワールを失ったら?

家にも、それらが連なってできる街並みにも、

積み重ねた歴史があり思い出があります。

 

 

LIPSが発生し、「俺たちで未来を作りましょう!」と

今度は逆に激励するような気持ちで

グラン・マに訴えます。

すると、グラン・マとジャンの信頼度が大きく上がりました。

 

 

自由行動はここで終了です。

直後、携帯キネマトロンが鳴り響き、

短な文章が送信されてきます。

 

ノートルダムに異常あり。注意せよ▼

 

作戦司令室に向かおうとしていた大神ですが、

ノートルダム寺院が見える場所へと急行します。

 

ムービーが始まり、巴里の街を見下ろす大神の頭上に

瞬く間に暗雲が立ち込めました。

 

 

その2に続きます。